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もはや安泰の地はなさそうですな。
カナダでファーウェイ幹部が逮捕されたもんで、中国はカナダ人を拘束。 これはもう、中国に行く人は、国の抗争に巻き込まれることを覚悟しておかねばならんなあ。 いつも中国はこれだ。 かつて、尖閣沖で漁船が拿捕されたとき、中国は日本人を拘束して釈放を迫った。 日本はそれに応じて釈放してしまったんだが、そのとき日本人が拘束された理由ははっきりとしていない。 中国はまず拘束があるらしい。 理由は後で適当に付けているもんだから、なんで拘束されたのかと言われると報復としか言いようがない。 そもそも、中国が我々と同じ常識で動いていると思うことが間違いなのだと思う。 これは中国だけではなくて、日本も世界と違う常識で動いているところがあるということを自覚しておかねばならない。 だけど、どちらが良いとか悪いとかいうことではなくて、その国ではそういう考え方をするものなのだと思うしかないわけだ。 日本の法律に違反して中国人を逮捕したら、中国はその報復で日本人を拘束するのだと理解しておかねばならない。 もちろん、中国も考えなしにやっているわけではない。 国家の根幹にかかるときにそのような行動を起こすのだ。 ファーウェイの件も、幹部を逮捕したからではない。 ファーウェイが国家の根幹にかかることだからだ。 それは、かつて日本に漁船の船長が逮捕されたことを考えたら分かるだろう。 一漁船の船長を逮捕したとたんに中国という国家が報復に動いたのだ。 もしかしたら、その船長が中国にとって重要な人物だった可能性を否定できないが、普通に考えたら、国家が報復まで行って解放を要求するような事案ではあるまい。 例えば、日本の企業の社員もときどき中国当局に拘束されている。 たいていはスパイだとかいう理由だ。 そのたびに日本政府が中国人を逮捕、拘束するだろうか。 日本では考えにくいことで、報復のための拘束はしないというのが日本の常識なのだ。 これに合わないからケシカランという話ではない。 中国ではアリな話なのだから。 が、中国は今、北米との対立を許容したわけで、すでにインドとは触発状態、オーストラリアとも冷却してきていると、太平洋をめぐってあまりいい状況にはない。 その裏でロシアがヨーロッパ方面で怪しげな動きをしているわけで、年が明けたらどういう動きになるのか、よくよく注意しながら対応していかないと、10年後に日本が地図上から消えているという事態にもなりかねないよ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2018年12月17日 05時53分58秒
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