テーマ:トレイダー(465)
カテゴリ:書評
保守本流・正統派コンサルタントの山崎 元氏による書
氏のお勧めは詰まるところ「個別株+個人向け国債」という身も蓋もない結論だが、その分析とツッコミには唸らせる内容も多い。特に投資初心者にはオススメ ・長期投資はリスクが高い。若者がリスクを取れるのは単に人的資本(つまりは将来の労働収入)が大きいからであり、投資期間が長いからではない。 →確かにオプション料だって長期の方が高いですネ ・インデッスクファンドは銘柄入替時に「引け値ギャランティ」等で損をするから個別株数銘柄の分散投資が良い。 →さすがギョーカイ人、内部事情を熟知しています。Vanguardとかはどうなのだろう? ・生命保険は手数料(付加保険料)30~40%の超ボッタクリ商品 →開いた口が塞がりません! ・「良いファンド」は存在するが、事前に見分けるのは不可能 →するとモーニングスターとかの存在意義は何なんだ?? ・金の現物は「まったく働こうとしない美人の奥さん」と同じ →眺めて楽しむだけ(笑)。でも奥さんは経時劣化するが・・・ ・ドルコスト平均法は有利でも不利でもない ・マンション投資はハイリスクの長期信用取引 ・REITは「ゴミ箱」の可能性が高い ・デリバティブ商品(ノックイン債など)は手数料数~十数%のボッタクリ ・通貨分散は意味がない ・為替(投機)にハイリスクハイリターンは成立しない などなど 自分も「通貨を分散しつつ、インデッスクファンドを、ドルコスト平均」で買うのが良いと思っていたが、本書を読んで少し考え直した。金もREITもダメだとすると、やはり個人向け国債ですかね?(爆) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年02月20日 16時52分33秒
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