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日々是思索（わさび日記）

[道徳] カテゴリの記事

全77件 (77件中 1-50件目)

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『新美南吉童話集』：千葉俊二・編

＜読書記録＞８月２４日（土）『新美南吉童話集』：千葉俊二・編（岩波文庫）今年生誕100年で盛り上がる新美南吉の童話集。僕の地元（知多半島）出身ということもあり小さいころからよく名前が出ていた童話作家。東の賢治、西の南吉といわれるほどの人物だ。でも、代表作「ごん狐」と「手袋を買いに」ぐらいしか知らなかったので、この童話集は彼のほかの作品を読めるいい機会となった。収録作品は以下の通り。「ごん狐」「手袋を買いに」「赤い蝋燭」「最後の胡弓弾き」「九助君の話」「屁」「うた時計」「ごんごろ鐘」「おじいさんのランプ」「牛をつないだ椿の木」「百姓の足、坊さんの足」「和太郎さんと牛」「花のき村と盗賊たち」「狐」「童話における物語性の喪失」文明の進歩とそれへの対応を描く「おじいさんのランプ」自分の仕事の大切さに気付く「百姓の足、坊さんの足」盗賊たちの個性が面白い「花のき村と盗賊たち」ほかにも考えさせられるものがたくさんあった。半田、成岩（ならわ）、岩滑新田（やなべしんでん）、大野町、武豊（たけとよ）など、昔よく足を運んだ地名が出てきて懐かしさも覚えた。

2013.08.25

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『レ・ミゼラブル』〔上・下〕ヴィクトル：ユゴー〔永山篤一・訳〕

＜読書記録＞４月２９日（月・祝）『レ・ミゼラブル』〔上・下〕ヴィクトル：ユゴー〔永山篤一・訳〕（角川文庫）フランス区革命後のフランス社会を舞台に物語が展開する。主人公のジャン：バルジャンが罪を背負い続けて、それを贖うために生きていく姿が何とも言えない。また、コゼットの人生を見て、苦労は報われると信じたくなった。名著だったけど、手が付けられないでいた作品だ。

2013.04.29

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『入門　朱子学と陽明学』

＜読書記録＞３月３１日（日）『入門　朱子学と陽明学』：小倉紀蔵（ちくま新書）孔子から出発した儒家の思想を発展させた両学派の相違点を論じる。特に心をどうとらえるかが重要なようだ。江戸時代、日本では朱子学が官学化され、武士の修めるべき学問となった。中国や朝鮮半島でも、官僚や支配者は朱子学を学び、統治の基本とした。そこには、心が澄み切った中で、正しい判断をすることが求められたためだ。私心をもって統治にあたるのは、政治にかかわるものがしてはいけないこと。さて、現在の日本はどうだろう。

2013.03.31

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『乙女の密告』

＜読書記録＞３月１３日（水）『乙女の密告』：赤染晶子（新潮文庫）外語大に通う主人公のみか子。課題として「アンネの日記」の暗唱が与えられる。アンネの言葉を通じ、人間だれもが、彼女を売った密告者になるうる存在であることが説かれる。ユダヤ人迫害は、密告と噂を楽しむように作られた人間の本能により長期間にわたって行われたと言える。ナチスの政策を新たな視点で考えるきっかけになった。

2013.03.13

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『十九歳の地図』

＜読書記録＞３月１１日（月）『十九歳の地図』：中上健次（河出文庫）この先自分はどうなるのか、もやもやしたものを抱えながら生きている青年期。今の自分の置かれている状況は、社会のせいなのか、それとも自分のせいなのか。はっきりしない時期だ。表面上は取り繕っていても、内面ではトゲトゲしていた10代～20代の自分が重なった。

2013.03.10

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『十字架』

＜読書記録＞２月１７日（日）『十字架』：重松清（講談社文庫）同級生のいじめによる自殺を経験した同級生たちと自殺した生徒の家族のものがたり。文章中にあった「ナイフの言葉」と「十字架の言葉」。胸に突き刺さる言葉が前者、こちらは痛みを感じるのは刺された瞬間だ。その一方で、後者は背負わされる言葉だ。背負わされるものがどれだけ大きくなっても、背負い続けなければならない。でも、背負いきる覚悟を持ったら、背中と足腰を鍛えなければならない。今まで、たくさんの人を傷つけたと思うし、恨まれてきたこともある。でも、生きるということは、背負うものが大きくなるにつれ、背中や足腰を鍛えていくことなのかもしれない。

2013.02.17

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『へたな人生論より夏目漱石』

＜読書記録＞１月１９日（土）『ヘタな人生論より夏目漱石』：本田有明（河出書房新社）生き方で迷った時、恋愛で臆病になったとき、自分の存在価値を見失いそうになったとき、そんなときに役立つ一冊。漱石も、ほんとは一生懸命に悩んでいたわけだし、小説中の人物も同様だ。なかでも、漱石の名作『こころ』の解説には現在も通じる友情と恋愛の関係が説かれていて面白い。

2013.01.19

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真っ向勝負

コーラとマヨネーズは赤いキャップのほうが美味い。これは真実だと思う。コーラは最近ＺＥＲＯなんてものがあるけれど、先日、それを飲んでいたら職場の先輩が、「往生際が悪い」と言われたので、それ以来真っ向勝負を挑んでいる。

2009.01.06

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恐らく真実２

極限までおしっこを我慢して放尿した瞬間は、エッチのときの発射よりも気持ちいい。

2008.10.01

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お恥ずかしながら

ちょっとエッチなサイトを覗いたらですね、定期的に変な画面が出てくるようになってしまったのです。どうすれば、その画面を消すことができるでしょうか？教えてください。

2008.08.23

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罰当たりです

昨年４月から、１時間４０分かけて電車通勤をしている。通勤時間は長いけど、メリットがないでもない。というのは、新聞や本がゆっくり読めること。結構いい勉強時間が作れている。先日、読む本がなかったので、久しぶりに写真週刊誌を買った。こういう雑誌につき物なのが、「袋とじ」。残念なことに、電車の中ではその部分は読めない。そこで、家に帰って、ドキドキしながら袋とじを開帳しようと思ったら、鋏がない。仕方なく、代わりになるものを探したら、少し薄手の板状のものを発見。それを使ってビリビリ。開けられて見えた内容はたいしたことはなかったが、その行為の後、僕は心を振るわせた。ご開帳に使ったのは、何と、学業成就のお札だったからだ。なんとも罰当たりな行為である。

