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カテゴリ:葬式こぼれ話
告別式の後にて…
嫌いだ、反面教師だと言いながらも、 やっぱり涙がちょっとこぼれてしまった、告別式。 (いろいろアクシデントはあったものの、無事に終了?) ↑ 初めての方は、前日の日記を参照してください。 式が終わり、身内で棺おけに父の愛用品を詰め込みました。 私が父の家から持ってきたのが、ベースの譜面。 実は、父の職業がジャズメンで、ベース担当。 そういえば、以前はNHKののど自慢が地元であるときは 伴奏でいつも出演していたっけ… 放送は翌週だったので、みんなでテレビを囲んだものです。 あらあら、話がそれました。 父がよく使っていた譜面を発見し、趣味の写真 シルバー人材センターのジャンパーと帽子、 そしてタバコ。 ↑ これが原因で死んだけど、たばこ欲しさにこの世に 戻ってきてもらっては困るので、仕方なく。 これらを棺おけに入れました。 足元にど~んとつめて、足が痛くないかしら、ごめんね …なんて、死んだ人に対してついつい、そんなことを思う私。 そして、式場の花をどんどん父の周りに入れました。 子供たちは「じいちゃんの顔の周りに~」と泣きながら花を配置。 父はきれいな花で埋め尽くされていきました。 そんな姿を見て、やっぱり父は死んだんだ…と思っていたら 父が葬儀屋に運ばれてからずっとお供えされていた一輪の菊を 父の「胸元にお供えしてください」と葬儀屋さん。 ええ~、そんなことを私にさせるの~と涙を流す私。 しかし、これをしないと進まない… 仕方なく、菊を父に添えたまさにその時、あっ!!!! 一輪の花の茎が父の鼻の穴へ! 涙は一瞬にして血の気とともに引っ込み、 慌てて鼻の穴に入った一輪の花を引っこ抜きました。 だって、火葬場に行って、最後のお別れのときに 鼻の穴に茎が入っていたら、泣くどころじゃないでしょう… 誰も見てないよね! …引っこ抜いた後、そ知らぬ顔でいましたが、 義兄はばっちり一部始終を見ていたそうです…くくく、不覚! 姉はそれまで泣いていた私が急に表情を変えたのに 気をとめただけでした。 きっと、その瞬間、見たかったでしょうねえ… お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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