テーマ:ワイン大好き!(30782)
カテゴリ:泡モノ!
10月の日本シードル飲み比べ会のシードル、続いては長野県産。 飯綱シードル2017。生産者はサンクゼールです。長野県の飯綱町にあり、ワインやシードルに加え、地元の果物を使った加工食品を手がけています。久世福商店でもお馴染みですね。スタートは、ペンション経営時代に作った手造りリンゴジャムだったそうで、飯綱町はリンゴ処という事もあり、地元のリンゴへのこだわりは強いそう。 使用されているリンゴは、イギリス系の調理用リンゴであるブラムリーとふじ。価格は1800円程度。 色はツヤのある薄い黄色。 泡は瓶内二次発酵のおかげか勢いがあります。ただ、キメはやはり細かいですね。 香りは白い花や赤いリンゴ、それにどこかにオレンジやオレンジピールを思わせる柑橘的な雰囲気などありましたが、開けたては若干硫黄のような気配も。時間経過でその硫黄っぽさは消え、奥からリンゴ、それも赤ではなく青リンゴの爽やかなニュアンスが現れてきました。 味わいは甘口。飲む順番を間違えたかなとも思いましたが、べったり甘いというものではなく、穏やかながらも感じられる酸や、泡の勢いもあってフレッシュさやシャープさを感じさせる口当たり、そして、時間経過で現れる青リンゴっぽさもあり、とーたつバランスとしてはフレッシュさのあるものだったかなと。 会では、前菜、ガレットのところで飲みました。 前菜に関しては、サーモンとの相性は福山のマルマルドに譲りますが、ハムやチーズとの相性は非常によかったです。 ハムの塩気と旨みにほのかに甘い味わいがいいですし、肉のモッチリした質感に対し、泡の勢いのある質感が映えます。チーズとは、やはりクリーミーさにはちょっと甘味のあるものがいいようで、まろやかな美味しさが感じられました。 ガレットとの相性は思いのほかよく、使われているママカリの酸味やオレンジの香り甘み酸味、トマトの酸味甘味とも良かったです。 シードルといいますと、海外のものは結構甘味のあるものもありますが、日本産は辛口が多い印象でした。こちらは甘みのあるもので、そういう意味では個人的には結構珍しかったかも。ただ、甘いといいましても上記の通りフレッシュなもので、食事にも合わせやすいタイプではないかなと。むしろ開けてから香りが開くまで時間がかかるので、早く飲み過ぎないようにしないといけませんね。 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2019年11月03日 04時52分54秒
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