2008.02.07

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妊婦さんのお腹

先日、産休をとっている職場の同僚女性が、職場に遊びに来た。お腹を見るともうパンパン。臨月を迎えているということ。あまりの大きさにびっくりして、お腹をじっと見つめていると、その同僚女性は、「わさびさん、将来のために触ってみる？」と言った。そこで、お言葉に甘えて触ってみると、ホントにパンパン。この中に赤ちゃんがいるのかと思うと不思議な感じがした。で、先週、無事に女の子が生まれたという知らせが入り、僕の机の周辺でも大盛り上がり。そんな中で、お腹を触らせてもらった、というと、その場にいた同僚女性が、「ちょっと、それっていいの？」と驚いた様子。「だって、触っていいっていわれたんだもん」釈明すると、「いくらいいっていわれても、触っていいのは旦那さんだけよ」「そうかぁ」と凹んでいるところに、「そんなニュアンスが分からないなら、早く結婚しなさい」とピシャリ。周りの人たちも、彼女の味方に……。「そうだ、そうだ」のオンパレード。ただ、触ってはいけないことに対しての「そうだ」なのか、結婚しろ、ということへの「そうだ」なのか、今でも判然としない。きっと、両方なんだな。

2008.02.03

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３・三・参

時々行く飯屋さんに、「御代わり自由」というものがある。先日も、ある豚カツ屋さんに入った。キャベツ、味噌汁、ご飯が御代わり自由。貧乏性の僕は、当然御代わりをするのだけれど、２杯目はお願いできても、３杯目は遠慮してしまうのである。「居候、三杯目にはそっと出し」そんな言葉が昔あったような。ちょっと考えてみると、この「３」という数字は何かの限界（基準）を示すものかも。「仏の顔も三度まで」「石の上にも三年」（これは３が含まれるようだけど……）そういえば、僕が学生の頃、先輩がこんなことを言っていた。それは、女の子をデートに誘って、三回目がＯＫだったら脈ありというもの。気がない場合、１回目は付き合い、２回目は前回の義理、３回目はその必要がなくなって、断るという論理だ。気があるなら、３回目もあるということになるようだ。ただ、「三顧の礼」という言葉もある。１回、２回と断っておいて、３回目でＯＫすると言う場合もあるわな。いずれにしても、この「３」という数字は大事にしたほうがよさそうだ。さて、来年立志をむかえる知り合いの女性がいる。彼女、３０を前に大人の女になるために自分のを改造しようとしている。今のままでも、十分いいのに……。３０というのも、何かの限界（基準）のようだ。

2007.11.27

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わがまま

好きな人にだからこそ、いえるもの。「わがまま」言われたほうは？それを可愛いと思ったり、ゆるせないと思ったり。「わがままは　男の罪」「それを許さないのは　女の罪」それって、ホント？許せるわがまま。それは、どこかに、「ごめんなさい」って気持ちが見えるもの。でも、この「ごめんなさい」が実は曲者で、厄介でもあるんだけど。

2007.11.22

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人は見た目が９割？

今日、出張先の近くで昼ごはんを食べようと思い、近くをウロウロしていたら、「ＴＶでおなじみ元プロボクサーがやってる店」という看板が目に入った。入り口には、コクのあるオリジナルスープとかでかいチキンカツとかなんやら宣伝文句が書かれていた。結局、このお店は、夜は居酒屋、昼間は定食屋をしているようだ。古い店内に入ると、誰もいない。昼時を過ぎているとはいえ、午後１時だ。大丈夫なのかなぁ。不安になっているところに、女将さんが「いらっしゃい」と声をかけてくれた。うーん、店の雰囲気には似合わない上品な声と身のこなし。ひょっとしていけるかも、と思い厨房のほうを見てみると、スキンヘッドのおじさんが後ろ向きでダクトの掃除中だった。適当に席に着くと、さっきの上品な女将さんが注文を聞きにきた。お店のお勧めはラーメン定食のようなのでそれを注文。厨房のおじさんが掃除する手を休め、こちらを振り返った。すると、なんとも厳つい顔でこちらを見た。さすがボクサー、眼光が鋭い。緊張していると、そのおじさんは、「はいよ」と鈴のなるような声で答えたかと思うと、ニコリと笑ったのだ。吉本だと椅子から転げ落ちるところだ。人は見た目が９割というが、なかなか味のあるおじさんだった。もちろん、ラーメンも昔ながらの味で美味しかった。

2007.09.23

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入れませんよ

昨年のこと。奈良の薬師寺に行った。そこで、トイレに行きたくなったので、その場所を探していると、トイレはあったのだけれど、入り口に、「善男」「善女」と書いてあった。入れませんよ。私、凡夫で悪人ですので。

2007.09.13

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冷たい雨

昨日の昼過ぎから、こちらも雨模様。今朝早くには雷まで鳴る始末。雨を見ると思い出す歌がいくつもある。その一つが『冷たい雨』ユーミンがオリジナルだが、僕はHi-Fi-Setのほうが好き。イントロのピアノが雨音みたいで印象的。でも、この歌、よく聴くと最低な男の歌のように聞こえなくもない。喧嘩をして、彼女が冷たい雨が降っている外に飛び出して、少し落ち着きを取り戻し、許してくれている頃だと思って彼の部屋に帰ったら、知らない女性の赤い靴が玄関にあったっていうストーリーが歌われているのだ。ええっ！ほんのちょっとの間に他の女の人を連れ込んでるなんて。

2007.06.09

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童神

先週、ものすごく暑い日があった。その日の出来事。職場の外で、休憩時間中にタバコを喫っていると、ベビーカーに赤ちゃんを乗せて若いおかぁさんが歩いてきた。ちょっと疲れたのか、ベビーカーを止めて、赤ちゃんに陽が当たらないよう庇を傾けて、持っていたハンカチで赤ちゃんに向かって風を送っていた。夏川りみの歌に『童神～わらびがみ～』というのがある。夏の暑い日には赤ちゃんに涼しい風を送り、寒い日には胸に抱く。そういう歌詞がある。暑いからといってクーラーの効く部屋に入れておくとか、寒いからといってあったかい部屋の中で放っておくというのは、やはりよくないことかもしれない。家電製品が出回っても、人の手や体温には適わないものだろう。なんだか、お母さんの愛情を感じるひと時だった。

