テーマ:ワイン大好き!(30782)
カテゴリ:ドイツワイン
ドイツワインイベントでのワインも今回で最後。パンチの利いた雰囲気の赤になります。 666メタル・ワインズ・ブラック・ヒルズ2014。生産者F・E・ショットはナーエのヴァルハウゼンにあるワイナリーです。創業としては1959年ですが、その起源は500年以上前と言う老舗。所有畑は21ヘクタールで、様々な品種を手がける家族経営の造り手です。本ワインは特徴的なエチケットと名前ですが、これは醸造家がメタルバンドをやっているからだそう。 セパージュは、カベルネ・ソーヴィニョン、カベルネ・フラン、そして、メインの品種としてドゥンケルフェルダーというポルトギーザーとタンテュリエの交配種が使わています。価格は6600円程度。 色はガーネット系で、赤さがあります。 香りは、しっかり樽熟させているとの事で、ロースト、コーヒー、ナッツ、カラメルといった要素が出ています。そこに、プラムや若干の梅、黒ベリー、チェリー、カシス、それに少々の赤ベリージャムといったフルーティさが加わります。また、スパイシーさもしっかりで、黒コショウや、シナモン、丁子など茶色いそれがよく感じられます。その他、若干の下草や杉の木のようなニュアンスもあったでしょうか。 味わいは、柔らかな果実味が、しかしメインの要素としてふわっと広がりつつ、そこにしっとりした酸が入ってきているといった感じ。渋みは割と優しく、舌触りにはタンニンが感じられるものの出方としては果実味や酸と調和したものとなっています。ボディはミディアムフルくらいで、クリアーな質感でした。 食事に合わせるなら、これこそジビエに良さそう。シカなどの脂の少ない赤身系でもいいでしょうし、しっかり熟成させたもの、血のニュアンスがあるものなどでもしっかりした樽香と黒いフルーツ感が受け止めてくれそうです。 他にも、ゴボウなどの根菜系も面白そうですし、ビーフシチューなどデミグラスソース、それもちょっとビターな感じに仕上げてあるもの等にも合わせてみたいところ。 フルボディと言う紹介で、メタル感のあるラベルですが、そこはやはりドイツワインと言うべきかしなやかさや柔らかさのあるワインでした。樽香も出ていますがフルーティさとバランスのいいもので、総じて力強さはあるもののキレイなスタイルだったかなあと。 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2019年10月19日 13時39分50秒
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