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こころ模様

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[仕事] カテゴリの記事

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転職活動♪

　やっと受ける会社が絞れました。とりあえず２社にエントリーしてみることにしました。でも、情報収集を頑張りすぎて、すでに疲れきったというか尽くした感もあります・・・これからなのに。　私自身としては、ＨＰ見たり、人材会社のセミナー行ったりしましたけど、そういうのはＰＲ的なもので、実情はイマイチ見えてきませんでした。そんな中で、友達や知り合いに聞いて、いろいろ情報を下さった方々がおられます。とても助かりました。本当に感謝です。　人間関係とかまで赤裸々に教えてくださった方もおられたり、業界の負の動向も教えていただけて、とても勉強になりました。　便利なので、人材会社を通す事にしたのですが、全然決められなくて、迷っていたら、いくつ受けてもいいんですよって言われました。まさか人材会社がそんな事言ってくれるって思わなかったし、びっくりしました。　職場を変わるのはこれで４回目・・・いつのまにか。でも１つ目と２つ目は病院だったので、横に移動した感じ。３つ目の今は、上司から声をかけてもらったので、活動どころか試験もなく。　だから、今回がはじめての転職活動と言えるかもしれません。しかも未経験職種（今とちょっと似てるけど）。　それにしても、人材会社って本当に便利。提出書類は添削してくれるし、面接練習までしてくれるらしい。職務経歴書を書いたら、三箇所もコメントついて返ってきました。１、あなたにとってこの仕事の魅力はそれだけですか？２、職場は学校ではありません。受け身の印象を持たれる可能性があります。　　学ぶ姿勢とそれを活かしていきたいという意欲を表してください。３、どんな経験が活かせるとをお考えですか？具体的にご記入ください。　すごい～。ちょっと感動してしまいました。それにしても、「職場は学校ではない」って、自分が新人さんに言ってた台詞だったのに、自分が言われてしまいました。　今朝、早速書き直したら、「大変わかりやすく書けていました。よくできていたのであれで送りますね」って電話がかかってきました。うーん。「よくできました」ハンコをもらった小学生みたいな気分。　さあ、腹くくって頑張らないと。　お昼からは、ケアマネの実習の為に社会資源調査もやってきました。調査といえば大げさですが、やったことといえば、行政の窓口や事業所にいって、話聞いたりパンフレット集めてきただけ。これを使える表にしないといけない。ほんとあっちもこっちもやる事いっぱい。　今の職場でもあと二ヶ月だからと思って、ちょっと意識を変えてみることにしました。いきなりはりきりすぎてフライングして失敗してしまったけど・・・　とりあえず、最近言葉も交わさなくなった上司達の関係をなんとかしたい。仲良く終わりたい。もうちょっと言葉を交わしてと、上司にお願いしてみた。「おっしゃる事はわかるけど、私も・・・」と、自分の話。その話もわかる。なんでこんなになったんだろう？とも思ったけど、なんとなく掛け違いの部分が見えてきた。厳しい～でも頑張る。もう伝書鳩でもいい。これも転職活動の一環。　わくわくするけど、不安もいっぱい。　何もかもうまくいくといいな。

2008/01/24

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読めない

　仕事で、最近やりはじめた作業の一つに、カルテからの情報収集がある。収集する内容は、既往歴や検査データ、心臓カテーテル検査のレポートなど。　当初あんまり難しくなさそうだと思っていたけど、やり始めてびっくり。心臓カテーテルレポートが全く読めない。　半年前まで、呼吸器・循環器病棟にいたはずなのに・・・と、かなりショックを受けた。　まず、まだ一部しか電子カルテになってないから、どれもこれも調べにくい。そして、問題の心臓カテーテルレポート。手書きなので、書いてある文自体がわかりにくい（前の職場は、レポートはちゃんとしたフォーマットに打ち出されてたし、手書きなんてなかった）。　手書きという事は、単に字が読めないだけでなく、文章の中に英単語や略語、商品名が混じったわかりにくいシロモノ（長島茂雄やルー大柴なみ！）。かつ、ブロック体・筆記体が混在し、スペルもわかりにくい上、間違っていたり。　今まで２回、循環器医師に添削してもらいながらやったのだけど、２時間かけて４人分しかできなかった。これ２５０人分以上しないといけないのに～　という事で、指示した上司に直訴してみたのだけど、もうちょっと頑張れという事になった。　このままではいかんと、実家に帰って、参考書や資料を探してみたら、いろいろでてきました。中でも、のべ９回にわたって医師にやってもらった勉強会の資料は役に立った（勉強会で、余談として話された内容がまさに、今回の知りたい内容）でした。見つけるまで、聞いた記憶すらなく、当時の興味関心に全くひっかからない部分だった事を痛切に感じました。　知らなくても事足りていたというか、不勉強だったというか・・・　それにしても、学生時代ばりに、略語辞典や英和辞典をひきまくりました。　気合を入れて、カンニングペーパーを一通り作ったので、次回の収集日がちょっと楽しみになってきました。前回、医師から匙を投げたいような様子が垣間見れた気がするだけに、次回進歩がみられ、褒めてもらえる事を期待～。　

