白檀
今日の素材は 白檀 です。日本では古来びゃくだん(白檀)またはせんだん(栴檀)と呼ばれ、香木として珍重されています。壇とは、古くより中国人が貴重な材に対してつけた称呼で、白檀とは木材の色が白色系であるために、紫檀、黒檀などと区別してつけられたものです。またせんだんは、もともとインドのこの樹に対する地方名であるチャンダン(Chandan)または、サンダル(Sandal)の中国の音訳によるものと言われ、”せんだんはふたばより芳ばし云々”の歌もまたこの白檀を意味するものだそうです。(俗にに日本で Meliaceae をセンダン科として Melia azedarach L. をせんだんと称していますが、ここで言うせんだんではありません) インド原産はとくに白檀として古くから有名で、その芳香性のある木材と、心材から得られる精油である白檀油とが珍重されたそうです。 現在インド産の白檀は年に2、3回政府が入札か競売にかけているようで、インドネシア産では輸出禁止だそうです。我が社に現在入荷しているのは南太平洋産になります。スネークウッドとならぶ高価な材のひとつです‥(^_^;)製材している時の良い香りはなんともいえませんよ>^_^<写真のような小さなかたまりが大阪木材団地では完売でした (^^♪在庫はありませんが、またいつかは入荷するだろう‥といった感じです。