Turn green!
職場の近くにブックセンターがある。覗いて帰る。本はあんまり買わない。消費税込みで千円のジャズのcdがある。先日は、コルトレーンのバラードコレクションを買った。今日はスタンダードコレクションというのを買った。 1 all or nothing at all 2 green sleeves 3 nature boy 4 they say it’s wonderful 5 my favorite thingsが入っている。お目当てはmy favorite thingsだった。前のバラードもよかったが、こっちはもっとフリージャズ的な要素もあって、少し複雑な感じがする。でも学生時代によく聴いた、というより、大体完全に酔っ払った状態で聴いていたから、それは何かドラッグのようなものの代わりに、それを聴いていたということだが、あるいは完全に酩酊してなおかつ暴力的な感情を抑えられないときに聴いていたこともあったが、そういう感情に最近なったことはないので、同調できるかと恐る恐る聴いたのだが、あっという間に時空の隔たりを消去して、そこには見たくもないぼくがいるようだった。でも、それは正確ではない。すっかり忘れていたが、純粋な、どんな目的でも手段でもない全き暴力のようなものが立ちあがったのだ。世の中の幸福からもっとも遠いところに位置しているもの。破滅という言葉では足りない。だから破滅自体をも破滅させないではいられないもの。そういう暴力に満ちたパッセージ。ぼくの耳はたぶんおかしいのだろう。でも、コルトレーンを聴いていて、そう思った。(自衛隊のイラク派遣閣議決定という日) ぺこさんちから オリーブの実