テーマ:ワイン大好き!(30782)
カテゴリ:ドイツワイン
今回は、イベント等の記事で暫く中断していました昨年のドイツワイン試飲会のワインの続きです。 アナ・キュヴェ・W・クルト・カビネット・トロッケン2017。生産者ザンクト・アナガルテンはドイツ南部、ヴュルテンベルク地方のワイナリーです。1972年創業という比較的新しい造り手ですが、石灰質やコイパーと言った土壌の畑で、ブルグンダー系品種やレンベルガー=ブラウフレンキッシュなどをビオロジックで栽培しています。 セパージュは、リースリング70%とグラウブルグンダー30%です。価格は2500円程度。 色は極薄い黄色程度で、淡いものです。 香りはハチミツ的な甘いニュアンスが微かに出つつ、マスカット系の要素や、黄色や緑の柑橘、軽いリンゴっぽさ、それに南国フルーツといったフルーティさがしっかり感じられます。また、白い花や、少々の白コショウ的なスパイシーさや土っぽさも。その他、ハーブや微かな白い石など。 味わいはトロッケンと言う事でしっかり辛口。メインの要素としては酸で、アタックからしっかり、小さな果実系のフレッシュなそれが口いっぱいに広がります。果実味は繊細なもので、酸の後から付いてきつつじわじわと広がり、後口にかけては酸と共に収束するといった印象でした。また、その後口には軽い苦みも。ボディはライト。柔らかかつ滑らかな質感。 食事に合わせるなら、コールドミートなどにもいいでしょうが、これはやはり和食でしょうね。 刺身、お寿司なら白身魚やエビイカ辺りなんか間違いなさそう。また、緑のものとも良さそうで、菜の花のお浸しや山菜の天ぷらと言ったものにも面白そうです。 他にも、出汁との相性も期待値高そうで、レンコン饅頭の椀物なども試してみたいところですし、もう少し手軽に明石焼きというのもアリかも。 フレッシュ爽やかでフルーティ、それでいてハリのある酸味を感じるドイツの辛口らしいワインでしたが、その中にスパイシーさがちらりと見えたりと、それだけではない個性も感じさせてくれるワインでもありました。 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2019年04月15日 22時40分06秒
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