テーマ:ワイン大好き!(30782)
カテゴリ:日本ワイン
さて、大分間が空いてしまいましたが、今回から1月のラトリエあべさんでのワイン会のワインです。先ずはシャルドネから。 N・シャルドネ2018。生産者はくらむぼんワインです。山梨県勝沼にあるワイナリーで、築130年の古民家を使った建物が風情のある佇まいです。以前は山梨ワインと言う名前で、スタートも1913年からとワイナリー自体の歴史もありますが、ワイン法制定に合わせて名前をくらむぼんワインに変更、新たにスタートを切られました。無施肥不起耕、化学肥料や殺虫剤を使わない草生栽培で、醸造においても最小限の濾過に止める造りをされています。 N・シャルドネは、生産者野沢さんのイニシャルを冠するNシリーズの1つで、以前は七俵地と言う名前でリリースされていました。価格は3600円程度 色は薄めながらもツヤ感のある黄色。また、少々の濁りもあったでしょうか。 香りは軽く酵母や吟醸香的な雰囲気もありつつ、メロンやグレープフルーツ、オレンジ、リンゴ、洋ナシといった華やかなフルーツ香がよく出ています。またナッツや蜜、トウモロコシ、カスタード、焼きイモ、バタースカッチといった、樽熟シャルドネらしい要素もバッチリ。 味わいはやや辛口表記ですが、香りに似合った果実味がしっかり、といった程度。酸はまったりしっとりといった所で、そこまで鮮烈な感じではありません。全体的にまろやかですが、ミネラル感はあり、やや塩気を感じるほど。ボディはミディアム程度で、しなやかな質感です。 会では最初に飲み、マグロハム~イセエビのピカタ辺りまで合わせてみました。 マグロハムとの相性は悪くはありませんがそこまでマリアージュ!というほどでもなし。シャルドネと鮪は合わせやすいイメージでしたのでちょっと驚きでした。 アンコウのコンフィとは上々で、アンコウ自身の旨みや柔らかな食感にいいのは勿論、小松菜とあさりのソースともいいですね。アサリの旨みはよく噛み合う感じでした。 タカアシガニのクレープは、このワインと合わせた中では最もいい組み合わせでした。カニの香りや濃い旨みにワインの果実感やミネラリーさが合うのは勿論、クレープ生地のバターの風味や、上の焦がしたチーズの風味に、ワインの芳醇な香りがバッチリ。 イセエビもいい感じで、エビの甘み旨みにワインの果実味がやはり寄り添ってくれましたし、ピカタ生地のアーモンドの軽いニュアンスとも行けます。 柔らかでしなやかなところもありますが、樽熟芳醇なシャルドネの魅力をバッチリ楽しませてくれるワインでした。このワインなら、和食とも面白いでしょうが、こういったフレンチには間違いなかったかなと。 また、ラトリエあべさんの様な、モダンで上品なスタイルのフレンチには勿論、もう少し豪快なビストロ料理などにもいいかもしれませんね。 山梨ワイン 白 やや辛口 中辛口 シャルドネ くらむぼんワイン N シャルドネ 720m 楽天内では投稿時現在1か所だけ扱いがあります。価格は3677円。色々なシャルドネのある価格帯ですが、欧州や新世界のものと飲み比べてみても面白そう。 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2020年02月24日 14時28分52秒
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