「3匹のおっさん ふたたび 第一話」を読む
『3匹のおっさん ふたたび 第一話』有川浩/著[別冊 文藝春秋 2011.3(第292号)掲載:文藝春秋刊]【送料無料】別冊 文藝春秋 2011年 03月号 [雑誌]本ブログ勝手に推奨作家、有川浩さんの『アラ還/おっさん小説』が帰ってきました。また会えるとは、嬉しい限り。久方ぶりに三匹の活躍(&暴走w)を見られるか!・・・・と思っていたら、予想外に嫁・貴子(←祐希のお母さん)のお話。三匹は、活躍どころかキヨさん以外は完全に端役状態。ほんの顔出し程度でしたよ。内容的には、お嬢様育ちで世間知らずのママさんが、パートを体験することで世間の厳しさを知り、少しだけ成長する・・・・・みたいなお話でした。ありふれたお話じゃね??・・・・そんな風に感じてしまうかも知れませんが、そこは有川作品ですよ。しっかり、時節のエピソードを絡めて、貴子と祐希親子の絆が描かれています。憎まれ口をたたきながらも、しっかり母親思いの祐希のやさしいところがでてますね。お話の中心は貴子なんですが、きっと描きたかったのは祐希(&早苗)のことなんだろうなw早苗ちゃんとの関係は、順調に育っているようですよ。そう考えると、やっぱり全体のストーリーは、祐希と早苗の高校生カップルの話にシフトしてきている?いやいや、そんなことはないでしょう。(-.-)まだまだこれからッスよ。おそらく、貴子が思いのほか良く動いてしまって、三匹の出る幕を無くしてしまったのではないでしょうか?よくも悪くも、キャラが立ってしまう有川作品にはよくあることですw(^^;次回は、三匹(&孫カップル)が大車輪の活躍をするシーンで埋まっていることを期待しましょう。↑特に、ノリさんの暴走とかw<ATTENNTION!!>今回、挿絵担当の須藤真澄さんが今までのあらすじ&今回への橋渡し的なマンガを書いておられるのですが、これがなんとも素晴らしい!これ、単行本に載るんだろうか?ぜひ載せて欲しい。しかし、載らない可能性がなくはないので、須藤先生のファンの方は、このマンガのためだけにも今回の別冊文藝春秋を開いてみるべきだと思うぞ!個人的「有川浩作品」感想一覧航空機写真を中心とした個人サイトです(^.^)是非一度、お立ち寄りください。宇宙開発関連の写真や、アラスカ旅行記もあります。