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カテゴリ:葬式こぼれ話
告別式
死んでから、まだぴんとこないうちにやってきた告別式。 不思議なもので、ずっと見舞いに行ったり、 死んだ直後に顔を見ていたのに、まだ実感がわかずにいました。 司会「これより、告別式を始めます。導師、入場」 長女「わ~い♪」パチパチ←拍手 ずっこける姉夫婦と私たち夫婦。 兄貴コンビはくくく…と笑ってました。 ああ、家族葬でよかった… 和尚様のお経が始まり、またお通夜のようになるのかしら… なんて、不安になっていると、後ろで兄弟げんかが勃発。 座っている場所でもめているようでした。 旦那「(小声で)静かにしなさい!」 兄貴「(小声で)だって…なんだもん」 ・ ・ ・ どうか、早く告別式が終わりますように… だんだん祈るような気持ちになる私。 悲しむ暇がありません。 そのうち、また座る場所で兄弟げんかが再発! 振り返ると、いつの間にか兄貴コンビの間に 私たち夫婦の間に座っていたはずの娘が… 私「何で和尚さんがお経上げているのに、うろうろしてるの!」 娘「だって~、つまんないんだもん」 早く、早く、告別式よ、終わって~!!! 短時間の間にさらに兄弟げんかが再発! 旦那「(小声で)何で静かにできないの!」 長男「(普通の声で)だって~…」 私「小声で言いなさい!」 あああ、父よ、ごめんね。 せっかくの式を娘や孫が台無しにして… そうこうするうちに、やっとこさ告別式は終わるのでした。 つづく お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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