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カテゴリ:植物
庭の畑にコンニャクの花に似た小さな花が咲いていました。 ドンドン拡がりはしないものの、毎年小さくて弱々しくさえ見える草なのに何度抜いても生える草です。 カラスビシャク カラスビシャク カラスビシャクの葉っぱとムカゴ(拡大写真) カラスビシャク(烏柄杓:サトイモ科ハンゲ属) 多年草 日本全土の畑の雑草として普通に生える。 葉は1〜2個根生し、3小葉からなる。 小葉は長さ5〜11cmの楕円形〜長楕円形で先はとがる。 葉柄の途中と小葉の基部に珠芽(ムカゴ)をつけ、これで増える。 花茎は高さ20〜40cmで葉より高く、 緑色または帯紫色の仏炎苞に包まれた肉穂花序をつける。 仏炎苞は長さ5〜6cmで、舷部の内側には短毛が密生する。 花序の付属体は長く糸状にのび、仏炎苞の外にでて直立する。 果実は液果で緑色。 花期は5〜8月。 (松江の花図鑑より抜粋) 球根は薬用として使われ、 漢方で 「半夏」 という薬になるため、 農家は草取りがてら球根を集めて売り、 小遣い稼ぎをしたそうです。 球根が栗のような形で、へそのような窪みがあるため 「へそ栗とも呼ばれます。 これが農家の小遣い稼ぎに使われたことから、 転じて現代の意味になったのだそうです。 (野田市HPより抜粋) 効能としては 漢方処方⇒鎮吐、鎮咳、去痰、健胃消化薬に配合されています。 民間では⇒脚気、胃腸病、神経痛、毛生え薬などにも使われるそうです。
但し、この塊茎にはシュウ酸カルシウムがあり、そのまま生で食べると、口や喉や胃腸粘膜の炎症・舌のしびれや腫れ・よだれ・ろれつが回らなくなる・声がかすれるといった症状が出る可能性があります。 (東邦大学 薬学部付属薬用植物園他より抜粋) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2024.05.19 04:36:48
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