西紅柿 吵 冗談

≪　続きです　≫

この婆さん、看護士たちには事あるごとに

「 看護士さんに迷惑をかけて、すみません。」

と言っているが、同室の患者には全くお構いなし。

まぁ、手術当日の孫たちの騒ぎといい

「 この婆さんにして、この娘あり

 この親にして、この孫あり 」

なんでしょうね。

この婆さん、西紅柿が退院する２日前

やっと歩行許可が出て、リハビリ専用病棟に移りましたが

婆さんがいなくなった部屋で、同室のオネエサンは

「 あの人、たぶんまたやるでしょうね。」

と、冷やかに言っていました。

今回のタイトルは、偶々、退院した直後にラジオで 

 「父よ、彼らをおゆるしください。

　彼らは何をしているのか、わからずにいるのです」

（ ルカによる福音書　23:34 ）

というのを聞いて、あの６０婆さんの姿が

オーバーラップした次第です。

つまり、たとえばワンコに

「電柱にオシッコをかけちゃいけないよ。」　とか

ネコたちに

「よその家の庭でウンチしちゃダメよ。」

と言っても、彼らには自分のしていることが

周りにどういう影響を与えているのかわからないのだから

罰や非難の対象にはなりません。

（ なんだかアタシ、入院中にドエラク哲学的になったみたい・・・）

ところでこの話には、更に続きがありまして。。。

西紅柿が退院１週間後に、抜糸のために通院すると

あの婆さんが、ストレッチャーに乗って運ばれているのに

バッタリ会いました。

西紅柿　「 歩けるようになっていたのに

　 どうしたんですか？」

婆さん　 「 絶対安静になっちゃって。。。

　 また振り出しです。 」

なっちゃって じゃなくて、 しちゃって でしょ？

と思いながら聞いていると、付き添っていた看護士も

物言いたげな困り顔でした。

わからない人って、やっぱり

わからないんですね。。。