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ワインヲタ入門生のチラシの裏

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2019年12月15日
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カテゴリ:イタリアワイン
  • KIMG5007.JPG

今回も、日経ワインセミナーで飲んだ生産者のワインです。キアンティのさらに上のレンジになります。
キアンティ・クラシコ・グラン・セレツィオーネ2015。このワインのブドウはラ・サラのもつ畑の中でもより標高の高い、310m以上のエリアのものが使われているそうで、グラン・セレツィオーネの名前の通り1.5haのシングルヴィンヤードの選りすぐりのものになります。土壌としてはアルベレーゼ石灰岩やシスト、それにキアンティ独特の砂岩が広がっており、沖積世以来のミネラルに富んだものとなっています。
セパージュは、サンジョヴェーゼ100%。価格はこちらも不明です。

はガーネット系。赤黒くはありますがそこまで濃くは無く、透明度も程々にあります。

香りはバニラの印象がふわっと香り、それに続いてラズベリー等の赤ベリーのジャム、チェリー、チェリージャム、それにドライプルーンといったしっかりしたフルーツ香の印象があります。また、スミレや赤い花といった気配はこのワインにも感じられました。その他、やはり茶色いスパイスやドライハーブ、コショウなどの要素、それに少々のキノコっぽさなどもあったでしょうか。

味わいはフルーティです。明確な果実味のアタックがあり、それが後口まで存在感を残します。そこに、しっとりとした乳酸系の酸が寄り添います。渋みは結構感じられ、中盤から後口にかけては確かな主張があります。ボディはフルに近いミディアムといった所。滑らかかつまろやかな口当たりでした。

このワインにも、やはり鴨のローストを合わせてみるとバッチリ。鴨の脂に対しては、このワインのしっかりした味わい、特に渋みがよりはっきり出ていることで相性が非常に良かったですね。勿論、肉の旨み塩気にも行けます。
こう書きますと肉に合わせて何ぼのワインかな、と思いますが、面白かったのがサワラの叩き。この時期のサワラは脂も乗ってより美味しくなりますが、それに醤油をかけただけのものをつまんでみますと、タタキにしてあることでの皮目の香ばしさを伴うサワラの香りにワインのスパイシーさやフローラル感が妙に行けますし、フルーティさも醤油と喧嘩せず。そして、魚の脂ののった味わいはワインの果実感にぴったりだったり。意外な発見でした。

流石に上級レンジだけあり、各要素がしっかりしつつも調和しており、スケール感、熟成可能性を感じさせてくれる1本でした。そんな赤ワインとサワラの叩きがよく合ったというのも面白いところです。
恐らく、日本に輸入して販売となりますと5000円クラスになるのでしょうが、ポップなラベルと、それとは裏腹な本格派の味わいはなかなか魅力的ではあります。

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最終更新日  2019年12月15日 22時01分17秒
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