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テーマ:暮らしを楽しむ(387516)
カテゴリ:旅
先週の金曜日(10日)に、配偶者のお母さんの3回忌がありまして。 いつも向こうへ行くときは、どこへも寄らずにとんぼ返りしていたけど、今回はちょっと余裕なので、ついでにどこかへ回ろうかということになった。
といっても、せいぜい1泊くらい。 あちこち選定した結果、どうせ寒い時に行くなら寒さが似合う場所、ということで、白川郷に決定。
そしたら冬将軍様の粋なお計らいで、出発の9日(木曜)から、この冬1番の寒波到来。 山陰方面などは30数年ぶりの大雪だとか。
でも、宿はすでに予約済み。 迷っていても仕方ないので、9日の10時ごろ自宅を出発し、軽井沢のPホテルでお土産用に予約してあったアップルパイを受け取り、一路、白川郷へ向かった。
現地に着いたのは、夕方4時ころ。 お天気の悪さも手伝って、辺りはすでに薄暗い。
雪のちらつく中、取り敢えず展望台まで行ってメインの集落全体を見たが、他の観光客の話す言葉は中国語ばかり。
5時ごろ宿泊先の平瀬温泉「山水」に到着。 ここは女将さんとおじいさんの2人でやっている小さな民宿。 いつもはホテルばかりなので、こんな宿は久しぶり。
一休みしてから、配偶者は夕飯前にお風呂へ。 その間、西紅柿は一人で部屋にいたけど、なんと言っても完全な和室なので、椅子もなければ、もたれることもできない。 座卓に小一時間も座っているのは、かなり疲れた。
ほどなくして「夕飯の準備ができました」と呼びに来られて下の部屋に行くと、暖かな座敷に飛騨牛の鉄板焼きをメインにした郷土料理が並んでいた。
せっかくのお料理なんだから、熱燗が欲しかったけど、お風呂の前だったので断念。
ここのお風呂は1つしかなくて、男女共同。 この日の泊り客は、うちを含めて2組とのこと。 もう一組はまだ着いていなかったので、そちらが来る前にあわてて入った。
お風呂は90℃以上もある源泉のかけ流しで、かなり熱め。 内側からカギをかけて入ったけど、なんだか落ち着かなかった。
お風呂から出て、しばらく部屋にいると、もう一組の宿泊客が来た。 部屋は廊下を挟んで斜め向かい。 どうやら、男性が1人らしい。
着いてすぐ、電話をしている声が、障子越しに聞こえてくる。
え、、、中国語!? それも、西紅柿にも聞き取れるような、きれいな普通話。(標準語)
西紅柿たちが早めに床に就いた頃、彼は、夕飯・お風呂を済ませて部屋に戻ってくるなり、また電話をし出した。
早口でしゃべっているので、細かい内容は良くわからないが、どうやら電話の相手とけんかしているらしい。
少しウトウトしかけていると「我告诉你!(あのなぁ)」とか「给你讲讲(言っておくが)」のような所は、声のトーンが1段と高くなるので、目が覚めてしまう。 どのくらい経ったか、ウトウトしては起こされ、を2~3回繰り返していると、彼は電話を切った。
そしてテレビをつけた。 が、しばらくして消した。
すると今度は、何やら中国語の放送が聞こえてきた。
それが、ストーブを点けたままだったらしく、ウトウトしかけると、ストーブのブザーで起こされた。 たぶん換気の警告か時間切れのブザーらしいが、この音が間隔を置いて鳴っては止まりを3回ほど繰り返し、ついに「バチン」という音がして切れた。
どうやら彼も眠ったらしく、西紅柿もこれでやっと眠ることができた。
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