テーマ:ワイン大好き!(30782)
カテゴリ:日本ワイン
11月の日墺飲み比べ会のワイン、今回から赤です。先ずは日本のツヴァイゲルトから。 こことあるシリーズ ツヴァイゲルト2016。こことあるシリーズは、北海道岩見沢の10Rワイナリーで、ココファームとも縁深いブルース・ガットラヴ氏が醸造したワインをココファームが販売しているブランドになります。ということで、使用されているブドウは北海道産。余市登の、中川農園と小西農園という二つのブドウ園のものだそう。醗酵には野生酵母使用。 価格は、3500円程度です。 色は赤黒い中に紫感のあるもの。中々しっかりしており、透明度も低いです。 香りはベリー感がよく出ていますが、黒ベリーっぽさがありつつも赤ベリーやそのコンポートといったものがメイン。他に、カシスなども感じられたでしょうか。そこに、軽いナッツっぽさや焼きイモ、焼き栗といった香ばしさのあるニュアンスや、丁子やシナモンといった茶色いスパイス、お香といったオリエンタルスパイス系の雰囲気、スミレ、紅茶、革、チョコやココアといった要素が加わります。 味わいは、アタックに果実味が広がりますがそれは柔らかで優しいもの。むしろメインは酸で、太く明るいものがその果実味の真ん中にどんと鎮座します。渋みはほんのりと、しかし確かな存在感を持って後口にかけて広がります。ボディはミディアムフル。しなやか、まろやか、なめらか、といったところ。 会では、パスタとメインのところで飲みました。 どちらも相性はよく、パスタとは阿波尾鶏の食感や旨み、それにソースのクリーミーさにワインの酸や仄かな渋味、そして香りのフルーティさが馴染んでくれます。 メインの豚肉とは、その牛とは違う穏やかな旨みや脂に、ワインの酸味基調のしなやかな味わいがバッチリ噛み合うといった印象で、香りの面でもスパイシーさが肉の味わいを華やかに盛り上げてくれました。 北海道という冷涼な環境もあってか、ツヴァイゲルトのイメージとはちょっと違う、非常にキレイなワインでした。ただ、よく出来ているのも確かで、ツヴァイゲルトにこういう可能性があるのかという事を感じさせてくれる1本でした。 ツヴァイゲルト [2016] ココ ファーム ワイナリー(こことあるシリーズ) ( 赤ワイン ) [tp] 楽天内にもいくつか取り扱いがあります。こちらは3565円。 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2019年12月08日 22時55分16秒
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