2007/08/19

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巡回入浴

　再就職して３ヶ月。どうも仕事をしている実感が薄い。病院に比べて楽だし、楽しい。人間関係も悪くないし、むしろ恵まれている感じ。このままではやばいという認識と、弟が頑張っている事に刺激を受け、3日前に派遣会社に単発の仕事を聞きに行った。そして今日、巡回入浴の仕事にいかせてもらった。　なんといっても、在宅での入浴介助なんて学生の実習で見学して以来。しかも最近は、健康な人としか関わってなかったし、採血や心電図や身体計測したりＩＣや問診するのが主なので、寝たきりの人と関わる事もなかった。おかげで、昨日は寝れなかった。２２時に布団に入って電気まで消してみたのに、０時の時計を覚えている位。朝も４時半に目が覚めた。すごい緊張～。　久しぶりの入浴介助♪やっぱり楽しい。利用者さんの表情が嬉しい。しっかりした方はおられなかったけど、微妙な感じで返ってくるちょっとした反応が嬉しい。　母は「大変やしやめときなさい」と反対してたけど、病棟の大変さに比べたら、大変な気もしないし、またやりたいって思った。　在宅なので、訪問するという形自体も新鮮だし、いろんなお家があるなぁと勉強になった。介護保険がどこまで利用できるのか、不勉強だからわからないけど、家族の介護力の相違の影響力を改めて実感した。　そして、病院は確かに便利なハコだなぁとも思った。　あと、３人（運転してくれるオペレーターさんとヘルパーさんと看護師）でテキパキしないとうまくまわらないので、いろんなコツがある事を発見。いっぱい勉強させてもらった！病院には介護浴槽があり、我流でやってたけど、この人達は巡回入浴のプロなんだなぁと思わせられた。　逆にちょっと気になる事もあったけど・・・　最初、腕時計をもってこなかったので、職員さん多少機嫌が悪かった（今朝、いるかなぁと予想でして時計を確認してみたら、ナント止まっていたので）。でも最後は、「いやぁ～派遣会社通しているから、持ち物とかも伝わらないんだね～」なんて言ってくれて助かった。　　要領悪くて迷惑もかけたと思うけど、愛想よくお礼を言われた上、持ち上げたり、スカウト（？）みたいなお話までいただいて、ちょっと増長。　私、褒められるの居心地悪くて苦手だったのだけど、仕事で褒められるのはすごく嬉しかった。　褒めてくれてる時に、変な人が来るという意味で「いろんな看護師さんが来るから」って言ってはった事が気にかかった。　私自身、初めて出会ったスタッフと共に、初めての利用者さんのバイタルサインを判断して入浴の可否を決める怖さがあった。でも、向こうのスタッフは、もっと怖いよなって思った。チームで唯一の医療スタッフが、単発の派遣で来るなんて。そして利用者さんは・・・　そんな事を考えたら、怖い世の中だなって思った。

2007/07/14

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ひとまず。

　今日で引越し＆再就職してから、１７日。あっと言う間でした。　家は大分おちついてきて、快適です。ただ、仕事はまだたいしてしてないくせに、毎日ぐったりで、２１時２２時にはぐったり疲れて寝てしまっています。前職の習慣からか６時半に目が覚めるので、我ながら規則正しい生活を送っています。にも関わらず、口内炎ができ、若干の血尿はでるし、メイボも・・・抗生物質をのんでなんとかましになってきました。　自分の事、図太いと思っていましたが、案外繊細だったみたいです。　今日はいろいろ初体験をしました。まず、自転車で通勤。職場が山にあるので坂がきつく、皆からおすすめしないと言われていましたが、やってみたら２０分で通えたので、今後もできそうです。バスでは、気づかず通り過ぎていた景色が、とても新鮮でした。桜もまだ咲いているし、いろんなお花も咲いてるし、土の匂いがするし、公園もあるし・・・わくわくしてきました。帰宅時は下り坂で、夜景がとっても綺麗でした。　予想外に早く職場に着いたので、図書館にも行ってみました。大学図書館の雰囲気って好きです。朝早かったので、まだ人も少なく、意味なくぐるっとまわってみました。書庫が反応鈍くて使いにくかったけど、あの独特の匂いが結構好きなので、自己満足。　職員は時間外も自由に出入りできるみたいですし、新聞も数紙おいてあるので、時間が潰せそうです。　いつも迷っていた構内も一人で移動でき、よく使う通路については自信がつきました。調査も一部独り立ちしました。　電話がかかってきても、前の職場の部署名でなく、今の職場の部署名がすっとでてくるようになりました。　　そして、オフィスの引越しが終了。パソコンと机は、今まで人のを借りていたのですが、やっと自分のものをもらいました。パソコンには、ビスタを入れてもらったので、なんだか新鮮です。　先週、この仕事に誘ってくれた上司から「頭使う仕事してもらってないから退屈してない？パソコンが来たら、どんどんしてもらうから」って言われました。初めてのオフィスワークなので慣れないし、昨日もプリンターと大格闘しているレベルで、退屈どころか、自分では頭も気もいっぱい使っているつもりだったのですが・・・苦笑。明日から、ちょっと怖いです。　　何はともあれ、いろいろ体験・勉強できますし、スタッフは皆さん親切なので、本当にありがたいです。感謝です。また、お昼休憩が一時間あり、お茶の時間まであるＯＬライフ自体が私にとっては優雅で新鮮です。もう前の仕事には戻れないかもしれないと不安になるくらい・・・　全体的にちょっと落ち着いてきたので、この一年をどう過ごすか、この先どうしたいのか、そろそろ考え始めようという気分になってきました。　

