ビオラ製作no.39
裏板のついた横板にネックをつける作業をしました。 普通のモダンの楽器ですとこの後表板を付けてそれからネックをつけるのですが、順番が違います。 なぜかといいますとバロック楽器はモダンのようにネックをつけるための溝を掘らずに直接横板につけます。 このままですとネックが取れやすいのでそれを防ぐために釘を打ちます。 表板をつけて箱にするとこの釘が打てないからです。 膠つけの後もモダンだとクランプ1個でボタンと指板を固定すればよいのですが、バロックのネックつけは前後に揺れないようにさらに2個のクランプではさみます。