西紅柿 吵 冗談

玄関チャイムが鳴るので

どこかから、お歳暮かしら～

と出てみると

青白い顔 に こけた頬 で、白くて薄い頭髪

ベージュのベスト と ズボン

 という、頭の天辺から足の先まで、やたら影の薄い初老の男性が立っている。

えっと　・　・　・　誰だっけ　　　

咄嗟には分からなかったけど、カレンダーを差し出されて

以前お世話になっていた、印刷会社の社長だったことに気がついた。

当時はどこの中学校も、定期テストやちょっとした刊行物

生徒の文集なども全部、印刷会社がやっていたが

各校の実施 ・ 発行時期が重なるため、社内だけでは間に合わないので

アウトソーシングで西紅柿が請けていた。

でも、パソコンの普及で、だんだん先生が自分で作るようになったので

印刷会社の仕事は激減し、外部へ出すほどのこともなくなってきて

ここ数年は、全くお付き合いがなかったのに

わざわざカレンダーを届けに来てくださった。

・　・　・　のは、ありがたいんだけど　・　・　・　

相変わらず、話が長い。。。

仕事の話はもとより、ご本人の健康状態

（帯状疱疹 ・ 白内障 ・ 皮膚がん ・ 眼瞼下垂 ・ ヘルニア）  

の経過説明から、別居中の奥様とのこと

３匹の飼い犬、果ては

拾った野良猫 の話まで。。。

そんなこんなで、この日の午前中に予定していた

町の健診の結果報告会をすっかり忘れてしまい

保健婦さんから電話をいただいて

急きょ、午後イチで行ってきました。

結果はほぼ想定内。

西紅柿は健診日の午前中の 「 有償写真撮影 」 の

緊張感がぬきけらず、血圧がやや高めだったものの

それ以外は没問題。

配偶者は、相変わらず

腹囲・体重・血圧・コレステロール と

赤い星がにぎやか。

で、来年の目標値を決めさせられた後に、無罪放免となりました。