世界大不同　　　

ゴールデンウイークに東京で再会したアメリカの友人が週末遊びにきてくれました
どこを案内しようか迷っていたところ、瀬戸でマレーシアのゲストを受け入れしている
ホストファミリーが招待してくださり遊びにいくことにしました。




マレーシアのゲストの中にはイスラム教の子もいて、アメリカ軍隊の友人を連れて行くのに
少し心配もありましたが、個人の交流が大切だと普段から私は考えているので
ホストファミリーには彼女が基地で働く人だと伝えゲストにはあえて何も言わず
遊びに行きました。




友人は日本は3年目とはいってもずっと基地内に住んでいるので
日本人との交流はほとんどなかったみたい。
日本の家庭にお邪魔するのも初めてで彼女にとってはとてもいい経験になったようでした。




お昼はお寿司、夜はマレーシアのゲスト達が作ってくれたマレーシア料理と
アメリカ中西部出身の彼女にとっては驚きの連続だったよう。
昼も夜も魚、途中午後に食べにいったうどんの中にも鰹節が入っていて
なんでこんなにどこにいっても魚だらけなの～？！と言っていましたが
日本人と一緒に過ごすんだから魚からは逃げられないのよ！！と
笑って話しました。




この日はホストファミリーのお母さんのお誕生日
昼間にゲストからそれを聞き、内緒で皆でプレゼントを用意しようと
ゲストの写真を入れた写真たてをプレゼントすることを思いつきました。





午後、ホストファミリーには内緒で準備をすることにしたのですが、
ホストファミリーのお父さんもゲストには内緒で
ゲストとの写真を入れた手作りの写真たてを用意していることが発覚。

お互いに内緒で同じものをプレゼントしようとしていることがわかり、
この両方の秘密を知っている私とアメリカ人の友人は「おもしろいね！！」と
この秘密を楽しんでいました。



夜はマレーシア料理を楽しみ、その後ホストファミリーンのお母さんの誕生日パーティーが
スタート。　誕生日の歌を日本語、マレー語、中国語、広東語でそれぞれが歌ったあと
ろうそくを吹き消しました　そしてゲストからのサプライズプレゼントをお母さんに送り、
ホストファミリーのお父さんからゲストへのプレゼントが渡されました。




お互いが感激しているのが伝わってきて、言葉の通訳をしながら私も心が暖かくなり
感動してしまいました。





アメリカの友人からは軍隊の話がでたり、イラク戦争からもどってきた人の話が
出たりして冷や冷やしましたが、マレー人のゲスト達はその話題にはあまり触れず
お互いの国や文化の話をしてほのぼのとした雰囲気で会話が進みホッとしました。



彼らがどう感じたかは実はとても心配ですが、アメリカの軍人とイスラム教徒としてではなく
個人個人として交流があったということはそこにいた皆が感じた事実だと思います。
（うまく文章にはできませんが…）




帰りの車の中で、友人にイスラム教徒にとってイラク戦争やアメリカの軍隊の話題は
かなりセンシティブなことだということと私が考えるその理由を話しました。
彼女にとっては思いつかなかったということがショックだったようでしたが
新たな発見でもあったようです。




私もアメリカの基地については私個人の意見があり、それぞれの国への
政治や歴史に対する意見や感情はありますが
個人と個人の交流がそれに妨げられることがないようになりたいと
いつも思っています。






日が変わって、今日は2人で名古屋城を案内したり
買い物をしたりして過ごしました。
お昼に何が食べたい？と聞いたら、なんでもいいから
お肉が食べたいと言ったのには笑ってしまいました。