テーマ:ワイン大好き!(30782)
カテゴリ:日本ワイン
先日のベトナム料理とワインの会のワインもこれで最後。やはり赤も欲しいという事で、何にするか悩んだのですが、ベーリーAの香りとの相性は面白そうとこちらにしてみました。 穂坂マスカット・ベーリーA2014。生産者はシャトー・メルシャンです。言わずと知れた日本最古参の造り手の一つで、山梨を拠点に様々なワインを手がけています。技術開発にも熱心で、きいろ香の発見にも大きく貢献していますね。近年では長野県のマリコヴィンヤードにも力を入れていますが、地元山梨のブドウももちろん大事にしています。こちらは、日照量が多く寒暖差も大きい、山梨の名産地穂坂地区のブドウを用いたワインです。 セパージュは、勿論マスカット・ベーリーA100%。価格は2400円程度です。 色は黒紫。しっかりあって透明度も低い。 香りはカラメル+フォクシーの香ばしさがよく出ていました。らしいフォクシーフレーヴァーはありつつも、それが樽香と相まって甘さと香ばしさを感じるものに。また、紫の花、紫の根菜といった要素や、黒ベリー、赤ベリーのドライフルーツやジャム、さらにヤマモモジャムに熟したヤマモモといったフルーティさも。その他、茶色いスパイス、ヨードっぽさ、リンゴの皮?の様なニュアンスも感じられたでしょうか。 味わいはバランス型。柔らかくも暖かみのある果実味がアタックにありつつ、そこに明るい酸がすっと入ります。また、多少のこなれ感はありつつも存在感をまだ感じさせる渋味も後口にかけて印象を締めますね。ボディはミディアムくらいですが、相応のハリのあるもの。 会では、ゆで豚辺りから空けました。といいますのも、魚介系の臭いのあるソースとの相性が面白そうだと考えたからです。 その狙いは当たりで、ソースの濃い旨みや塩気に対しベーリーAのトーンの低い果実味や渋み、ベリーフルーツや黒さを感じる香りが意外なほどに嵌り、さらに後口に残る臭みもキレイに流してくれました。今回一番面白いマリアージュだったと言えそうです。 その他、牛肉のブドウの葉巻きや鶏肉と言ったものにはまあ間違いなく噛み合いますし、意外と面白かったのがカレーで、カレーの甘みとワインの果実味がいいのは勿論、スパイシ―さに対してワインのフォクシー感が行けます。 ワインとしてはさすがの完成度だなあと。フォクシーやフルーティさ等ベーリーAらしさがありつつも、樽香との馴染み方が非常にキレイでした。また、ボディ感や果実味とのバランスもバッチリです。 ただ、それがこういったスパイシーさや特徴のある香りとよく合うというのが非常に面白かったです。やはりアジアで生まれたブドウ、その辺との相性では欧州やアメリカのものより一日の長があるのかもしれません。 【正規品】シャトー・メルシャン 穂坂マスカット・ベーリーA '14国産ワイン/赤ワイン/日本のワイン/日本ワイン/辛口/フルボディ/750ml/メルシャン【希少品・取り寄せ品】 楽天内にも投稿時時点で取り扱いのあるお店は多いです。こちらは岡山のヒグチワインさんで、2480円です。 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2019年04月05日 23時53分14秒
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