テーマ:ワイン大好き!(30781)
カテゴリ:イタリアワイン
今回はイタリアワインです。日経ワインセミナーの際の2番目の赤の生産者のものになります。 キアンティ・クラシコ・リゼルヴァ2016。生産者はラ・サラです。トスカーナのグレーヴェ・イン・キアンティにあるワイナリーで、その起源は1260年にまで遡るという歴史ある作り手です。その歴史の中で、メディチ家御用達となったこともありました。畑は150~350メートルのところにあり、サンジョヴェーゼを中心に、メルローやカベルネ・ソーヴィニヨンなどを手掛けるようです。 セパージュは、サンジョヴェーゼ90%にカベルネ・ソーヴィニヨン10%。価格は不明です。実は、セミナーの後主催の方と飲んだ際に、残ったものを分けていただきました。輸入は高島屋がオリジナルで少ししていたようですが、ワイナリーとしては今日本に売り込みたいようとのことでした。 色は紫感のある赤黒。透明度は無しといっていいレベル。 香りはスミレなど紫の花を思わせるものがありつつ、プラムやプルーンといった色の濃いフルーツ、赤ベリーやブルーベリーのコンポートないしジャムといったしっかりしたフルーツ香が出ます。その他、茶色いスパイスや黒コショウ、それに若干の赤コショウといったスパイスや、遠くに少々の乾燥ハーブ。また、微かに焼きイモ的香ばしさを伴う甘いニュアンスや、ヨードっぽさもあったでしょうか。 味わいは、アタックには果実味がキッチリ広がりますが、流石の明るい乳酸系の酸が入りバランスの良さを感じます。渋みは後口にかけてピッとアクセント的に感じられました。ボディはミディアム。丸く、滑らかさを感じる質感でした。 最近スーパーでよく見かけるので、鴨のローストをつまんでみましたがこれはやはりバッチリ。鴨の脂とワインの果実感やスパイシーさ、渋みが相まってうまみが増しますし、肉の方の鉄っぽい旨みにも間違いありません。 また、面白かったのが鰤の塩焼き。脂ののったブリの旨みに、ワインの果実味がいいですし、香りの華やかさも、ブリのしっかりした味わいと香りがよく受け止めてくれました。 その他、レバニラ炒めなんかにも合ったりして、懐の広さを見せてくれました。 このワインも、トスカーナの魅力をよく感じさせてくれるワインでした、そして、この食事との相性の幅広さもかなり高ポイントだなと。日本で今現在買えるのかはわかりませんが、近いうち扱う所が出てきてもおかしくはないかと思います。 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2019年12月15日 01時56分16秒
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