テーマ:ワイン大好き!(30780)
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1月のNatan葡萄酒醸造所さんのワインの会、続いてはロゼ寄りのこの1本です。Faraday。こちらのワインは香川県の三豊市にあります白井の実ファームさんとのコラボで誕生したワインとの事。白井の実ファームさんは60年続く農園だそうで、香川県も瀬戸内の機構を活かしブドウ栽培が盛んな地域で、特に三豊周辺はブドウ造りも歴史がありますが、こちらもやはり専業農家となった際にはブドウ作りを行っておられたそうです。 セパージュはピオーネ、モンドブリエ、リュウキュウガネブですが、ワイナリーページに今年スタートキュヴェ、毎年比率は変わる、とあるように、今後も色々なスタイルでリリースされていくようです。 色はワイナリーページに「ロゼ寄り」とある通り、透明感がありバラ色的ですが、ややガーネットがかった印象も。 香りはピオーネ由来と思しきブドウの香りを中心に、赤系のベリーやそのドライフルーツっぽさ、赤い花、特に若干のバラの気配などあったでしょうか。また、そこに少々のキノコないし土?のような雰囲気やスイカ的なウリ科のニュアンスも加わります。その他、開けたては若干の還元的な要素、時間と共にスパイスやボタニカルを思わせるような要素も微かに。 味わいはやはりフルーティさのあるものですが、それがグッと前面にと言うよりは若干の渋味、旨みを伴うしっとりした酸とよくバランスの取れた丸いものでした。ただ、9.5%というこれまた軽めの度数でライトなボディに対してエキス分、ハリを感じる質感は特徴的ですね。 会ではクロダイのポワレのタイミングで飲みましたが、魚との相性はまずまずといった所。旨みとの引き合いは見られました。 寧ろよく嵌っていたのがレンコンチップスや、肉のメインに添えられていた人参のグラッセ。レンコンとは、ワインのエキス分とパリパリの食感、、それに揚がったレンコンの香ばしい風味といったものががっちり噛み合いますし、人参とはワインの果実味と人参の甘みが馴染みます。このワイン、根菜との相性がかなり良さそうです。 柔かい、フルーティなのに芯の強いワイン、というのがnatanさんの今の特徴なのだとすれば、それが今回飲んだ銘柄の中で最も顕著に表れていたのがこのワインだったように思います。 勿論、肉のメインのラムなどには負けてしまいましたが、滋味深いカツオの叩きやマグロの刺身など赤身の魚や鶏肉系、それに今回は合わせ損ねましたが甲殻類といった、脂は程々味わいシッカリ、といったものに色々合わせてみたいところです。また、3年5年と瓶熟成させた時にどう変化するのかも興味深いワインでした。 Faradayと言う名前は電磁誘導を発見した、ファラデー定数でお馴染みのあのファラデーから取っているそうで、白井の実ファームさんとの化学反応、今後のヴィンテージも楽しませてもらいたいところです。 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2023年03月02日 21時16分58秒
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