2007.05.13

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ごめんなさい

電車で通勤していると、色んな人間模様を見ることができる。今からデートなんだろうなぁ、と思われる若い女性、恐らく付き合い始めて日が浅いかもしれないと思われるカップル、久々の旅行なんだろうなぁと思われる熟年カップル、家族サービスで疲れきっているお父さん、戦場に向かうビジネスマンやビジネスウーマン、などなど。先日、休日出勤で電車の乗換駅で乗る電車を待っていると、すごく大きな声で喧嘩をしている夫婦がいた。３０歳くらいの夫婦だろうか。えらく深刻なようで、奥さんが、夫のいいかたが気に食わないといって、いつでも飛び降りて死んでやる、みたいなことをいっていた。まぁ、夫婦喧嘩は犬も食わないというが、そんなレベルを超えていた。すごい勢いの喧嘩だなぁ、と思っていると、その夫婦の間の子どもの、５歳くらいの男の子がしきりに、両親に向かって「ごめんなさい」と謝っていたのだ。夫婦喧嘩をすると、子どもが気を遣うという話をきいたことがある。その光景をみると、喧嘩はできないと思うそうだ。ホームでの喧嘩の夫婦、子どもが謝っているのにお互いの主張を繰り返すばかり。結局、僕の乗る反対側の電車に乗っていったのだけれど、子どもは両親の顔色をうかがってばかりいた。子どもにとってのせっかくのお出かけが台無しになってしまったような気がしてならなかった。１０年後、その男の子はどう育っているのだろう。心配でならない。

2007.05.05

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公衆トイレの利用マナー

今日、用事があって名古屋駅に出かけた。ところが、体調が悪く、朝から下痢気味。住んでるところから名古屋駅に向かう電車の中ではピークがこなかったのだけれど、名古屋駅についていきなり盛り上がりが……。そこで、駅の構内にある公衆トイレに入ることにした。すると、こういうときに限って大きいほうに列ができていた。「まぁ、しばらくすると空くかなぁ」と思って待つことに。予想通り、一分もしないうちに二つあるうちの一つが空いた。先頭にいたオヤジが新聞を持って入室。ところが、もう一つは何度も水を流しているのに出てくる気配なし。入室したオヤジも出てくる気配なし。スポーツ新聞を持っていたので、ひょっとすると天皇賞の予想でもしているのかもしれない。そうしているうちに限界状況に……。「限界状況といえばヤスパースだなぁ」なんてことを考えて気をそらそうとするけれど、どうにもならなくなってきた。しかし、大人であるボクはそれを顔や態度に出すわけにはいかず、平静を装う。お腹はカミナリの音。変な汗も出てくる。ここで、神の救いか、二つ目の部屋の扉が空いた。出てきたのは若者。しかし、彼の手には分厚い単行本が携えられていた。その後二つ目の部屋に入った人たちはすぐに用を済ませてくれたので、ボクは事なきを得ることができたけれど、結局スポーツ新聞のオヤジはボクが出た後もまだ個室の中にいた。有効だったのは一つだけだった。駅のトイレは「公衆」のものだ。自分の家のトイレではない。いい年して……。まったく、朝から腹の立つ出来事だった。

2007.04.28

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レンタル店の歌詞カード

仕事が終わって、自宅近くのフ○ツというレンタル屋さんへ。実は、最近聞きたいと思っていた洋楽を物色するため。もちろん、楽曲も聴きたいのだけれど、歌詞の確認をしたかった。確認したかったのはザ・ナックとシカゴ。しかし、ザ・ナックは店になく、凹んでいるところへ、シカゴは歌詞カードなし。ちょと、中に入っているものはちゃんと返そうよ。そういうバッドなことがあったのだけれど、今日はＣＤ５枚、７泊８日で1,000円という日だったので、衝動借り。１．サイモンアンドガーファンクルのベスト。２・３．レベッカのベスト２枚。４．ＡＢＢＡベスト。５．斉藤由貴のベスト。借りたものはベストだらけ。よしとするか。

2007.02.12

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助かりました

数日前のこと。いつものように職場で身体を動かした。で、普段だとスーツに着替えて帰宅するのだけれど、その日は何を思ったのか、ジャージのまま帰宅することに。電車の中の温かさと、ほどよい疲れで睡眠。ふと気がつくと、降りる駅のひとつ前の駅だった。乗り越さずにすんだと胸を撫で下ろしていると、とんでもないことに気がついた。部屋の鍵を職場においてきたスーツのポケットに入れたまま。携帯電話を持たない僕は、下車駅についてすぐに職場に電話。午後７時を回っていたのに、まだ職場にはＩ君がいた。鍵を置いてきてしまったことを告げると、Ｉ君は職場の近くの駅まで持ってきてくれるといってくれた。お言葉に甘えることに。そして、彼は、もしものことがあったらいけないので、彼の携帯電話の番号を教えてくれることになった。早速彼の番号を書き写そうとかばんの中を漁ってみたら、メモするものが何もない。仕方なく記憶。そうこうしているうちに電車が来たので、急いで電話を切り乗車。すると、車内で、またとんでもないことに気づいた。それは、さっきまで持っていた傘を電話ボックスに忘れてきたこと。しかし、動揺している場合ではない。というのは、せっかく聞いた彼の携帯番号を忘れないため。車内では彼の電話番号を反復していた。結局、駅に到着して彼から鍵を受け取ることができた。助かりました、Ｉ君。

2007.02.01

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ふと考えた

先日、同僚に２人目の子どもが生まれた。１人目が男の子だったが、今回は女の子。同僚は男性なので、なんだか嬉しそう。ただ、女の子がほしいと思っていたのは奥さんなのだとか。で、考えた。娘というものは、父親と母親のどっちが好きなのだろう。意外と、父親が好きだったりしはしないだろうか。ちょっと関係ないけれど、最近走り始めた。職場の周辺を１キロほど。今日で３日目。3日坊主に自信のある僕だけれど、今回は続けられそう。というのは、いつになるか分からないけれど、もし結婚して娘ができたとき、もし娘とデートするときのことを考えたのだ。そうなったとき、あまりにも老けていると、きっと娘は一緒にデートなんかしてくれないものなぁ。健康なんてどうでもいい。未だ見ぬ娘とデートできればと考えての行動である。いや、やっぱり健康も大事かな。できるだけ長い時間を娘と過ごしたいものなぁ。でも、娘の結婚は許さない。それでも、どうしても結婚するというなら、相手を思いっきり殴る。少しでも大きなダメージを与えられるよう、腕力も鍛えておかなければならないなぁ。うーん、娘を持つ父親ってのは結構大変かも。