2007/04/17

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勤務最終日

　今日は勤務最終日でした。ここでの４年間、振り返ったら、あっという間でした。　昨日同期としこたま飲んだわりに、朝はすっきり起きられました。出勤して一番に、病棟スタッフのロッカーにサンキューギフトとメッセージカードを入れているにも関わらず、辞める実感がない。挨拶まわりをしてても実感がない。ロッカーを片付けても、社員証その他を返却しても実感がない。　ただ、一日とってもにこにこしていたらしく、数人の同僚に指摘されました。実際楽しく仕事できました。私の一番好きな仕事、お風呂介助ができたのも大きかったです。　最後の最後に、一年目さんを思いっきりしかってしまったのが今日の唯一の後悔・・・　師長さんに、「この一年、過緊張になったんやと思う」って言われた時、「あぁ、そういう事やったんやな」って思いました。退職で、解放されて楽になれると思います。でもまた壁がやってくる。次は乗り越えられるよう、力を蓄えようって思いました。　今まで仕事した中で、最も尊敬できる上司でした。いっぱい怒られましたけど、部下として感謝しています。　今日は、お花やプレゼントをもらったけど、スタッフ全員からの写真付メッセージ集が一番嬉しかったです。　この職場で、同僚達と一緒に働けて良かったと心底思いました。　もう病棟で働かないからいらないって、いろいろ捨ててたら、「また働きたくなるよ」って言われて、「そうかも？」って思えてきました。患者さんあってこその私。今日一日、改めてそれを実感しました。　元気になっていかれる患者さんから貰うパワーは大きいです。どんなにしんどくても、患者さんからの言葉で、すごく元気を貰います。勿論、その反対もありますけど・・・　でもやっぱり、この仕事好きだなって思いました。　一年後、自分がどんな答えを出すのか、今はわかりません。でも、私の人生での大きな転換点。しっかり地に足をつけて頑張ろうって思いました。　今、荷造りをしているのに、まだ実感がありません。次の職場に行っても、落ち着くまでは実感しないのかもしれません。実感した時、きっととても寂しくなるんだろうなって思いました。　通いなれた通勤路、お気に入りの桜並木、病室から見える夜景・・・もう最後。そして空を見上げたら、また部屋の窓から、飛行機が見える景色が大好きでした。段ボール箱に囲まれて、今晩一晩でこの部屋ともお別れ。　明日の今頃は、滋賀人になっている・・・なんだか不思議です。　今は、何もかも、誰も彼もに感謝したい気分でいっぱいです！大阪に来て、この職場で働けて本当に良かったです。　　

2007/03/29

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最後の夜勤

　昨日から今朝にかけて、この職場で最後の夜勤でした。今現在の気持ちでは、もう病棟では働かないつもりなので、夜勤という勤務自体の最後かもしれません。　２２日からずっと連勤で、スタッフの病欠が次々出る中、４日勤残業つきで迎えた夜勤でした。６日連続勤務なんて、半年に１回あるかないかくらいのものなのに、スタッフ・患者さん共に大変な時期と重なり、最後の最後に本当にしんどかった。でも、しんどい中に妙な充実感がありました。　病棟自体が大変だったので、団結感が強くなっており、濃い勤務になった上、患者さんの急変に対する勘も冴えていて、自分の直感に随分助けられました。「なんかおかしい」「いつもと違う」という自分の判断に、自信をもてるようになった事を改めて実感しました。　夜勤全体としては比較的落ち着いていたので、ゆっくりと患者さんに対応できたので、悔いのない夜勤になりました。７時ぐらいから１人急変されたけど、発見対応も連絡調整も早くでき、わりとすぐ持ち直せたし・・・改めて怖いとも思ったけど、ほっとしました。　今年の退職者の送別会は明日だったのですが、前代未聞の病欠者続出で中止となり、勤務も大幅に変更されました。スタッフそれぞれに最後の挨拶のできる日をチェックしてたのが、狂ってしまい、挨拶できてないけどもう勤務が合わない人もでてきました。　あと１日しか働かないのに、全く実感がなかったのですが、今日が勤務上最後に重なるスタッフ達には挨拶をしていきました。晴れ晴れお礼を言ってるつもりなのに、涙がでそうになりました。そして、「この職場で働けてよかった」っていう実感がわいてきました。　最終日、病棟でだけは泣かないようにって思いました。　上司に、「これ物品の最後の仕事」って、古くなった物品ノートを新しくするように言われました。２年前に作ったファイルはぼろぼろ。それだけ活用してもらえたんだと、自分にいい聞かせながら、次はいつまで使ってもらえるかわからないけど、皆に使ってもらえるものを残せるのがなんだか嬉しかったです。　他にも、作ったものがちょこちょこあるなぁと思ったら、独りよがりですが、やっぱり嬉しくなりました。　振り返ってみれば、いろいろ大変で面倒な事も多かったけど、楽しかったです。明後日が最終日。この気持ちのまま、悔いのないように頑張りたいです。

2007/03/27

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後戻りできない

　引越しの契約書をもって、賃貸仲介業者に行きました。これで契約完了！　そして、書類を持って４月からの職場に行きました。４年前の一年間、月に２～３回程度お世話になった職場。当時はヨソモノ感が強かったのに、懐かしいっていう気持ちがわいてきたのにちょっとびっくりしました。　勤務されているスタッフに挨拶をして、あちこち案内してもらって・・・ちょっと怖くなりました。以前より確実に規模拡大。紹介していただいた、一緒に仕事させていただく方達は、きりっぱりってしてらっして圧倒されました。やっていけるんだろうか？　夕食をご馳走していただきながら、仕事内容のお話を聞いてますます怖くなってきました。想像していた以上に、いろんな事を任せていただく事になりそう。未経験な上、覗いた事もない世界なのに・・・　期待に沿えるよう頑張りたいけど、私の器には余ると思う。確実に。充電じゃなくて消耗になったりして・・・苦笑。　でも、今更後戻りはできない。とりあえず一年。前向いて進むしかないんだって思いました。仕事内容や可能性についての話の続きに、「この一年は大きいよ」って言われたけど、本当にそうだと思います。　怖いし不安いっぱいだけど、可能性もそれだけ大きい。普通ならなかなか出会えないチャンスだし・・・　飛び込む前だから余計に怖いのかな。　

