テーマ:ワイン大好き!(30782)
カテゴリ:ドイツワイン
ドイツワインイベントでの赤ワイン、今回もアッサンブラージュ系です。 ヴィルト・ウント・ヴァイン・トロッケン2016。生産者はフィア・ヤーレスツァイテン醸造協同組合です。このイベントではこちらのワインがいくつか出ていましたが、どれもコストパフォーマンスにも優れた面白いワインでした。1900年設立、組合員の畑の総面積は370haにも上るそうで、多彩な品種を手がけているところも大きいでしょうね。 セパージュは、レンベルガー、シュペートブルグンダー、ドルンフェルダーの3種。ただ、使用品種や比率は年によって違うそう。価格は2700円程度。 色は明るいルビーカラー。透明度も十分です。 香りは茶色いスパイス的なニュアンスがよく出ており、シナモンや八角、丁子などを感じます。また、ビャクダンや若干のお香的な気配も。加えて、キノコや腐葉土といった要素もあったでしょうか。勿論、そういった複雑さだけでなく、プラムやザクロ、赤ベリー、赤ベリーのコンポートといったフルーツ感も出ています。また、赤い花っぽさも感じられました。 味わいは、柔らかくも真っ直ぐな印象の果実味と、明るい乳酸系の酸が一体感をもって感じられるバランスの良いもの。ただ、若干果実味が勝る感じで、後口にかけて印象を残します。渋みはアタックの果実味+酸に続いてグッと出ますが、後口には残らずすっと消えます。ボディはミディアム位で、柔らかさとそれなりの密度感がありました。 ヴィルト=ワイルドと言う事で、ジビエ料理を意識して造られたワインだそうです。 ガッツリフザンタージュされたキジや、血を使ったシヴェなどにはちょっと負けそうですが、ウサギやヤマバト、ライチョウ、シカなど、ジビエらしい力はあるものの、割とあっさり食べられるお肉、あるいはあっさり目の調理法のものならば合わせられそうではあります。香りの華やかさが効くのかなと。 或いは、シシ鍋など、和風のジビエ料理ならより合わせやすいかも。味噌を使ったものでも、結構填まりそうな気配はしました。 特徴的なスパイシーさが、やはりジビエ料理の為のワインといった所なのでしょうね。一度合わせてみたいところです。エチケットにもシカなどが描かれていますね。 ただ、しなやかなワインではありますので、ブリ大根やカツオの叩きなど、案外魚系でも行けるのではないかなあとも感じました。 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2019年10月19日 12時24分43秒
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