2007.01.13

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内気なの

先日、昼ごはんを食べそびれて、少し遅めの昼食をすることに。仕事場を離れていたので、通勤途中にある回転寿司に入った。時間は午後の２時ごろ。店内を見回すと、チラホラとお客さんがいた。早速近くのカウンターに座って何を食べようかと回転テーブルをみると、ネタはほとんど乗っていない。そこで、カウンターの中にいる板さんに注文しようと思ったら、少ない客の一人が、「中トロ１つ」と注文をした。しばらくして、また次のお客さんが、「ヒラメ１つと刺身盛り合わせ」と注文。板さんは二人しかいなくて、大変そう。結局ついでに作った中トロとヒラメが回ってきたのでそれをつまんだ。それを食べている間に、新規のお客さんが３組同時に入ってきた。彼らは次々と注文を入れる。板さんはてんてこ舞い。結局僕は自分から注文することなく、ついでに作られたものをつまむことに。こういうところがいかんのだなぁ。回転寿司のついでに思い出したことが……。昔入った回転寿司でのこと。そのお店は、注文すると、板さんが、「ハイ、喜んで」と言うのだが、そこの板さん、「喜んで」と言いながら、顔が笑っていなかった。料理は腕と心が大事。そこのお店の寿司は、なんとなく美味しく感じなかった。

2007.01.08

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詰めが甘い

昨日の日記で、わが社が閉まっていたことを書いた。年中無休のはずなのに……。今日から仕事始めなので、早速昨日の体験を職場の同僚に話すと、「わさびさん、昨日開いてましたよ」とあっさり言われた。「門、閉まってたよ」そう聞き返す僕に、「門は閉まってても、玄関は開いてたんです」不審者が入ってこないための配慮らしい。やっぱり、今年も詰めが甘いようだ。しかし、落ち込んだりはしなかった。というのは、出勤途中でコンビニに寄ったんだけど、買い物をしたら、なんと、金額が７７７だったのだ。いつもはクールな僕も、ついついニンマリ。それを見た店員さんが、「おめでとうございます。今年はいいことあるかもしれませんね」と声をかけてくれた。コンビニでバイトしているときにもめったに目にしたことのない数字だ。いやー、ホントに今年はいいことがありそうな……。という些細なことに喜びを感じてしまうのが詰めの甘さなのかも。

2007.01.04

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謙虚です

「実るほど　首を垂れる　稲穂かな」誰の歌かはわからないけれど、謙虚さをあらわすには最良の歌だ。稲穂は実れば実るほど頭を下げる。こういう精神って、大事だと思う。それとは直接関係はないのかもしれないけれど、先日こんなお菓子をいただいた。その名前は、「安城一番」最中の中に餡子と餅が入っている。包みは福助。販売は北条屋。商品名に日本一といわないところがなんだかいい。もちろん、おいしさは安城一以上のものがある。

2006.12.26

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優先順位

実は、僕にはいまだに引っかかっていることがある。そのテーマについては、文学館でもいくつか扱った。その引っかかっているということ。それは、もし、将来僕が結婚し、子どもができたとき、出産が非常に危険な状態で、子どもをとるか、嫁さんをとるか、という選択に迫られたときのことだ。今の僕は、迷わず、嫁さんをとる。僕にとって、一生をかけて好きでいられる人のほうが大事だからだ。残念ながら、僕は女の人ではないので、母性の部分は理解できない。女の人なら、きっと、命をかけてでも子どもを生みたいと思う人のほうが多いのかもしれない。でも、残された自分を想像すると、辛いなぁ。先日、知り合いが妊娠していることがわかった。この知り合いのことについては、また別の部分で思うところがあるので、改めて書きたいと思っている。で、その知り合いであるＭさんに、一言。母体優先。

2006.10.29

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小さな贅沢

子どものころは、桃の缶詰はご馳走で、家族や兄弟と分け合って食べたものだ。先日、近くのスーパーで、桃缶８８円で売っていた。久しぶりに食べたくなり購入。一日冷蔵庫で冷やし、今日缶を開けて食べてみた。すごい美味かった。で、ついつい一缶をたいらげてしまった。これって、小さな贅沢だな。

2006.10.22

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こんぺいとう

これをはじめて食べたのは、いくつぐらいだったろう。ただの砂糖の塊なのに、なんだかえもいわれぬ感動を覚えたものだ。さて、僕の通っていた大学の近くに、「こんぺいとう」という名前の食堂（喫茶店）があった。学部棟の裏だったので、よく行ったものだ。学生が多いということで、安くて量が多いのもありがたかった。店を切り盛りしているのは、当時で40代ぐらいだったおじさんとおばさん。二人は夫婦である。切り盛りしていると入っても、料理を作ったり、運んだりするのは、おばさん。おじさんは、適当に働いていた。あの店は、おばさんで持っていたようなものだな。何で安くて量が多いのかというと、お客が大学生や付属の高校生ばかりで、子どものいないおばさんたちは、自分の子どものように思って、バンバン食べさせようとしていたのだそうだ。で、この店のバイトもだいたいうちの大学の学生がやっていた。結構な人気なのだ。他府県出身者の多い大学のため、貧乏な一人暮らしが結構いて、そうしたことをよく知っているおばさんたちは、バイトにはてんこ盛りの食事を出すのである。人情あついお店だった。今度、大学に行く用事があるので、ちょっとのぞいてみよう。でも、おじさんたちはもうおじいちゃんになってるよなぁ。元気だったらいいのだけれど……。

2006.10.15

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フルール

東海地方に住み、かつ30代後半以上の人という必要十分条件を満たしている方なら、表題を見て、洋菓子屋のコマーシャルということが解として導き出せるだろう。このコマーシャル。実は大変恐ろしいものなのだ。歌詞が恐い。「フルフラフルール　　何がフール槍が　オウ　降る」槍が降ってくるのだ。恐い。これだけでも十分に恐いのだけれど、歌詞はさらに続く。「ワンダフル」ええっ!!槍が降ってワンダフルなんて……。ちなみに、この歌がすべて歌えたら、あなたは、通である。

2006.10.13

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恕の心

先日、伝統校であり進学校でもある高校の先生と話をする機会があった。ここの卒業生は、将来エリートになる人が多い。で、その先生は、思いがけないことを口にした。「何だかふてくされている生徒が多いよ。例えば、遅刻してきて、注意すると、憮然とした態度で『寝坊』とか『乗り遅れ』とか言うんだわ」彼らは自分が悪いということを意識していないのだろうか。自分が非を犯した場合、それなりの説明のしかたがあると思うのだけれど。飛躍かもしれないが、自分だけがよければいいという考えをもった人間なのかもしれない。こんな人が将来社会人になり、エリートになると思うと、何だか恐ろしい。地元で有名な名古屋大学の総長がこんなことを言っていた。「今の世の中、人の心や弱いものの心が分からないエリートはいらない」これは、恕の心にほかならない。簡単に言うと、思いやりの精神だ。勉強ができるのはいいことだけれど、それと同じ位に大切なことがあるように思うのだが。

