|
カテゴリ:葬式こぼれ話
通夜がありました。
私は母を亡くしてから、どうも涙腺がゆるくなり また泣いちゃうかなあ… (母の葬儀には鼻水をたらしながら、静かに泣いていた) なんて、心配をしながら、闘病中の父を思い出しては 涙がほんの少しこぼれました。 そういえば、NZの息子たちとの別れは 鼻水はおろか、号泣して、嗚咽まであった私。 母より息子との別れが辛かったのかしら… 夫も、母の葬儀より泣いていたよね~と指摘。 さて、通夜が始まり、和尚さんがお経をはじめました。 椅子が3人がけ。 姉夫婦が一番前に座りました。 その後ろに私と夫。その間に3歳長女。 兄貴二人はその後ろの席へ。 和尚さんが木魚をたたくうちに、何だか勘違いをした長女。 お経にあわせて木魚のテンポが上がってきたとき なぜか一緒にヒートアップした長女は、拍手喝さい! 寂しさで涙が出かけていたのですが、 現実に戻り、ひゅっと涙は引っ込んでしまい、 長女の手を押さえる私。 何でよ~とぶつぶつ言う長女。 それを見て笑う兄貴二人。 姉は下を向いていました。 義兄さんがちらちらと姉のほうを見てました。 姉は長女の行動に気づかず、見舞いもほとんどできなかったから 泣いているのかも…と気になりながらも、 長女の手を押さえ続けました。 しかし、やっぱり涙が出てくるので、 長女を押さえていた手で涙を拭いていたら 今度は後ろに座っていた兄貴たちがくすくすと笑う始末… 何なのよ~! と思って振り返ろうとすると、 そこには親指、人差し指で目や鼻の穴を広げる娘の姿… 変な顔をしてみせて、兄貴たちを笑わせてました(汗) もう、泣くどころではなく、早くお通夜が終わることだけを 考えていました。 寂しい、悲しい気持ちはどこへやら。 父よ、ごめんね。 そうそう、下を向いていた姉は、泣いてませんでした。 和尚さんの木魚の位置が悪かったらしく、 木魚をたたく棒(正しい名前を知らない)の柄で 木魚を叩いていたとかで、笑いをこらえていたとか。 まったく、もう! 姉も私も悲しむ暇がなかったようです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[葬式こぼれ話] カテゴリの最新記事
|