テーマ:ワイン大好き!(30782)
カテゴリ:日本ワイン
7月に行いましたワイナロマで遊ぶ会のワインも今回で最後。Mに続いての日本ワインです。 TOMOE小公子・マスカット・ベーリーA2017。生産者は広島三次ワイナリーです。その名の通り広島県三次市にあるワイナリーで、近くには運動公園や美術館、大きな物産館などもある、三次市を中心とした周囲の観光拠点ともなっています。その一方で、地元原料を用いたTOMOEシリーズは比較的手にしやすい価格帯の銘柄が多いながらも高品質で、中国地方を代表するワイナリーとして以前から知られています。 セパージュは小公子とマスカット・ベーリーAですが比率は不明です。価格は、3000円程度。 色はしっかり黒いです。ヤマブドウ系の小公子のおかげでしょうね。 香りは、フルーティな印象が前に出ており、イチゴやラズベリーのドライフルーツ、あるいはそれらを含めた赤ベリー各種のコンポート、それにヤマモモのような印象も受けました。また、ワイナロマと照合してみますと、カシス、プラムと言った所がしっくりいきました。その他、カカオ、カンゾウ、ヘーゼルナッツあたりも当てはまりますね。個人的にはトマトや金時人参の雰囲気もあったように思いました。 味わいは、果実味のアタックが、勿論前回のピノ・タージュほどではなくあくまで優しいものですが、しっかりありました。そこに、ヤマブドウ系らしい明るい酸が渋みを伴いつつ表れてきてバランスを取ります。旨みのようなものも感じられたでしょうか。ボディはやはりミディアムくらいではありますが、柔らかさやまろやかさのあるものです。 会では、最後に開けましたのでラザニアと合わせましたが、相性は良かったです。 やはり、トマト系のソースや使われている挽き肉、それにチーズのコクや甘味と言ったものに、ワインの果実感が合いますし、加えて、小公子由来と思しき明るい酸がそのコクに丁度いいアクセント、バランス感をもたらしてくれる感じでした。 柔らかいワインですが、トマト系でもある程度しっかり肉料理に合わせて行けそうです。 ワイナロマを使う際、ベーリーAやヤマブドウ系の香りの要素を是非調べてみたいと思っていましたが、本数の関係などで両方をアッサンブラージュしたものになりましたが、赤いフルーツ感の強さはベーリーA、カンゾウなどのスパイスは小公子から来ているのかなと。それらの要素をワイナロマではっきり認識できたのは良かったです。 ただ、このワインは両者のいいところを上手く一体化させ、癖の部分は抑えた非常に優しくフルーティなスタイルに仕上がってはいました。 TOMOE小公子 マスカット・ベーリーA 2017 750ml 赤ワイン 広島三次ワイナリー 日本ワイン 楽天内では、現時点で2か所扱いがありました。こちらは流石地元のお店、2970円と3000円以下です。 さて、そんな広島三次ワイナリーさんにもご参加いただいてのイベントを12月1日に東京で開催いたします! 宜しければ是非遊びに来て下さいね。詳細はこちらをご覧ください。 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2019年10月05日 13時39分23秒
コメント(0) | コメントを書く
[日本ワイン] カテゴリの最新記事
|
|