2006.09.18

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電話

僕がまだ高校生の頃、今のように携帯電話はなく、そのため、好きな女の子の家に電話するのは、心臓が飛び出しそうなくらい緊張したものだ。僕は携帯を持っていないので、その便利さを実感できないでいるのだけれど、ふと考えたことがある。電話を切るきっかけをどっちが先に言い出すかで、二人の気持ちの温度差が分かるのではないか、ということ。例えば、セールスの電話は、こちらから切るきっかけを告げることが多いはず。それは、向こうは温度が高く、こちらは低いからだ。これを恋愛関係に当てはめてみると、盛り上がっている時は切るきっかけをなかなか言い出せないものだ。これは分かるのだけれど、以前こんな経験をしたことがある。僕がまだ大学生の頃のこと。彼女に電話をして、キャッチが入ると、彼女は、「ごめん、キャッチが入ったからちょっと待ってて」と言っていた。それが、「ごめん、キャッチが入ったからあとでかけるね」にかわり、「キャッチが入ったから、またね」になった。二人の関係が下降線になった頃、彼女の家に電話してみると、お姉さんが出た。「○○ちゃんおねがいします」と言うと、お姉さんは、「ちょっと待ってて」と言ったあと、彼女を呼んだんだけれど、受話器の向こうから小さな声で、「いないって言ってよ」という声が聞こえてきた。電話線はつながっているのに、心はつながっていない。何ともいえない切なさを感じたことを思い出した。

2006.08.29

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.ありがたい

今日は、今お世話になっている職場の先輩が、試験ご苦労さん会を個人的にしてくれた。ほんと、ありがたい。おかげで泥酔。この日記も、いっぱいいっぱい。

2006.07.24

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究極の選択

　無人島に漂着して、生き残った人間が　僕と鈴木京香と　根本美緒　で、　二人から、「どっちと一緒になるの？」　と訊かれること。

2006.06.02

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マドンナ

　夏目漱石の小説『坊ちゃん』に登場するマドンナ。　アメリカの歌手にもいたなぁ。　マドンナ的存在なんていいかたもある。　語源はよく分からないけれど、アイドルと同義かもしれない。　さて、僕の周りにもマドンナ的存在の人は結構いた。　今の職場の根本美緒似のＭさんが最近ではそうかなぁ。　　さて、ずーっと昔に勤めていた職場にもマドンナがいた。　もちろん、みんなの注目の的。　というのも、彼女は出勤すると、煙草を吸っている人の目を見て、窓を開けるからだ。　冬でもお構いないし。　そこで、愛煙家は彼女のことをマドンナと命名。　　マドンナ＝窓女　ということだ。　注目は浴びていたが、　同時に愛煙家からは煙たがられていたことを付け加えておこう。

2006.05.30

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プチ復讐

　僕の妹がまだＯＬをしていたときのこと。　嫌いな上司のお茶に雑巾の絞り汁を入れたと聞いた。　まだ、若いＯＬがお茶くみをする時代だったわけ。　この手のいたずら（プチ復讐？嫌がらせ？）は流行ったみたいで、他にもこういったことを　したという話を聞いたことがある。　　以前の職場の同僚女性の話。　前の日に旦那と喧嘩をしていて、次の日の朝、無言のままお弁当を旦那さんに渡した。　喧嘩をしても、ちゃんとお弁当は作るものみたい。　　さて、件の旦那さんは昼になり、お弁当を開いてみると、そこには白いご飯しかなかった。　やってくれるもんだ。　でも、ちゃんと○美屋のふりかけだけは入っていたとか。　２人のラブラブな面を垣間見た出来事だと思った。

2006.05.03

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兄弟「哀」

　最近、夜寝られない子どもが増えているのだとか。　昼間に家の中にいて、外で遊ばないので疲れず、そのために寝られないと言われたり、　親が夜遅くまで娯楽施設で遊ぶので、夜更かしをしてしまうからとも言われている。　理由は他にもあるだろうが、何にしても、朝から元気のない子どもが多いらしい。　　昔のことを持ち出すのは気がひけるが、あえて「昔は」と言わせてもらおう。　僕の小さいころは、夜の９時を過ぎると「子どもは寝ろ」と言われたものだ。　土曜日は10時まで起きていることが許された。　でも、外で遊びまくっているので９時を過ぎるとちゃんと眠たくなったものだ。　昔に比べると、遊ぶものも増えたし、娯楽もたくさんある。　深夜（早朝）まで営業しているところも多い。　供給側が増えているので夜更かしができる環境が作られているのは仕方がない。　しかし、夜更かしはあくまで大人のものだ。　子どもの夜更かしは良くないと思うのだが……。　僕が前に住んでいた町にも深夜までやっているアミューズメントスポットがある。　そこでは、ゲームに興じる親を尻目にふらふらしている子どもが結構いる。　なんだかなぁ、と思ってしまう。　そして、そこにはパチンコもあるのだが、職場の先輩がこんなことを言っていた。　夜の８時を過ぎた頃、休憩でコーヒーでも飲もうと休憩場に足を運んだ時、　幼稚園くらいの兄弟がハンバーガーやパスタの自動販売機の前に立っていた。　そして、お兄ちゃんのほうが、「ねぇ、何にする？」　と弟に訊いている光景を見たのだそうだ。　先輩は嫌な気分になったという。　　親は揃ってパチンコに興じていた。「パチンコの前にすることがあるだろ」　先輩はそう思ったのだそうだ。　確かにそのとおり。　子どもの味覚は小さいころにある程度形作られるのだそうだ。　インスタント食品がすべて悪いとは言わないが、そんなものを小さいころから　食べさせられていると、ちゃんとした味覚が育つのだろうか。　それよりも、子どもの情緒発達に悪い影響を与えているのではないのだろうか。

