強風高速スロープグライダー
行って来ました、城ヶ島ソアリングクラブ。嫁子供達をソレイユの丘において近所なのに自分はまだ行けていない城ヶ島へ。風も南だし行けば誰か飛ばしてるだろうとの推測でまず見学だけでも。許可をもらえればNYXも出してみようかなと機体も持って(^^。道に迷いながらも到着。ここ凄いです。絶景の城ヶ島南端。強風スロープの猛者達がガンガン飛ばしていました。でもなにやら主翼のこの文字は?何を意味するのか、約半日居てかなり納得してしまいました。海から吹き付ける乱れの少ない強い層流が断崖に当たって垂直に風が上昇している。強烈なLIFT。高速パッシングするための環境が凝縮しているとでもいうか。かっとびやさんには素晴らしい環境です(^^ゞ。やはり風速10m以上になるのは当たり前でした。一回だけ許可をもらい、NYXを出させてもらいました。まだ風速7-8m。まあ普通に飛ぶことはまったく問題はなし・・・でもあまりにLIFTが強く、機体が非常に軽く感じました。とりあえず整備された着陸エリアに自機を降ろして、その後は皆さんのフライトを見学することに。その凄さ、高速で目の前をパスしていきます。特徴は機体が比較的小型。バラストガンガンで目茶重い。600g~1.5Kgほどのウエイトを乗せるとのこと。いかに上昇風が強烈なのかがわかります。私はここまで凄い条件で飛ばしたことがないのでかなり面食らいました。さらに驚きはなぜか、メンバーの方々、ラダー機が多いことです。強風スロープで何故ラダー機?初心者?とんでもない。上級も上級。でなけりゃこの強風の中で制御できっこない。こればっかりは体験していないのでなんともコメントしずらいです。ただエルロンがないのでターンで機速がまったく落ちないでどんどん走っていくように感じました。両端のターンで大きく上昇し高度も使って一気にダイブして目の前を高速で抜ける・・・キ~~ン。う~~ん。でも初心者向きじゃないよな。難易度高。重くアスペクトレシオが高い機体を高速でターンすれば思い出されるのがF5BやF5D,時速200kmOverのscombatなどで経験した高速失速がこわい。ほんと怖いんですよね。ころっと逝きます。また、エルロン機の方が楽に飛べるのは当然。エルロン機が初心者向きとのクラブの方々のコメントがあり「え~~~???」RC飛行機の一般常識がここでは逆のようで・・・・でも直感的に「おもしろ~い」と感じる自分は合ってるかも(^^ゞこの非常に特殊な環境に機体を適応させていった結果がここで飛んでる高速グライダーに進化したように思えて、なにやら進化論を思い起こすまで至った次第。いや~~詳しくは強風歓迎.comを見てください。動画もUpされてるのでちょっと驚きます。(注意)ここはソアリングクラブの方々が地元のみなさん、観光協会の方々と協力して遊歩道の整備など行って注意深く安全に注意して守ってるフィールドですからかならずクラブの方に許可指導をもらって飛ばすことをお願いします。もちろん腕に自信が無ければ辞めた方が無難でしょう。ただ見学ならばまったくOKでしょうから南風の強い日に覗いてみることをお勧めします(^^みなさん親切に諸々ご教授してくれることでしょう。