戦国時代の男とは? 『小次郎の左腕』【小説】
【送料無料】小太郎の左腕 和田竜さんの作品 一五五六年。勢力図を拡大し続ける西国の雄、戸沢家は敵対する児玉家との戦いの時を迎えた。 戸沢家の武功者「功名漁り」こと林半右衛門は、児玉家で「功名餓鬼」の異名をとる花房喜兵衛麾下の軍勢に次第に追い込まれていく。 そんな中、左構えの鉄砲で絶人の才を発揮する十一才の少年・雑賀小太郎の存在が「最終兵器」として急浮上する。 小太郎は、狙撃集団として名を馳せていた雑賀衆の中でも群を抜く銃の使い手だが、心根が優しすぎるため、祖父・要蔵がその才能をひた隠しに隠していた少年だ。 事態は、半右衛門のある行動を機に思わぬ方へと転じていく。 主人公は小太郎ではなくて半右衛門戦国武将らしい半右衛門の考え方、行動が主軸となっています でその「戦国武将らしい」というのはどういうことなのか?こういった場合どういう行動をとるのが戦国武将らしいのか?などが文章の中にさらりと説明されているので理解しやすいこと、この上なし!! もしかしたら映像で見ている大河ドラマよりもわかりやすいかも??? 時代物というといったいどんな時代なのか?戦国時代の中でもどの頃? ここがはっきりしないと信長の登場で戦い方までが全く変わったりしますしどうしてこうやって戦わないの?なんて疑問も噴出 それも文章の中にするりと説明があって親切なことこの上なし!! これですから時代小説は避けている私が和田竜さんの作品だけは積極的に手を伸ばす訳です~~ この作品では戦国時代の男たちの男気や誇りにほんの少し、触れられたような気がしました男の世界です...