テーマ:ワイン大好き!(30782)
カテゴリ:フランスワイン
いよいよ7月も終わりが近づいてきましたが6月のリースリングと和食の会のワイン、続いてはフランス・アルザスのものになります。 リースリング・キュヴェ・テオ2017。生産者ドメーヌ・ヴァインバックはその始まりを1612年まで遡ることが出来るという歴史ある作り手です。今では多くの新しい造り手も登場しているアルザスですが、ヴァインバックはヒューゲル、トリンバックとともに当地を代表する生産者と言えるでしょう。ただ、実は1998年からビオディナミを一部導入し、2005年には全面移行していたりも。 本ワインに付けられている「テオ」と言う名前は、ワイナリーの現所有者ファレール家の二代目で、ヴァインバックは勿論、アルザスワイン全体の向上に大きく貢献したテオ氏へのオマージュです。価格は4800円程度。 色はしっかり黄色です。ツヤ感も少々。 香りはフルーティさしっかりで、青リンゴやリンゴ、白桃黄桃、軽い洋ナシやカリンといったものに、レモンやグレープフルーツ、微かなオレンジやレモンピールといった柑橘っぽさが加わります。また、蜜っぽさもあり甘いニュアンスをよく感じる華やかなものでした。ただ、勿論それだけではなく濡れた石的なミネラリーさを感じさせる要素や白コショウなどの乾いたスパイス、それに乾燥ハーブっぽさなども。 味わいは、結構しっかり果実味のインパクトがあります。ただ、そこは流石と言うべきかしっとり系も強さのある酸が入りバランスの良さを感じさせます。ボディはミディアム位ですが、硬質乍ら角ばる感じでは無い質感が、エキス分のあるボリューム感と相まって奥行きや深さ、スケール感と言ったものと丸さの双方を感じさせます。 会では、鮎の塩焼きの辺りから飲み始めました。 鮎との相性もまずまず。意外に、脂や香ばしさと言った部分よりも、身の旨みそのものとワインの果実味や酸が噛み合うような印象でした。 天ぷらとは、やはりズッキーニの甘みが好相性。そこに、揚げてあることでの香ばしさや油のコクが加わり、ワインのボリューム感とも馴染んでくれました。 その他、タコの土佐酢の旨みや、鰻の香ばしさと言ったものとも悪く無い感じで、存在感のあるワインですが和食との組み合わせも無難にこなしてくれました。 味わいのバランス、香りの華やかさ、そしてスケール感を感じさせる質感と、名門ドメーヌがワイナリーの歴史上の重要人物の名前を付けているだけの事はあるワインでした。 ただ、今回のものは2017ヴィンテージと言う事で勿論まだまだ若いです。現段階でも美味しく飲めますが、これが5年、10年…と熟成すると、またハチミツっぽさが強まるなど素晴らしいところを見せてくれそうです。 リースリング キュヴェ テオ[2017]ドメーヌ ヴァインバック(750ml)白/フランス・アルザス同一ワイン12本以上で3%現金割引キャンペーン 楽天内にも投稿時時点で取り扱いがいくつかあります。こちらは4707円と少しお手頃。 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2019年07月27日 01時41分17秒
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