2007/03/16

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あと半月・・・

　朝一番、以前の職場に就業証明書をもらいに行ってきました。数日後に取りに来てと言われたけど、今日欲しいと言ってみたら、半時間で作ってもらえました。感謝です。　ついでに健康診断を受ける事ができました。提出締切日までに、健康診断を受診できる日が今日しかなかったので、一か八か聞いてみたらできると言われ、とてもラッキー。　健診項目に、内科・耳鼻科・眼科の受診があり、採血・レントゲン・心電図と移動したので、あちこちで懐かしい顔に会えました。「私って運がいいわ～」と思ってまわっていたのですが、「帰ってくるの？」って聞かれる事が多く、「しまった！」と気がつきました。この時期に健康診断書を作ってもらうって事は、就職って考えますよね・・・失敗失敗。　でも、健康診断を受けた事で、会いたかった人に会えました。その場所が心電図っていうのが微妙でしたけど、当時の私にとって、癒しの存在だった検査技師さん。ずっと聞きたかった質問もできたし、昔と変わらない笑顔が嬉しかったです。　当時の（言葉の使い方はまちがっているけど）天敵も発見。髪は白黒マーブルになり、鬼瓦みたいな顔がますます・・・いろいろな噂は耳にしたけど、苦労されているんだなと。　８年前に辞めた職場ですが、知っているスタッフがいっぱい残っていました。私は、オリンピックみたいに４年毎に所属先を変えているので、ずっと続けている人と自分を比較したら、なんだか４次元空間で足場なくきょろきょろしているようなイメージが浮かんできました。こんなんでいいのかな・・・と。　本当は今日、次の職場に行くはずだったのですが、健康診断の事を告げ、延期にしてもらえたので、ゆっくりできました。でも、健康診断って健康保険がきかないから予想以上に高くて、用意していたお金では足りず、支払いができませんでした。いつまでに支払いますっていう誓約書を書いて帰りました。恥ずかしい。　実家に帰って、転職・引越しの必要書類は健康診断書以外は全部揃い、ホッとできました。　現職場での引継ぎも順調で、ロッカーがどんどん綺麗になっていきます。あと１３日勤務したら、さようならです。　やっと、実感と名残惜しさがわいてきました。一日一日、大切に過ごしたいと改めて思いました。　　

2007/03/12

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あと一ヶ月。

　早いもので、もうじき３月。先週から、退職の手続きのお知らせが総務からちょこちょこ送られてくる。資料をみていると、懇切丁寧でわかりやすいので、ちょっと感動。前回の職場は、ここまで至れり尽くせりではなかったなぁと比較してしまった。　あと一ヶ月だし、退職届も出したし、手続きをしているにも関わらず実感がない。来月の４月の勤務希望の表に名前がないし、同僚からは食事に行く度に「寂しくなる」って言われても、他人事に聞こえてくる。　何故かなぁと考えてみる。前の職場を辞める前の３ヶ月間は、とても楽しかった記憶がある。４月からの学生生活に対する不安と期待を持ちながら、精一杯思い残すことなく働こうっていう気力があった。患者さんからも「楽しそうやなぁ」と言われたり・・・　今は、どう？４月からの仕事に対する不安と期待はある。でも、前回と比べて楽しくない。疲れているし、イライラしてる。不満の理由もわかってる。　２月丸々、黒い雲が覆ってたみたいな感じ。半月ばかり、ずーっと体調崩したまんまで、ちっとも治らないのは明らかにストレス。無気力感もあった。　こんなままで退職を迎えたくないのに・・・　先日、外来応援に行った時、誰かにじーっと見られてるのに気がついた。一年前に入院してらっした方の息子さんだった。目が合ったら笑いながら話しかけてきて下さった。ちょっと調子が悪くなって点滴に来られたらしい。「見に行ってやって」と言われて伺ったら、わりと元気そうで、手を握りながらいろいろ話をして下さった。　いつの間にか点滴を終わられたので、帰られたんだと思っていたら、内科外来の入り口で、二人立って並んでこちらを見てらっしゃるのに気がついた。近づいていったら「あんたのこと待ってたんや。忙しそうにしてるから。」って。とってもとっても嬉しかった。そして挨拶したら、帰っていかれた。並んで歩いて帰られる後姿を見送りながら、患者さん（お母さん）の背の高さに驚いた。ずーっと車椅子に乗ってはる姿しか見た事がなかったから。元気にされているんだなって思ったら、また嬉しくなった。　たぶん、もう会うことはないと思う。でも最後に素敵な贈り物を頂いた。　土曜日に、「がんの痛みと心の痛み、どう支えますか」というテーマのセミナーに参加した。いろいろ勉強になったし、内容がとても良いセミナーだった。先週このセミナーを知った時、病棟勤務は二度としないと思っているけど、どうしても行きたいと思った。行ってみて、自分が患者さんたちから頂いている贈り物の事を改めて実感した。　この仕事、やっぱり好きかも。あと一ヶ月、とても貴重な時間だから、大切に過ごしたい。

2007/02/26

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発表終わったー。

　頭痛の種中の種だった発表が、やっとやっと終わった。夜勤明けであんまり睡眠とれないまま、夕方職場で最終の読み合わせをして、いざ本番。あ～、緊張した～。でも落ち着いて発表できていたみたいで良かった。　マイクの電源いれずにしゃべってしまうという失敗をしたし、２ヶ所くらいかんじゃったけど、まぁいいや。質疑応答が、想定範囲内のものばかりでちゃんと答えられてほんと良かった。部長から課題を言われたし、訂正して抄録作りしないとけいないし、早速継続研究はじめないといけないけど、今は自分にお疲れ様。自分でもよく頑張ったと思う。自分で自分を褒めてあげられるなんて私にしては珍しい。　研究の為に棚上げしていた他の仕事にも手をつけないといけないけど、とりあえずは肩の荷がおりた。だって、これが一番やっかいだったから。あとはなんとかなりそうというか、できそう。６月から遊んでいなかった分、今から遊ぶぞー。貯金も確認したし、退職まではお給料散財してもいいくらいの気分。羽のばそーっと。　同僚の労いの言葉も嬉しかった。皆それぞれ協力してくれていたのでありがたい。終わってみれば（まだ終わってはいないけど）、良い経験させてもらったんだと思う。いろいろ勉強になったもの。