2006.03.31

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手の震え

　手が震える時というのは、大体が緊張した場合だったりする。　人によっては禁断症状の一つとして手の震えがあるかもしれないが……。　自分自身も含めて、手が震えるというのは平静ではない状態なので、見ていると　なんとなく嫌な感じになる。　ところが、そうは感じない瞬間があるのだ。　以前毎日のように通っていた居酒屋でのこと。　その店は日本酒を注文すると、グラスの下に枡を敷いて出し、目の前で一升瓶から　酒を注いでくれた。　通い始めた頃は、グラスぎりぎりのところで注ぐのが止められたのだけれど、　常連になるに従い、大将の手が震えてくれるようになった。　２年目を過ぎた頃にはまさにアル中といわんばかりの手の震え方だった。　おかげで1.5倍は飲むことができたのである。　　最近はこうした居酒屋には足を運んでいないのだが、さりげなくされるサービスは　心地よいものだ。　　でも待てよ。　大将は仕事中も飲みまくっていたので、本当にアル中だったのかもしれない。　今となっては謎である。　

2006.03.30

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波

　人間には色んな波がある。　人生の波もその1つ。　この場合は「山あり谷あり」とも言ったりする。　『平家物語』では「盛者必衰の理」と謡っている。　これは世の常。　お釈迦様は「諸行無常」「諸法無我」などと説いた。　うーん、なかなかに深い。　こうした哲学的なことばかりが人間を襲う波ではない。　たとえば、　　便意。　したいと思っていても、いつしかそうではなくなっている。　まだしたくないのかなぁ、と油断をしていると急襲される。　　実は今日、久しぶりにその経験をした。　乗り換えの駅でしたくなったのだが、電車が入ってきたのでとりあえず来た電車に　乗っているうちに波が引いていった。　そして30分ほどで僕の降りる駅に到着。　改札を出た途端、再び波が押し寄せてきた。　自宅までは歩いて五分ほどなので決死の思いで歩いた。　すると、また引き波に……。　ところが、今度はそれほど間隔をおかずに便意が……。　まるで、子どもが生まれる直前の陣痛のようにじわじわと間隔が狭まってきた。　そして帰宅。　すぐにトイレに走る。　　とふつうの人はするだろうけれど、僕はそうしない。　　さらに我慢するのだ。　限界まで。　理由は簡単。　　　欲求に負けたくないのだ。　いくら生命維持に関わる欲求だからと言って、おいそれとそれに乗ってはいけない。　でも、さすがにもう限界。　映画『ディープインパクト』並みの波だ。　うぉーっ。

2006.02.23

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わがままは男の罪？

　福岡出身のグループ、チューリップの『虹とスニーカーの頃』の一節。　’70年代後半から’80年代前半の頃の作品ではないだろうか。　先日、「波乱万丈」に大鶴義丹が出ていて、離婚の原因について話していたけれど、　彼曰く、「男は面倒を見てもらいたいんですよ。もっともっとみてもらいたくなる」　というようなことを言っていた。　　要するにわがままを聞いてもらいたいという事なのかも知れない。　チューリップの財津和夫によると、それは男の罪となる。　まぁ、だいたいにおいて、男というものはわがままで子どもである。　温かく、深い懐に抱かれていたいと思う部分があるわけだ。　口では、「君を守る」とか「俺について来い」なんていっていても（最近はそんなヤツはいないかもしれないけれど）　本心では甘えたりわがまま言ったりしたいものなのだ。　『虹とスニーカーの頃』はこう続く、　「それを許さないのは女の罪」　と。　しょっちゅうわがままを言うのではない。　時々言ってしまうわがままを上手いこと聞いてくれる女性っていいよなぁ。　逆に言うと、わがまま言える女性っていいよなぁ。　僕は結構わがままで、子どもなんです。　明日はバレンタインデー。　こんな僕に本命チョコは来るのだろうか。　　　

2006.02.13

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男尊女卑？

「わさびさんは亭主関白ですよね」　以前そんなことを訊かれたことがある。「ええ、理想です」　僕はそう答えた。　亭主関白が理想だと話すと、たいていの人は男尊女卑と勘違いする。　僕は決して女の人を低く見ているのではない。卑しい存在なんてとんでもないことだ。　実は、ウチの両親は九州の出身。父は福岡、母は鹿児島だ。　で、我が家は小さいときから亭主関白の家だった。「おい」　と父が呼び、「はい」　と母が答える。　家事は母の仕事で、父は外に出てまじめに働いていた。　　お客さんが来ると、母はお客をもてなし、父は一緒になって酒を飲む。　ウチの親戚の家に行っても、女の人はよく働き、男は座って酒盛り。　これが当たり前の世界だと感じていた。　しかし、これは決して男尊女卑ではない。と思う。　おじさんたちだって父だって、おばさんや母のことは大事に思っている。　家の中で偉そうにしているけれども、肝心なところはおばさんや母が牛耳っているのだ。　つまりは、いいように手のひらで転がされているのが男性陣なのだ。　家事は女の仕事とは僕は決して思わない。　でも、作ってもらった料理のほうが自分で作るよりも数段美味いに決まっている。　一人暮らしの僕は仕方なく料理を作るけれど、誰かに作ってもらったほうが嬉しいのだ。　作る方にしても、美味いといって食べてもらったほうが自分で食べるよりも嬉しいものだ。　よく『田舎に泊まろう』を観るけれど、どこのうちも大体は奥さんが料理を作り、　主人はドカンと座って酒盛りをしている。　でも、泊まれるかどうかは上さんに訊いて、と決定権は奥さんに与えてある。　そういうものでいいんじゃないのかなぁ。　

