テーマ:ワイン大好き!(30781)
カテゴリ:日本ワイン
9月の県庁通りワンナイトバーで飲んだワイン、もう1つは日本ワイン、それも岡山のものになります。 ルージュ.1 2018生産者コルトラーダは岡山県新見市の造り手です。Wine&Grain Coltradaという名前の通り、ワインの他穀物手掛けられており黒大豆なども栽培されています。畑では必要最低限の薬剤のみの使用に抑えた、自然派なブドウ栽培を志向されています。醸造施設はまだ持たれておらず、委託醸造のようですが、醸造面でもそういった造りとなっているようです。 セパージュは、メルロー主体でカベルネ・ソーヴィニョンとカベルネ・フランを加えたものとなります。価格は3520円。 色はエッジにこそ赤が見えますが、やや紫がかったかんじがありつつもしっかり赤黒いです。透明度も無し。 香りはシナモンやクローヴといった茶色いスパイス感がよく出ており、少々のナッツっぽさも。フルーツ感としましては、赤ベリーや黒ベリー、それにチェリー、そして、それらのジャムやコンポート、更にプラムといった結構しっかり目のものが感じられました。その他、チョコレートっぽさや、若干のバルサミコのニュアンスもあったでしょうか。 味わいは意外なほどの果実味のアタックがあり、明らかにメインの要素となっています。酸はしっとり系のもので果実味に随伴しながら出てくるといった所で、味わいのバランスはその酸と、こちらの中々存在感のある渋みが取っているという感じ。後口にかけて収斂味もありますね。ボディはミディアム位ですが、目の詰まった、というか固さを感じさせるものでした。 イベントではおでんをつまみながら飲みましたが、相性はこれが意外と悪く無く。 出汁の旨みがワインの果実感をマッチしつつ、柔らかく感じさせてくれる感じでした。タネとしましては、やはり牛筋はよく合い、肉の風味や旨みに対しワインの黒いフルーツ感や、果実味渋みが馴染みます。また、こんにゃくともまずまずで、その風味とワインの黒果実感やスパイシーさが行けますね。 こちらのワインは、昨年のヴィンテージ(メルロー100%でした)を飲んでおり、優しいながら、時間経過でメルローっぽさがよく出てくる、といった印象でした。 しかし、今回のものは結構ガツンと力のある感じで、アルコール度数も13度あるとの事でしたが、それに似合った果実味や香りだったように思います。かなり糖度の上った、完熟したヴィンテージだったようで、今後リリースされる樽熟もの等も興味深いところです。 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2019年10月23日 19時32分02秒
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