2006/10/12

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整理。

　朝、同期に「退職の話とおった」って声をかけられた。彼女は職場のメンタルヘルスにも相談に行ったらしく、師長さん以外の上司にもいろいろ言ったらしい。病棟が違うから上司も違うけど、私の方はまだ音沙汰なし。とりあえず、発表を終えるまでは、居心地悪くしたくないので、現状でいい。　でも、相変わらず気持ちのシーソーが続いてる。３月までもつんだろうか？って・・・たぶん、もつとは思う。でも、今のままなら心がどんどんすさんでいきそうで我ながら怖い。前の退職時は辞める３ヶ月間がとても楽しかったから、今回もって思っている。でも、まだ５ヶ月ある。　３月まで頑張る事で得られるものって何だろうって考えてみる。　それは、年度末で退職時期として綺麗な時期だから。正式と考えられる退職時期だから。　　　　　担当している係りの仕事の区切りだから（仮にもリーダーとかサブリーダーが　　　　　ついている担当を途中でほおりなげて、迷惑をかけてはいけないから）。　　　　　綺麗に辞めたいという自分勝手なポリシーがあるから。　　　　　たぶん最後の病院になるから、悔いのないように辞めたいから。後悔したくないから。　　　　　頑張ろうと思えば、頑張る事が出来そうだから。　　　　　甘えに負けたくないから・・・などなど　１２月で辞めるっていうとまずい理由は何だろうとも考えてみる。　私が抜けたって仕事はまわるけど、正式な退職時期ではないし、たぶん補充はこないから、一人抜けた分人数的にきつくなって迷惑がかかる。そして、途中で抜けるって決めた事に対して、冷たい視線を感じる事が怖いし、結局は自分が一番傷つかない方法を天秤にかけて考えているのかもしれない。自分可愛さのエゴかも？　でも、よく考えてみたら、３月まで働いたからといって、担当している仕事がやり遂げられると言い切れないし、きりがつくわけでもない。ただ、年度末の評価をしたっていう「形」に過ぎない。そんなレベルの自己満足。むしろ、こころが荒んだ状態で働く方が、スタッフや患者さんに迷惑かもしれない。　そして、辞める３ヶ月間が楽しいという保証はないし、名残惜しいという感傷だけで楽しく仕事ができるわけもない。結局、自分次第で楽しいか楽しくないかは変わってくる。　逆に、３月までと思って目標にあげていたことを、１２月まででやってみたら、迷惑はそんなにかからないかも。評価も途中までしておいて、綺麗に引き継げばいいのかも。精一杯やったっていう実感がほしいなら、取り合えず、１２月まで出来る事を精一杯やってみたらいいっていう気がしてきた。まわりくどいけど、ちょっと雲が晴れた気がした。　まずは一つずつ、取り合えず、やれることから、やっていこうって思った。そしたら、１２月で辞めるっていってもいいよ！って自分に許可が出せるかもしれないし、もうちょっと頑張りたくなるかもしれない。　なんか私、下を向きながら、同じ所を、くるくるくるくるまわっている気がしてたけど、ちょっと違う角度も向けた気がした。　　　　　

2006/10/04

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感謝。

　辞めるって言えた事に対して、励ましや温かい言葉をたくさんいただきました。すごく嬉しかったです。いっぱい気遣ってもらってありがとうございました。　まだ上司に退職の許可をもらったわけではないし、その上に部長との面談というもっと大きな山が待っていますけど、締め切りまでに言えた事ですっきりしました。たぶん大丈夫。それに、退職後の事考えたら、不安より期待の方が多く、楽しい気分になれます。　昨日の夜勤もとてもきつかったです。普段は４人で勤務しているのに、患者数が少ないからって３人に減らされたのです。連休明けなので山のような採血があり、朝はてんてこ舞いになるのがわかっているのに・・・　本当はリーダーだったけど急遽メンバー業務になったので、準備してたら、同僚達が何も言わずに夜勤メンバーの仕事をフライングしてやってくれてました。自分で洗面できない患者さんがいるお部屋の洗面介助を４部屋もしてくれた上、物品点検や補充まで。とてもとても有り難く、大げさでなく涙でそうになりました。　単純な私は、不幸な気分が一気に去っていき、すごく幸せな気分になれました。そして「よし！頑張ろう」と俄然やる気がわいてきました。　と、そんな時に急変が起こってしまい、一時はどうなる事かと危惧しましたが、発見が早かったので、すぐ安定して落ち着きました。ここでもおおいに助けられました。　夜勤の顔ぶれにも恵まれていて、夜勤は忙しいなりに過ぎ去ろうとした明け方、自立した患者さんが滑ってしまうという出来事が起こってしまい、最後の最後に落ち込む羽目になりました。　でも、結果的には皆さん無事だったのが救い。良かったです。報告時、上司の的確な助言に、いつもながらさすがだなぁと感嘆してしまいました。そういう上司だから、今後の出方が怖いんですけど・・・　仕事が終わってもいろいろ残務や課題があり、結局お昼まで居残ってしまったけど、同僚や上司からいろいろ差し入れをもらい、すっかりお腹も膨れて帰宅しました。　本当にいつも助けてもらってばかり。上司に言われるまでもなく、あとの６ヶ月ちょっとは気持ちを改めて頑張ろうって思いました。

