あたりまえだけど
先日はいろんなコメントをいただき、とても感謝しています。夫のことを考えてばかりで、自分の体のことをち~っとも考えていなくて「身体には気をつけてください」といったコメントを拝見するたびに「あ、そうか~、私、気を張っているのかもしれないんだ」なんて、他人事のように思う自分もいるわけです。夫は来週が検査入院で、明日は子どもたちと釣りに行くんだと気合を入れてえさを買いにいってました。「明日行かなくちゃ、いつ行けるようになるかわからん」そんなふうに言い切って、釣具の手入れをしてました。う~ん、いつ行けるかわかんないのか…(検査入院してないんだから当たり前)そんなことをあれこれ考えて、健康はやっぱり大事なんだな~なんて、当たり前のようなことを、さも初めて知ったことのように思うのです。この4年弱で両親をガンで亡くし、健康は大事よ~なんてその時は痛いほど思っていたはずなのに、物忘れが激しいせいか、その思いは忘却の彼方で最近、また思い出しているわけです。そういえば、私が初めてうつになったとき、父は入院中で母と二人で生活していました。そのとき、母には「早くなおしなさい」「元気になって」「頑張りなさい」なんて言葉を一度もいわれなかったのを思い出しました。当事者のころ、上記のような禁句は絶対言わないでほしかったし、言わないのが当然だと思っていました。こっちは辛いんだから…と考えていて、母の気持ちを知るゆとりがなかったのかもしれません。そのせいかなあ、今、夫の気持ちがわかるのと同時に、そのときの母の気持ちが痛いほどわかるのです。かつて自分が苦しんでいたとき、母はどんな思いでいたんだろう…そう思うと、ああ、今でも母に「ごめんね」と言えたらいいのに、こんな時には他界してるから、面と向かって言うこともできないな~話がそれてしまいましたが、母がそっと支えてくれたように今度は私が夫を「よっこいしょ」と支える番になったのかな~…何かの因果かもしれないなんて思うのでした。