「健脳食」
記憶力の減退を防ぐ「健脳食」受験生をもつ御家庭には必需品かも・・・ ウチもそうだが(^ ^;)本来は、老化を防ぐため食を改善する意味で開発?されたもののようだがウチのバカ息子どもにも多少は効きそうかもと 記事を読んで抜粋させていただきました。日本医療栄養センター 所長・医学博士井上正子 = 文Masako Inoue --------------------------------------------------------------------------- 人間の体の中でも、脳はエネルギー消費量の高い器官です。精緻な神経回路を効率よく機能させるためには、エネルギー源となる食物を十分にとること、必要な栄養素を過不足なく摂取することが不可欠です。 神経細胞のエネルギーとなるブドウ糖は、米やパン、麺類、肉、魚類、卵、牛乳、果物などからとることができます。注意してほしいのは、ブドウ糖は体内に多く備蓄できません。食後ほぼ4時間で吸収されつくしてしまいます。そうなると、肝臓などに蓄積されているグリコーゲンをブドウ糖に換えて脳に供給するのですが、それでも約12時間分ほど。それを超えてブドウ糖の供給が断たれると神経細胞は死滅していきます。朝、昼、晩と規則正しい食生活が脳を強化する基本といえます。 さて、脳の神経細胞はお互いに手を伸ばし合って結合しています。この結びつきが強く、複雑に発達しているほど、脳は活発に働きます。そのために欠かせないのが良質のたんぱく質です。たんぱく質を構成するアミノ酸の一種であるトリプトファンは、神経細胞同士が情報を伝達するときに必要な神経伝達物質の原料となるのです。良質なアミノ酸組成を持つたんぱく質は、魚肉類や牛乳、卵、大豆などです。 たんぱく質の次は脂肪です。「頭が良くなる」と話題になったDHA(ドコサヘキサエン酸)は魚類に多く含まれる脂肪酸。神経細胞同士の結合部を強化する働きをします。神経細胞は、海馬の一部を除き死滅する一方。しかし細胞同士の結びつきを増やし、強化することで脳の働きを活性化できます。DHAは、トロやブリ、マグロ、ウナギなど脂の乗った魚はもちろん、イワシ、サンマ、サバなど青魚にも多く含まれています。 DHAと並んで注目されているのがEPA(エイコサペンタエン酸)です。血液中のコレステロールや中性脂肪を減らして血液をきれいにする働きをしますから、脳内での血管障害が原因で起こる老人性痴呆の予防になります。多く含まれるのはイワシやサバ、サンマなどの青身。いずれも廉価な大衆魚ですから、昼の定食や居酒屋のおつまみなどで、一日一度は魚を食べるように心がけることをおすすめします。ただ、脂肪は空気に触れると酸化して劣化しやすいので、できるだけ新鮮なものをとるように注意してください。 酸化を防ぐ抗酸化効果があるビタミンCやビタミンEも脳の健康に欠かせない栄養素です。例えば、血管をつくる細胞内で酸化が進み細胞を傷つけてしまうと、老人性痴呆や脳梗塞、動脈硬化などの原因となります。遺伝子を傷つけるとガンを引き起こすともいわれ、酸化はさまざまな疾患や老化の元です。脳や体を酸化させて錆びさせないために、野菜や果物からバランスよくビタミンをとることが大切です。 もうひとつ脳に良い食品の代表選手を挙げると、それは大豆でしょう。大豆に含まれるレシチンは、神経伝達物質の合成に欠かせません。レシチンは体内で分解されてコリンとなり、伝達物質アセチルコリンの材料となります。神経細胞同士の情報伝達がスムーズになるわけです。また、アルツハイマー病などの老人性痴呆予防の切り札になるとも期待されています。枝豆や豆腐、納豆、もやしなど大豆食品は身近にとることができます。また卵やレバー、ビールにもレシチンやコリンは含まれています。 最後に、食品は最も栄養も豊富で美味しい旬のものをとること、さらに、脳や体の働きに負担となるので食べすぎは控え、腹八分目を守ることをおすすめします。 *ここまで学説的に書かれると なんか毎日のメニューに悩んでしまいますが これで頭がよくなって 進路もOKとは言えませんので・・・ あくまで参考です。 (笑)