テーマ:ワイン大好き!(30782)
カテゴリ:日本ワイン
1月に行いましたラトリエあべさんでのワイン会のワイン、続いても白…ですが厳密にはオレンジワインです。 笛吹甲州グリ・ド・グリ2018。生産者はシャトー・メルシャンです。言わずと知れた日本最古のワイナリーの一つです。長野県のマリコヴィンヤードなど様々な土地のブドウを使ったワイン造りをしていますが、発祥の地であり最大の拠点はやはり山梨県勝沼。きいろ香の発見など様々な技術的な貢献も行ってきていますが、皮ごと醸すオレンジ甲州への取り組みも比較的早い段階からされているようです。 価格は2500円程度。 色はオレンジらしくしっかりしたものですが、ザ・オレンジと言うよりは甲州の果皮らしい少し灰色の雰囲気もあるもの。 香りは、やはり甲州らしい酵母っぽさが若干ですがふわりと薫ります。ただ、アプリコットやカリン、微かな赤ベリー、それにチェリーやアセロラといった色の濃い果実や小さな赤果実とったニュアンスがよく出ています。また、どこかリンゴ飴のような気配も。その他、バラやバニラ、若干の紅茶といったものも感じられました。 味わいは優しい果実味がアタックから拡がりつつ、明るい酸がビシッと入りバランスの良さを感じさせます。また、後口にかけては収斂味、渋みもしっかり。ボディはまあライトと言っていいものかと思いますが、それなりの密度感、しなやかな質感といったものは感じられました。 会では、イセエビの辺りから飲み始めました。 そのイセエビとの相性は中々で、エビの甘みにワインの果実感がいいのは勿論、ピカタ生地の風味とワインのフルーティさが合いますし、ワインの香りの奥にあるナッツっぽさ?のような雰囲気を引き出してくれたようにも思います。 次のアワビには流石に負けていました。 イノシシのラビオリとは、イノシシそのものにはやはり負け気味だったのですが、上に乗っていたクジラベーコンとはバッチリ。ベーコンの脂にワインの香りや渋みがいいですし、味わい的にも負けません。 フォアグラ大根とはバッチリで、ワインの華やかな香りとフルーティさが、貴腐ワインほどではないですが、その分あっさりしたお料理の味わいによく馴染んでくれました。 また、ヒラメのメインにも好相性で、ヒラメの旨みに噛み合うのは勿論。ブイヤベースの濃厚な味わいにも負けず果実味や香りがいいアクセントになってくれました。 オレンジワインではありますが、柔らかいスタイルでもあり、食事との相性を考えてもやはり白ワインの範疇にあるものだなあと言う印象でした。 ただ、甲州とフレンチの組み合わせを探るという事で、前回はスパークリングでしたが、オレンジも中々面白いのではないかなというマリアージュは見せてもらえました。 【最大888円クーポン】シャトーメルシャン笛吹甲州グリドグリ 750ml 白ワイン 日本ワイン 国産ワイン 長野 辛口 フルボディ ギフト 山梨県 長S 楽天内にも扱いはいくつかあります。こちらは2178円とかなりお安め。 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2020年02月24日 15時21分19秒
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