テーマ:トレイダー(465)
カテゴリ:書評
私のことではありません(キッパリ・・・笑)
本の題名です(副題 13のサラリーマン転落人生) これは衝撃的な本である 訳あってホームレスになってしまった人々の、信じられないような経歴が並ぶ 52歳、元大手総合商社財務部次長 49歳、元大手都市銀行→米国系投資銀行ファンドマネージャー、TOEIC 870 55歳、元大手鉄鋼メーカー副部長 51歳、元準大手証券会社外務員(資産数億円) 56歳、元準大手ゼネコン営業部長 38歳、元都市銀行員 49歳、元ビルオーナー(所有土地評価額16億円) 53歳、元大手デパート外商部副部長、ブティック経営 正直、今までホームレスは「ちょっと足りない人たち」「自分とは縁がない人たち」と思っていた。ところが、この本に登場する人たちは完全に自分達(=マットウな社会人)と同類ではないか!?それどころか10億20億の金を動かし「吉野屋の牛丼なんて貧乏人が食べるものと思っていた」というハイソな人も。すっかりホームレスを見る目が変わってしまった。ちなみに私は牛丼大好きです(笑) 一方で、これらの人たちにある共通点が存在することも見逃せない。リストラや倒産は多分に不可抗力で仕方ないにしても、かなり自信過剰だったり、多額の住宅ローンを抱えていたり、なけなしの退職金でそれを返済してしまったり、離婚慰謝料や養育費をポンと渡してしまったり・・・ 要するに少々見栄っ張りで「いいカッコしい」なんだな。それに優柔不断で中途半端にマジメとも言える。もし自分だったら・・・退職金を握りしめて借金放り出してトンズラするかなぁ?(笑) いずれにせよ、今や中流以上の人でもちょっとしたはずみでホームレスにまで転落してしまう恐ろしい世の中らしい。特に「住宅ローンを抱えた夫婦仲の悪い見栄っ張りのサラリーマン」は要注意みたいですよ(汗) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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