テーマ:ワイン大好き!(30780)
カテゴリ:日本ワイン
1月に行いましたNatan葡萄酒醸造所ワイン会のワイン、続いてもデラウェアになります。
樽デラ04。natansさんでは様々なスタイルのワインを作られていますが、こちらはデラウェアをアメリカンオークでしっかり熟成させたというものになります。デラウェアはアメリカ系品種ですし、そこにアメリカンオークと言うのは面白いアプローチだなと。ボトルは蝋封されていますが、使われている蜜蝋は地元池田町産とのこと。セパージュはデラウェア100%。こちらは山形県産です。価格は3740円ですが、これまたワイナリーさんでは完売のようです。 色はツヤのある黄色。ガッツリ樽熟との事ですが、そこまで色合いの方は濃いい!と言う感じではありませんね。 香りの方はガッツリ樽のニュアンス出ています。甘い木の香り、ココナッツ、ロースト香、ナッツといったものが感じられますが、デラウェアの香りもよく出ており、そのブドウの香りと馴染んでいます。加えて、蜜系の雰囲気もあり、この辺はより瓶熟が進むことでハチミツっぽさ等表れそうです。その他、白や黄色の花、南国フルーツ、遠くに少々のドライハーブなどあったでしょうか。また、時間経過で以外にオイリーな気配も感じられたように思います。 味わいは香りの華やかさに似合ったフルーティなアタックのあるものですが、やはりボディはライト。その上、度数は10.5%と低めですが、どこか芯のある、エキス分を感じるような質感はこのワイナリーならではなのでしょうか。ライトなりの膨らみというかまろやかさのようなものも感じましたが、その辺は香りの影響も大きいかもしれません。 会では前菜~魚のメインまでゆっくり飲んでみました。エビとの相性はこれまたよく、エビの甘みとワインの果実味、甲殻類の香りと樽のニュアンスはバッチリでした。 クロダイのポワレともやはり手堅く、魚の旨みともいいですし、皮の香ばしさや食感、それに添えられていたレンコンチップスのカリッと感や風味にも馴染みます。 ただ、思った以上にいい驚きをくれたのがスープで、カブの風味がよく出たポタージュと、ワインの香り、特にデラウェアと樽の噛み合った甘い雰囲気がマリアージュと言っていい組み合わせだったと感じました。 上記のとおり度数は10.5%しかなく、確かに高アルコールなワインと比べれば大人しいワインではあるのですが、それでも華やかさ、芯の強さを感じるワインでした。価格的にはワイナリーでも上のレンジになりますが、これは一度体験してみて損はない1本だったように思います。 特に、こういったワイン会でと言うのは、樽香が苦手な方でも試しやすいのではないかなと。そういった意味では、造りの面白さも含めてワイン会向きな1本でもありますね。 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2023年03月02日 21時04分23秒
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