テーマ:ワイン大好き!(30782)
カテゴリ:泡モノ!
10月に行いました日本シードルの飲み比べ会で飲んだシードル、先ずは広島県のものからです。 マルマルド・ブリュット2018。生産者は福山わいん工房です。広島県福山市の駅からもそう遠くない商店街にある、中国地方初の都市型ワイナリーになります。地元産の原料や、県内他地域、それに山梨のブドウなどを用いて主にスパークリングを手がけられていますが、こちらは広島県庄原市の高野という地域のリンゴを用いたシードルです。 リンゴの品種としてはふじになります。価格は、1870円程度。 色は淡い黄色くらい。オリがあり、それが舞うと濁ります。 泡は田舎方式で造られているとあって、柔らかくもキメ細やかです。 香りは、酵母っぽさや白い花のニュアンスがありますが、リンゴの香りがはっきりと出ています。完熟した赤いリンゴのフレッシュ感や、リンゴの皮のそれといったものがよく感じられました。 味わいは、果実感はかなり繊細なもので、そこに丸く優しい、その繊細な果実味に似合った酸が加わる辛口なものでした。ただ、スッキリも滑らかさのある質感や泡のおかげか、ドライ!という感じではなく、みずみずしい雰囲気のあるものでもあります。 会では最初に開けたので、前菜盛り合わせと合わせました。 どれとも相性が良く、中でもスモークサーモンとは、その脂を適度に流しつつうまみを際立たせてくれますし、サーモンの穏やかな塩気とシードルの繊細な果実感、それにリンゴの香りともよく馴染んでいました。 チーズやハムも、チーズはまろやかさとリンゴの香りが、ハムとは泡の量感とやはり香りの面の相性の良さがありました。 以前のヴィンテージも飲んだことがありましたが、その時はより酵母感が強く、リンゴの雰囲気はそれほどでもないといった所でした。今回は、はっきりとリンゴが現れており、それが優しい辛口の味わいと相まって、参加者の方々の評判も上々の1本でした。 [2018] マルマルド ブリュット 750ml / 福山わいん工房 [広島] MalumArdo brut [O-9] 広島でリンゴが採れるという事自体あまり岡山では知られていないのかなと。その辺の面白さもあったように思います。 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2019年11月03日 03時32分02秒
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