テーマ:ワイン大好き!(30782)
カテゴリ:ニュージーランドワイン
7月の岡山ワイン協会ワイン会はニュージーランドがテーマでしたが、今回はその際に気に入ったワインです。 ザ・スプリングス・ピノ・ノワール2018。生産者サザン・バンダリー・ワインズはノースカンタベリー、ワイパラ地区にあるワイナリーです。元々当地で4世代にわたりブドウ栽培を行っていたそうですが、2016年に自社ワイナリーを設立しました。65haの畑を持ち、ピノの他ソーヴィニヨン・ブランやリースリングなどを栽培していますが、畑ではサスティナブル農法を実践しています。一方、それだけ手を掛けつつも、非常に手頃な価格帯でワインを販売している事でも有名な生産者です。 このザ・スプリングスは、その中でも更にお値打ちなレンジになります。価格は、なんと高くても1600円程度! 色は鮮やかなルビーカラー。透明度も高いです。 香りはブルーベリー、ラズベリー、クランベリーなど、赤や青のベリーフルーツ、さらにそれらのジャムと言った要素がよく出ており、さらにルバーブジャムのような雰囲気も少々。そこに、トーストっぽい香ばしさが加わります。さらに、茶色いスパイスや黒コショウ、黒土、少々のグリーンハーブ、赤や紫の花といったニュアンスもあったでしょうか。 味わいはフレッシュ。果実味の印象がしっかりありつつも、それに拮抗する、明るく量の多い乳酸系の酸がキッチリ感じられます。渋みは味わいの中盤から後口にかけてジワリと口の中に広がる感じで、割と印象はあります。ボディは流石にライト。しなやかで柔らかな質感でした。 フルーティさがありそのままでも楽しいですが、やはり食事との相性もいいです。 ローストビーフをつまみますと、ワインの華やかさが丁度ソース的になりますし、それでいて意外とある渋みや酸味のおかげで旨みを引き出しつつサッパリいただくこともできます。ただ、タマネギの茶色いソースが付いていたのでそれを掛けますと、味わいちょっと負け気味になったかもしれません。 鶏肉はやはり手堅く、照り焼きを合わせましたが肉の旨みや脂に合うのは勿論、ワインのしなやかさと肉の繊維質な質感も噛み合いますし、照り焼きの甘辛い味わいも、ワインの果実味に丁度良かったです。 加えて、カツオの叩きにもバッチリ。カツオの鉄っぽい旨みや叩きにすることでの香ばしさに、よく馴染んでいました。 ニュージーランドのピノは3000円前後から、くらいの感覚はもう古いようですね。この価格帯でこれだけしっかり「ニュージーランドのピノ」を感じられる銘柄があるというのは驚きでした。 サザン バンダリー ザ スプリングス ピノ ノワール 750ml ニュージーランド 赤 楽天内での投稿時現在(9月26日)の最安値は…なんと1175円!ハーフではなくフルボトルでこの値段と言うのは衝撃的。 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2019年09月26日 23時22分34秒
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