2006/09/19

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やっと辞めますって言えた！

　夏休み明けの師長さんとやっと会えた。なかなか勤務が合わなかったので、勢いづいて「お時間ありますか？」と聞いてみた。急ぎかと聞かれて、それには「いいえ」と答えたけど、大事な話ですと食い下がったら聞いてもらえた。　思い立った動機と今の心境を話してみた。辞めてどうするか聞かれたけど、正直に今はきちんと決められないのでしばらく休憩して考えると言ってみた。訪問看護や在宅サービスがしたくて再就職をしたのだけど、今はその気持ちが自分でもわからなくなったから、もう一度やりたい事を考えてみたい事、このまま続けたらますますしたい事がわからなくなりそうな事も伝えた。自分の祖父母や家族との時間をもちたいと、患者さんを通して思うに至った事も伝えた。今年に入って疲労感が強くなって身体的・精神的にきつい事も隠さず伝えた。　ここでは訪問看護や在宅をやっていないから、当初の希望に添えない事はわかったけど、ここでのキャリアを積んでこれからっていう時にっていう言い方でたしなめられた。それに対しては謝罪した上で、かぶせて繰り返してみた。じゃあ、出歩きすぎ・遊びすぎで疲れているって言われたので、６月以降は旅行には行っていないし、約束していない限り家で静かに過ごしているってきっぱり言ってみたら、それはおかしいなぁって納得してくれはった。　で、「仮に退職を聞きいれたという仮定で、７月まで延長は可能か」と、絶対聞かれると思ってた事を聞かれたので、３月までもたないと思っていたけど３月まで頑張ろうと思うことで落ち着いたので延長は無理だとすぐに返事した。ここで迷いを見せたら一貫の終わりな事は勉強済み。じゃあ、「一応話は聞きました」と第一段階終了。私は取り合えず言いきった事でほっと一息。綺麗事を並べるだけではなく、ネガティブな事も包み隠さず口にしてしまったので、これからも言い切れる自信がでてきた。ライバル（退職希望者）が少なかったら大丈夫そうな感触。　看護研究のせいで今日も０時前まで話し合いを続けてしまう羽目になったけど、お菓子や食べ物でつられたのと、とりあえず言えた事で顔が笑っていたみたい。同僚達に、なんか嬉しそうって言われた。明日が過酷勤務であろうと。明後日の夜勤が、患者層は重い上、連休明けなのでほぼ全患者に採血オーダー入っており、朝から１０人ずつは採血しないといけなかろうと、患者数が少ないからという理由で４人から３人勤務に減らされると知っても。笑えているという事はそういう事みたい。

2006/09/16

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とんちんかん

　昨日、同期と食事に行き、退職について話をした。正確に書くと、２人とも、家で晩御飯を食べてからまた晩御飯を食べにでかけてしまった。ほんとよく食べた。結局２人でパンに前菜にパスタに、デザート盛り合わせまでしっかり注文して完食してしまった。でも食べる事は幸せ。　お互い未だ上司にいえていない。毎日「今日こそは！」と上司をながめては、いつも何かしらの問題が起こって上司の機嫌が悪くなり諦めるパターン。最近は、自分が退職を切り出している夢までみるのに。　診療報酬の改定で、病院は大きく人手不足。きっと再就職で今年ほど有利な年もないんじゃないかと思う。今の職場も、以前はあまり募集広告をかけていなかった印象だけど、最近はびっくりする所にまでかけるようになったし、実際集まっていない話を聞く。だから余計に辞めにくい。なのに、すっかり退職が確定した気分なので、退職後の想像をすると楽しい気分になってしまい、そんな気分が顔にあらわれてしまいそうで怖い。なんか、ケロッと辞めますと言ってしまいそうな自分がいる。病んでいる時に、切り出していればどこまでも暗い表情ができたろうに・・・　　足元（辞めると言えてもいない状態）はしっかりしていないのに、どんどんその気になっている私は、賃貸情報誌を見て空想にふけったり、通信教育資料を取り寄せたり、はたまた旅行先を検討したりしてる。失業中の資金として、三月に満期になる定期預金まで作ってきた。やっている事はちょっととんちんかん。　今日は、入社時の研修以来はじめて就業規則をパラパラめくってみた。印をつけるようにと言われたらしい所に丸や線が引っ張ってある。　目下の興味は退職金。見てあまりの低さにびっくりした。前の職場は同じ年数働いたのに、確か月給の2.5倍くらいあったような気がする。今の職場、計算してみたら月給以下だった。これって計算間違い？それとも噂どおり自己都合退職者には冷たいという事かしら？ま、いいけど。　参考程度に、退職手続きの欄もみてみた。退職希望日の14日前までに所定の用紙に書いて提出って書いてある。じゃ、今言い出して書いちゃえば、9月でも辞められるっていう事？ってあり得ない想像をしてみた。　さ、今日の夜勤も忙しいはず。そろそろ寝る準備・・・　　　　

