テーマ:ワイン大好き!(30780)
カテゴリ:ワイナリーへ行って来ました
前回のグレープシップのワインメーカーズディナーの際、主催してくださったプレヴナンさんから、「いずれグレープシップさんのワイナリー見学を企画したい」というお話がありました。
それがさっそく、今年の6月に実施されましたので当然参加させていただきました! グレープシップさんは倉敷市船穂の鶏尾という地区にあります。シェフの勉強として渡仏、ラ・グランド・コリーヌの大岡さんとワインづくりに出会い、その情熱を船穂でのマスカット・オブ・アレキサンドリア農家新規就農の募集を見たことで行動に移されました。2012年に就農、その後、2019年の委託醸造を経て2021年、この醸造所が完成しました。 着いたらまずは一杯ということで、ご用意いただいたのは、山本由伸投手で話題の岡山県備前市で自然派なビールづくりを営む、コチブルワリーさんのビール。やはり酒造りの哲学に近いものがあるようで、こちらのビールお好きだそう。加えて、melowのイエローラベルブルーラベルも飲ませていただくなどいきなりの大盤振る舞いをしていただいてしまいました。 こちらが醸造施設内部。周囲に溶け込む木造というのもこだわりの点だそうですが、グラビティフローのために中二階を設けておられるところもこだわった点だそうです。タンク類はあまり大きなものは使わず。積まれている白い箱は生食用マスカット・オブ・アレキサンドリアのものでした。1月のころよりも周囲のシャインマスカットへの植え替えは進んだようで、松井さんのアレキにおけるシェアはさらに増えたとのこと。 松井さんのお好みとしてはやはり高い度数や強い樽香というのは違う、とのことですが、決して木樽を用いていないわけではありません。ここセラーでグルナッシュや小公子といった赤ワイン、欧州系品種の白といったものを試飲させていただきました。 その際にも、やはりついた樽のニュアンスがちゃんと溶け込みこなれてから、自分がいいと思える状態になってからリリースするということへの思いをうかがえました。ちなみに、今回の試飲ではグルナッシュの赤が他の参加者の方々に大変人気でしたし、私も非常にきれいながら中身の詰まったワインだなと感じました。 ワイナリーは、やはり少し高いところにあります。丘陵地帯という感じですね。勿論畑は斜面です。 畑は南向き。土壌は主に砂壌土というものだそうで、水はけはかなり良いとのこと。斜度も結構あります。また、シラーなどは花崗岩土壌での栽培だそうです。 ただ、その分ゲリラ豪雨に見舞われたりしますと、土が流れてしまうなどの被害を受けることもあるのだとか。 奥がシラーなどの畑。自然派なアプローチですが、草取りなどはきっちり行います。ただ、ご家族だけでは広すぎるということで、地元福祉施設の障碍者の方々に依頼、業務として委託してもいるそうです。将来は、その施設オリジナルブランドとして、グレープシップで作ったワインを売ってもらうといったアイディアもあるそうで、地元との繋がりも重んじておられました。 ワイナリーはJR新倉敷駅が最寄りとはなりますが、タクシーで結構あるため、今回のようにイベントで、複数名でお邪魔させていただけたというのは大変ありがたい機会となりました。 また、ワイナリーでは貴重なお話を伺え、更に色々と、しっかりと試飲もさせていただけました。作り方的に量も難しい、毎年安定したブドウの比率、品質でのワインというのも難しいし、そことは違うことをしたいとおっしゃられていましたが、だからこそ、こうやって実際に試飲させていただけるのは本当に嬉しかったです。 グレープシップさん、主催のプレヴナンさん、今回はありがとうございました!ちなみに、画像は個人的に一番好みでしたOkie-Dokieという銘柄。爽やかなワインです。 おまけ:新倉敷駅に戻ったあと、お昼ご飯にしようということで何人かの参加者の方と駅から歩いて数分という立地の「麦や 田なべ」さんへ。人気のお蕎麦屋さんです。 十割そばが売りということで、トトロそばです。十割らしい蕎麦の風味がしっかり感じられ、甘みのあるものでしたが、あまりブツブツ切れる感じでもなくかなりなめらか。驚きでした。ごちそうさまです。 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2023年12月29日 03時37分22秒
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