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広島サミットが終わって、日常が戻ってきたのだけど、このサミットの評価についてはいろいろと分かれているな。
成功だったというもの、失敗だったというもの、いろいろだけど、私的には今回のサミットはきっしーの数少ないというか、多分唯一の大成功だったのではないかと思う。 このサミットのおかげできっしーは歴史の教科書の1ページに名を連ねるのではないかな? なんせ、G7の首脳がそろって平和公園を訪れ、原爆資料館を見学したのだ。 これまでにこんなことがあっただろうか? 原爆被害者の人たちには「宣言に核廃絶のことがないから失敗だ」なんて言ってるけど、核兵器を持つ首脳が広島の事実を見たわけだ。 これはとても重要なことだと思う。 どんなCG映像もアニメーションもおそらく、あの資料館の1枚の写真には及ばないだろう。 私も、旧資料館に行ったことがあるけど、入ってすぐのあの人形も強烈だったが、それよりも影を残して消滅した人の写真は忘れようがなかった。 多分、他にもいろんな写真を見ているはずだが、あの写真だけは特別だった。 多分、どんなに黒焦げになっていようと、どろどろになっていようと、そこに人の姿があることに一種の安ど感というか、なんか安心してしまったんだろうな。 だけど、影はあるのに人がいない写真、これを未だに理解できずにいるわけだ。 核兵器はこんな想像超えた現実をもたらすのだと。 首脳たちが資料館の中で何を見たのかは分からないが、その写真を見ていることを期待したい。 特に、ばいでんさんは資料館の中にも核のボタンを持ち込んだそうだが、そのボタンを押した結果が目の前にあるのだと実感したことだと思う。 フランスもイギリスもだ。 そして、ロシアや中国が核兵器を使えば、自国が目の前の写真と同じ光景となることを想像できただろうか。 そう思うだけでも、今回のサミットは成功だったと思わないか? ゼレンスキー大統領の来日についてはどうかは何とも言えないが、G7がウクライナを支援するという強いメッセージになったのは間違いない。 ゼレも原爆資料館を見学したそうだが、こちらはもっと深刻だっただろう。 現に国内が戦場となっており、今このときもロシアの核の脅威にさらされているから。 今回、G7の首脳もゼレも核の脅威を身近なものと感じたと思う。 広島にそれだけの力があったというだけでも、今回のサミットは評価されないか? トルーマンはこの光景を事前に見ることができず、原爆がどのような効果をもたらすのかイメージできなかっただろう。 単に、通常爆弾を1,000発落としたくらいにしか思ってなかったのではないか? しかし、バイデンはその結果を知ってしまっている。 ここはとても重要だ。 そして、グローバルサウスの代表と言われる国の招待もできた。 これは、きっしーの会心のヒットだったに違いない。 まあ、きっしーを持ち上げることはめったにないのだが、このサミットに関してはGJだと言っていいだろうな。 それにしても、外交で成果を出した首相が国内でダメダメなのはどうしてだ? もう少し日本人のための政治をしてもいいと思うんだが... お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2023年05月25日 05時52分55秒
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