2006/09/09

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リミット

　３月退職希望者のリミットである９月に入った。退職するって決めているのに、まだ上司に言えていない。今日の夜勤明けで言うつもりだったけど、できなかった。あまりに夜勤が忙しくて、疲れ果ててしまって、退職を切り出すエネルギーが残っていなかった。引き止められたら、負けそうな感じ・・・で諦めた。　一昨日、母に「まだ言ってなかったの？未練があるの？」って聞かれた。未練はなくてタイミングをうかがっているんだけど・・・　友達に「なんで３月にこだわるの？世間体とか気にしすぎ。そんなことばかり気にせずに辞めればいいのに」って言われた。でも、少なくとも会社の組織の一員としての役割の一端を担っているんだから、責任だってあるし、節目に綺麗に辞めたい。勿論後味の悪い辞め方はしたくない。　だけど、あと７ヶ月もつんだろうか？っていうくらい、心が疲れている今日この頃。１２月で辞めますって言ってみようかって妄想まで浮かんできてる。そして辞めてからの事考えたら、ウキウキ楽しくて仕方がない。この浮き沈みはちょっと病気。　ある後輩が退職した。前から「いつ辞めてくれるんだろう？」みたいな雰囲気はあった。月頭から、部屋もちはさせてもらえず、助手業務に従事させられていて、リストラ寸前の窓際族みたいだった。私も、夜勤を組む事がなくなってほっとした人間の一人だったし、冷たかった。部署全体がそういう雰囲気で、その子の同期や後輩にあたる新人さんの手前も、とてもとてもつらかったと思う。でも、気の毒とは思いながらも、思いやってあげることはなかった。昨年関わって痛い目にあっているので、正直関わりたくなかったし、それ以上に自分が疲れていた。　最終週に、彼女の退職が発表された。突然の事でかなりびっくりした。そして、遅いけど、はじめて彼女の気持ちを思いやるようになった。最後の日、彼女が挨拶に来てくれた。ご迷惑をかけましたと言われたけど、かけていただきましたって心の中で思っているものだから、即座に返す言葉が浮かばなかった。辛うじて言葉を選んだ苦い返答をしながら、自分を振り返って後悔した。だって、匙を投げた自分がいたし、先輩として彼女の良い所を見てあげようとせず、ため息ばかりついていた自分がいたから。一時期、彼女に私が潰されるって思っていた時期もあったけど、結果として私達が彼女を潰したのかもしれない。申し訳ない・・・　部署には今でも、彼女に対して冷淡な空気が残っている。それは忙しさでぎすぎすしているからっていうのが大きいと思う。昔はこんなじゃなかったのに、いつからこんな空気になったんだろう？なんでこんなにいらいらしてるんだろう？　疲れていると、ものを考えなくなる。思考を止めてしまう。そして何かを攻撃してしまう。そしてまたその事にも疲れる。なんて悪循環。　彼女のさっぱりした表情をみながら、土俵が違うけど、辞めると決めてすぐ辞められるのが羨ましいとさえ感じた。すごく自分勝手だけど。リミットは近づいている。言うのはしんどいことだけど、言ったら楽になれるのかな。それとも言ってから、余計にしんどい日々がやってくるのかな。３月まで、心残りなく精一杯、楽しく仕事できるかな・・・　

2006/09/01

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支える力

　夜勤に行くと、彼は頑張っておられた。　彼は先月歩いて入院してこられたのだけど、日に日に状態が悪くなっていかれた。主治医が病状説明をした時に同席をしたのだけど、息子さんがはっきりと「納得がいかない」とおっしゃったのを覚えている。歩いて入院できた父親がどんどん悪くなる。そして、まだ笑ったりしゃべったりできるのに、危険な状態だと告げられる。信じられないと思う。「絶対に歩いて帰る予定ですから。」と言いながら「人工呼吸器はいりません。」とよどみなく何回もおっしゃった。　その日が山だったのだけど、なんとか持ちこたえられ、悪いなりにも安定された日々を過ごされた。　ある日、おろおろした奥さんに「すみません、孫が天井に折り紙をはってしまって・・・すみません。」と声をかけられた。訪室したら、天井に色とりどりのハートや星の形の折り紙が貼られていた。彼は、もう自力で起き上がれなくなっておられ、天井ばかりながめて過ごしておられる上、何か見えるらしく、しきりと手で払ったりされるらしい。それを見たお孫さんが工夫をこらして貼られたらしい。彼に「見えますか？」って聞いたら笑顔で頷かれた。このお孫さんは、彼の大のお気に入りで、東京での仕事を調整してはお見舞いにこられていた。なんて素敵なアイデアだろうと思った。　１０日ほど前に、心拍がそれまでの半分の４０～５０台、血圧も７０台、酸素の指標も著明におちられ、おしっこがでなくなり、意識もなくなられた。ご家族も覚悟された様子で、息子さんも「先生にはいつですか？今日ですか？って聞けないんですが、今日くらいかなと思っています。でも明日、東京から来る孫に会わせてやりたい。それまでは・・・」とおっしゃった。　一晩、「明日の夕方にはＯＯが来るから頑張れ」と、励まし続けられた結果、お孫さんが来られるまで持ちこたえられた。その上、お孫さんがこられてから、心拍数が７０台、血圧も１００台、酸素の指標も改善した上おしっこもでるようになった。ご家族もスタッフも皆びっくり。お孫さんのパワーだと皆が口を揃えた。それから再び、悪いなりに落ち着いた状態を続けてこられた。　夜勤前、詰め所で情報収集をしていると、息子さんに「今晩泊まったほうがいいかなぁ？」と聞かれた。それくらい落ち着いていた。今着たばかりであまり状態がわからないと前置きした上で、その方がいいと伝えた３０分後、彼は息を引き取られた。私の夜勤に交代する直前１０～２０分の間の出来事だった。　　意識が改善される事はなかったけど、ご家族に囲まれて過ごされた数日間だった。病室には空気がある。患者さんを中心に人工呼吸器と機械しかない部屋は、冷たく硬く感じる。ご家族がおられても、座って眺めておられるだけで、人工呼吸器の音しかしないお部屋も、寒かったし、狭い病室のはずなのに遠い距離感を感じる事すらあった。　彼の病室には笑顔があったし、常に人の声があった。部屋に入ると、冗談を言われたりして、笑い声があがった。深刻な状況なのに、とてもとても温かい、明るいお部屋だった。最期も「笑って送ってやろうと思っています。」とおっしゃっていた。彼のお部屋では、ご家族の支える力の大きさをとてもとても感じた。　私は実際には無宗教状態だし、霊魂って言われてもよくわからない。でも、人の思いは強いと感じるし、外見上の意識がなくなっても、耳は聞こえているという説を信じている。空気もきっと感じているだろうし、物質的な目ではないにしろ、見えているのかもしれないと思う。　お亡くなりになった１５日は、第二次世界大戦の終戦の日。戦時中、彼は特攻隊に入隊しておられたけど、出撃する事はなかったらしい。でも何人も見送ったとおっしゃっていた。うつらうつらとした意識の中で、何を見て手を払っておられたのだろう？　折り紙が貼られてから、その動作はなくなったみたいだけど・・・　　おつかれさまでした。もうゆっくり休んでください。ありがとうございました。