2006.02.06

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品格

　先日、知り合いと好きな芸能人の話をしていた。　僕は鈴木京香が一番なのだが、その他に、池脇千鶴や小西真奈美も好きだという　話をしたら、知り合いから、「お前はロリコンだ」　と言われた。　でも、それっておかしいと思うのだが。　池脇にしろ小西にしろ二十歳をとうに過ぎていると思うのだが。　立派な大人を好きなことがロリコンとなるのだろうか。　知り合い曰く、「彼女たちはロリ系」　なのだそうだ。　外見がロリコン好みのするものということなのだろうか。　まあロリ系好みということだろう。　そういえば、僕がまだ大学生の頃、伊藤つかさというロリ系の代表選手みたいな　女優さんがいた。　友人で彼女が大好きと言っているヤツがいて、みんなからロリコンと言われていた。　しかし、彼女は僕たちと同じくらいの年だった。　少なくとも、僕は小さな女の子を見て可愛いとは思うが、それ以上の感情は湧かない。　正常である。　先日、連続幼女誘拐殺人の罪で宮崎勤の死刑が確定した。　ここ数年、幼女に対する悲惨な事件が多すぎる。　宮崎の場合もそうだが、こういった事件の場合、刑事責任能力が問えるかどうかの鑑定をする。　暴論かもしれないが、そんなことするのは無駄だ。　だって、弱いものを力で何とかしようとするわけだから、卑怯この上ない犯罪だからだ。　岩波の新書から「国家の品格」という本が出ている。　日本は戦後になってこの品格がなくなってきたと言う。　論理（何でもかんでも説明を必要とすること）が重視され、論理で説明できないものは　排除するということ。それが横行しているのが原因の１つなんだとか。　　もともと日本には「武士道」があり、そのなかでは卑怯をこの上なく嫌っていた。　「いじめてはいけない」　といって、　「どうしていじめちゃいけないの」　と訊かれると、説明しなければならないのだろうか。　「ダメなものはダメ」　で昔は納得させることができたと「…品格」の著者は言う。　言葉では説明できない道徳と言うものが廃れてきていると言うこともできるだろう。　　民法の大原則に「公序良俗に反する行為の禁止」がある。　これは、法律になければ何をやってもいいということを否定するものだ。　ところが、法律の専門家である弁護士さんたちは、どうも法律の抜け道を研究しているようにしか見えない。　刑事裁判でもそうだし、先日の○ュ○ザ○社長の証人喚問の補佐人もそうだ。　真実を明らかにしようなんて思ってないみたいだ。　もちろん、一生懸命に真実を追究しようとがんばっている弁護士さんも多くいる。　でも、そうした人たちの影がどうしても薄くなってしまっているように思う。　国家の品格を保つのも大事だが、その前に一個人としてそれなりの品格を具えておきたいものだ。　「…品格」の著者は、教養を身につけること、と品格を保つ要素を分析している。　いろんなことに興味を持ち、無駄だと思えるようなことにも取り組んでみる。　そうすることで教養は身につくものだ。　そう考えると、高校時代に嫌いな数学や古文をしっかり勉強しておけばよかった　と後悔の念が湧いてくる。　しかし、まだまだ人生終わったわけではない。　色んなものを勉強し、少しでも品格を保てるようにしたいものだ。　　　

2006.01.23

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鍵かけて

　最近名古屋では引ったくり事件が横行しているとか。　夜の一人歩きは物騒だ。　家の母親は東京は怖い街と言っている。　名古屋が物騒なら東京はいったいどうなってしまうのか……。　さて、僕の住んでいるＨ市。実はとても平和な街なのだ。　というのも、僕は以前自転車を買ったのだけれど、その自転車に鍵をかけたことがないのだ。　しかも盗まれていない。　なんとも平和な街である。

2005.10.23

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コメンテーター

　僕は時々、みのもんたの『朝ズバ』を見ている。コーヒーを飲み、煙草を吸いながら、妙なテンションの彼が言っていることをボヤーっとして聞いている。　先日、この番組を見ていたら、自民党の新人議員の話で盛り上がっていた。彼の率直で素直な物言い（思慮がない？）に、えらく感心しているようだった。　その日は、献金を受けたかどうかの裁判で青木さんが証人として法定に出たことも話題になった。　新人議員と比べると、のらりくらりとした証言や意味不明な内容にコメンテーターの一人（村という女性）が、「まるで認知症ですね」　と言ったような発言をしていた。どの人たちもそれに同調していた。　その後ＣＭになり、それがあけたとき、女性アナウンサーが、認知症発言について誤解を招いた、と謝罪していた。　それはそれでいいのだが、発言した本人は謝罪の一言もなく、無反省な顔でシャーシャーと他の事件について、なにやらコメントしていたのが僕を嫌な気分にさせた。　人の発言にとやかく言う前に、自分の発言の責任をちゃんと自覚してほしいと思った。

2005.10.08

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お寿司屋さんにて

　カウンターに腰掛けて、「お任せをもらいましょうか」　なんてことを大将に言って、美味いネタの乗った寿司を摘む粋な贅沢をして見たいものだ。　お恥ずかしながら、僕は普通の寿司屋のカウンターに座って寿司を摘んだことがない。　寿司屋といえば宴会をするところ、と僕の中では決まっている。　仮に寿司屋に行っても、座敷やテーブルに座って上寿司とビールを飲むのが関の山だ。　ただ、カウンターに座って寿司を食べたことが全くないわけではない。以前も日記か何かに書いたと思うが、学生時代を過ごした八事周辺にあった○八寿司という寿司屋ではカウンターに座って寿司を摘んだ。粋なお任せとは行かなかったが、学生並寿司というのがあって、1000円でおつりが来るのだ。茶碗蒸しも付くし、ビールを飲んでもおつりは確かに来ていた。そういった安い寿司屋しか行けなかった。　元来が寿司屋というものは敷居が高い。お品書きや店の壁にあるネタの書かれた板に値段がないのも恐ろしくなる。時価とあると手が震えてしまうのだ。　そんな庶民の味方が回転寿司だ。何でも100円というところもあれば、ネタに応じて皿の色が違っていて、値段もそれに対応しているというところもある。　でも、いくら高くても一皿500円までだろう。　実は、僕の妹には変な癖がある。それは、回転寿司に行って、ネタしか食べないのだ。巻きものは真ん中だけ食べる。「寿司はご飯も一緒だから寿司なんだ」　と言っても、「回転寿司には刺身がないし、ご飯まで食べるとお腹がいっぱいになってたくさんの種類を食べられない」　と反論である。　仕方なく、僕はわさびの乗った寿司飯のみを何個も食べさせられるのである。　大分昔の話になるが、めがねが壊れて修理に出していた時に、妹と回転寿司に入った。その日はやる気があったのか、妹はちゃんとネタまで食していた。やればできるがや、と思って回っている寿司を眺めていた。すると、イカの握りが目の前に現れた。それを取って、自分の前に置いた時、「お兄ちゃん、大丈夫？」　と妹が声を掛けた。「何が？」「それ、ネタ乗ってないよ」「エッ」　目を近づけて見てみると、寿司飯の塊しかなかった。　中々の兵（つわもの）がいるものだと思ったが、板さんちゃんとチェックしててよ、と叫びたくなった。　もちろん、板さんに事情を話し、その皿はノーカウントになったが…。　というより、回ってる皿からネタだけ盗るのは犯罪だ。　皿の色からしてネタは高いものだったはず。　ネタは上がっているが、犯人は分からないままだった。

2005.09.29

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Go Duｔch!

