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カテゴリ:入院
去年の手術では、おしっこの管をつけていなかったために とにかくトイレには悩まされた。
麻酔が切れた時の第一声が 「 トイレ・・・ 」 で ICUに移ってすぐにまた、トイレに行きたくて目が覚め ブロック麻酔で全く動かない右手を抱え 点滴を引きずって、フラフラしながら 廊下の斜め向かいの多目的トイレまで歩いて行った。
そのあとも一時間おきくらいにトイレに行きたくなり その都度、体についている色々な装置を外さなければならず 看護師たちも、だんだん面倒になってきて 2~3回目以降は、差し込み便器で済ませることにした。
が、あまりに頻繁なので、それさえ面倒になったとみえ 仕舞にゃオムツをつけられた。
だから今回の手術の前には、おしっこの管をつけてくれるよう あの、若~いイケメン先生に頼んだら 先 生 「 普通は、管をつけるのを 嫌がる人が多いのに、西紅柿さんは珍しいですねぇ。」 西紅柿 「 はあ。。。」
実際に管をつけるのは、麻酔が効いてからなので いつつけたのかはわからなかった。
でも、麻酔が切れると、足の付け根に何やら異物感。
ボーっとしながら、ああ、そういえばついているんだ、 と納得したが、ちょっと体の向きを変えるたびに 普通は露出してない場所に管が触るので やたら気になって仕方ない。(だから、嫌がる人が多いのね)
ICUの看護師たちが見回りに来ては 「 おしっこ、少ないですね 」 と言って、管の先についている袋を傾ける。
わざわざ頼んでつけてもらっておきながら あまり出ないというのも、チョットなぁ、という気がしたが 手術時間が短かったのも影響していたのかも。
ところがそのうち、かなり強い尿意を感じ 我慢することもないので、安心して筋肉を緩めたら お尻の下にジワ~ッと生ぬるい感触。 え、、、管がつながっているんじゃなかったの!?
そっと手を入れてみたら、やっぱり濡れている。
ナースコールで来てもらったら、なんのことはない、 カテーテルが機能していなかった。
元々、こちらから頼んでつけたもらったものなので 結局、管を抜いて、ポータブルトイレを使うことになった。
やっぱり、多少面倒でも するべき場所でした方が、スッキリする。
こうして、初めての挿入体験は その効果を実感することなく、幕を閉じました。
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