　英語で割り勘のこと。　日本人も大体はこの割り勘で酒を飲んだりする。　先日、職場の先輩から聞いた話。　彼はこの夏、韓国に旅行をしたのだそうだ。　知り合いの韓国人からの招待だった。　そこで経験したこと。　韓国ではどれだけ人数がいても、その中の年長者がお金を払うのだそうだ。　もしお金がない場合は借金をしてまでそうするということだった。　　年長者が下のものにお金を払わせないというのは、日本では体育会系に見られる傾向。　これも儒教思想なのだろうか。　まぁ、僕自身も昔は年長者にご馳走をしてもらった。そうすることは、順番なんだと教えられた。　東洋にはそういった習慣が伝統的に残っているものなんだなぁ。

2005.09.17

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有明テニスの森にて

　今から10年近く前のこと。僕はある定時制高校で女子ソフトテニスの顧問をしていた。　その年の新入生にテニスが大変上手な生徒がいて、彼女のお陰で全国大会に出場できた。　その会場が有明テニスの森だった。　全国から男子や女子の選手がそこに集まってくるのだが、それ以外に会場入りする人たちがいた。それが、カメラ小僧やただ単に女子のスコート姿を見るだけのやつらだ。　特に女子のコートには300人ぐらいの選手が群がっている。彼らにとっては絶好の被写体や鑑賞材料があるわけだ。　その当時は今ほどそういったことに厳しくなかった時代。彼らも活動しやすかったようだ。　さて、作戦を立てるミーティングが終了。出番を待っている間の生徒との会話。僕「あいつら絶対怪しいよな」生徒「先生も私たちと話してなかったら、絶対怪しいよ」　確かにそうかもしれない。　

2005.09.14

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嫁と姑

　結婚をすると、大体の家庭で出てくるのが嫁と姑の問題みたいだ。　僕は結婚をしたことがないので分からないが、最近はこの関係がもとで殺人事件に発展する場合もあるみたいだ。　　結婚は所詮他人同士が一緒になることなので、育った環境その他、自分とはまったく違う人間同士が共同生活を始めることだ。　その二人を支えているのが、愛であったり、子どもであったり、生活であったりするのだろう。　配偶者に文句を言ったり、喧嘩になったりしても、どこかで修復ができる。愛、子ども、生活、そういったものがあるから何らかの妥協点が見つかってくるのかもしれない。　ところが、姑さんとなると、夫とは大分距離がある存在だと思う。もちろん、自分の親のように考えることができれば上手くいくのかもしれないが、なかなかそう簡単にはいかないものだと思う。　僕の母親も、昔姑さん（僕のおばあちゃん）と一緒に生活していた時期があったけれど、大分苦労したみたいだ。　しかし、僕の周りにいる奥様たちは、なんだかんだと姑さんと上手くやっている人たちが多い。秘訣はいったい何なのか。今後のために一度訊いてみたいと思うくらいだ。　まぁ、仮に僕が将来結婚をするとして、嫁と姑のトラブルがあったら、僕は絶対嫁さんの側に立つ。親ももちろん大事だが、嫁さんは世界で一番大切な存在だからだ。そう思うから結婚をするのだ。　そんな大事な人を泣かせるのは、たとえ親でも許せない。もちろん、子どももそうだ。子どもが僕の嫁さんを泣かすことがあっても絶対にゆるさない。　そんなことを言っているから、なかなか結婚できないのかもなぁ。

2005.08.18

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日本の夏といえば…

　今日からUターンラッシュらしい。　日本の夏真っ盛りといったところ。　僕の夏の旅行といえば、８月頭に長野に旅して、お盆は、実家にちょっと帰ってお墓参りに行ったぐらい。　今年の夏は比較的おとなしくしている。　お盆に限らず、旅行に行くといろんなことに驚かされる。それも旅の醍醐味だ。　先日の長野旅行では、夜になると涼しいことに驚かされた。　何年か前に東京に行ったときには、動く歩道（？）に驚かされた。降り際と乗り際にはかなりのドキドキ感を味わった。　さて、話はドキドキすること。　今まで生きてきた中で一番ドキドキした瞬間は、大学生のころ彼女と初めてお泊りの旅行に行った夜だった。　こうしたとびっきりのドキドキは別にして、日常生活でドキドキすることが結構ある。　エスカレーターの降り際は未だにドキドキだし、ガスコンロに点火するときもそうだ。　日常生活で緊張することは結構多いものだ。　

2005.08.16

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二輪侮るなかれ

　一週間ほど前のこと。職場の先輩方と近くでお酒を飲む機会があった。試験ご苦労さん会を兼ねてのことだ。　近くとはいっても歩きだと20分ほどかかかるので、自転車でそのお店に行くことにした。　その日はちょうど名電が甲子園出場を決めた日。メンバーに野球ファンが多かったこともあり、高校野球に関することで話題で盛り上がった。　二時間以上はその店にいただろうか、お開きになって自宅へ帰ることに。　自転車で軽快に家へと向かっていた。そうして自宅に近づいた。いつもなら駐輪場に自転車を停めるため少し広いほうから入るのだが、その日は何を血迷ったか、コンクリート塀のある狭い道から駐輪場に入ることにした。快調に狭い入り口を入っていったのだが、どうしたことか右側にあるコンクリート塀が気になってしまった。気になると、恐ろしいものだ。意識していないのに身体がそちらのほうに傾いていってしまった。そのまま塀に激突。　ところが、酔っていたせいか痛みはまったく感じなかった。吹き飛んだめがねを拾い駐輪場に向かった。　そして、自転車をいつもの場所に置こうと思ったとたん、何だか空腹感にさいなまれた。お腹がすいたら食べるに決まっている。そこで、そのまま近くのコンビニへ行くことにした。　よっぽどお腹がすいていたのか、プリン、ゼリーに加え、弁当とざるそばを購入し帰宅することにした。　家に着いて買ったものを平らげその日は就寝することに。　翌朝目が覚め、朝のシャワーを浴びようと浴室へ行き、シャワーのお湯を身体にかけると何だかそこらじゅうが痛いのである。よく見てみると全身傷だらけだ。不安になった僕は、ベッドの横に置いてあるメガネをかけようと手を伸ばしてみたら、めがねがぐしゃぐしゃになていた。　まるちゃんじゃないけど、黒い筋がザーッという風に現れた。　きっとコンビニの店員さんは驚いただろうなぁ。　メガネはゆがみ、顔からは血が流れていたわけだ。　通報されなかったのが不思議だ。　酒を飲んでの自転車運転も飲酒運転になるそうだ。　気をつけないといけない。

2005.08.04

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