2006/08/15

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刺激の大切さ

　今日は休日で落ち着いていたので、同僚は皆早々と帰っていくのに、一人で残業。もともと仕事が遅い上に、お昼から微妙な緊急入院を担当してしまったのが原因。入院時の情報収集をとる中で、ちょっと？な事が多くてぷりぷりしてたし、いつもなら取り残されたらちょっぴり寂しい気分になる。でも今日は、同僚達があれこれと手伝ってくれてとても助かったし、何より嬉しい事があったので、寂しい気分は飛んでいった。　今日担当させていただいた方の中に、先月までＩＣＵで人工呼吸器をつけていて抜管後に病棟にこられた方がおられた。高齢な事もあり、当初は反応が鈍く健忘症まで疑われていた上、傾眠傾向が続いてらっしたのだけど、ここ最近目覚しく活気がでてきてるという情報。動けないと思われていた先週、便意を感じてトイレに行こうとして床に倒れていた事があり、要注意人物だったのだけど、今日の会話ぶり動きぶりではかなりの回復を実感した。食事もほんのちょっとの介助でとれるようになったし、車椅子への移動も手を添えて見守る程度。何より会話が通じようになってきたし、表情がでてきた。どうも同室者との会話が鍵になったみたい。　朝の掃除の時、車椅子に乗れる方は極力乗っていただいて掃除をしている。当初は状態的に無理だったし、乗れるようになった最近でも乗ることを嫌がられていたのだけど、先週珍しく乗られた事があり、その時同室者と挨拶程度の会話をされ、同室者の存在を認識されたみたい。ベット上にいても、ギャッジアップしたら目を合わせたり、会釈されるようになられて、どんどんしっかりしてこられた。刺激ってすごいんだなって改めて思った。　そんな中、飼っているオオムの写真を持ってきてと家族に頼まれたという申し送りがあった。自分からそういう要求をされるっていう事自体がすごい進歩に思えて皆でびっくり。今日話題をふってみたら、写真を見せて下さった。そこにはブラジルからやってきたという巨大なオオムを背中にのせた、笑顔満面のとてもお洒落な老人が写っていた。最初に見たのが寝たきりの姿なので、元気な時の姿が強烈に新鮮だった。ご家族によると、デザイン関係の仕事をされていらっしたらしく、服装にはかなりうるさい方だったらしい。車椅子嫌いだったけど、オオムの話から表情がよくなって、洗髪に車椅子で行ってくれる約束を取り付けた。髪の毛洗った後、にっこり笑顔。あぁさっぱり～。そのままトイレでウォシュレットしようって言ってみたらオーケーしてくれた上、トイレでおつうじまでできた。素晴らしい！尿管とオムツにさよならできる日が近いと実感。食事も半分くらい食べられるようになってきたし、点滴ともさよならできるはず。手をごしごし洗ったら、垢がいっぱいでてきて「汚れてるな～」って発言。あぁすっきり。しかも発語増えてきてる。きっと、どんどん元気になれる。疲労もみらてないみたいだし、表情もいい。　ご家族からお礼の言葉と労いの言葉をいただいたけど、私の気分は爽快だし、私こそ元気をわけてもらった。私にとっても良い刺激になったもの。ひさびさに仕事でウキウキできた。やる気もでてきた。こちらこそありがとうございました。

2006/07/17

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七夕コンサート

　今日は七夕コンサートのボランティア当日。１０日ほど前から笹飾りや短冊を作っていたので、それを前日に笹に飾る作業はなかなか楽しかった。飾り付けしながら、お願い事を読んでいると、一般的なものや微笑ましいものもあるけど、病気に関する切実なものがあったりして胸をつかれた。お願い事が叶うといいなと本当に思った。　当日の設営も子供の頃に帰ったみたいにあちことべたべたはりつけて、楽しかった。でも、休日に白衣で病棟に行くのはやっぱり・・・しかも白衣だから普通に用事も頼まれたりする。　今日の主な仕事は、患者さん達の安全な移動介助。とにかく事故と貴重品管理について口すっぱく説明される。５日前と前日に出欠確認していたけど、当日調子が悪くなって車椅子の人がだいぶん減った。病棟も急変があってばたばたしていたので、排尿や移動を手伝ってもらう時にちょっと申し訳ない気がした。　でも、コンサートだからその前にお風呂にいれてと頼んではったり、リハーサルの頃から私服に着替えて覗きにこられていたりと、意外な人が身づくろいに気を遣っておられたり、楽しみにしてくださっているのが嬉しかった。また、家族揃って見に来て下さっている方もおられ、普段のご家族との接し方が拝見できたのも新鮮だった。一緒に口ずさんだり、拍手してくださっている様子を見たり、コンサート終了後の帰室時にかなり褒めてくださる方もおられ、話を聞いていると嬉しかった。個人的には、一部の選曲に疑問もあった（「背比べ」は五月でしょう）けど・・・　終了後、遊びにいけるかな～と思っていたけど、帰宅したらどっと疲れがでて眠ってしまった。やっぱり気が張ってたみたい。でも楽しかったし、心地よい眠りって感じだった。先輩から、たこ焼を作ったからとおすそ分けの連絡をもらって目が覚めた。とてもありがたかった。大阪の人ってたこ焼器持っているんだなぁって改めて実感した。　

2006/07/01

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勉強会

　私の職場は勉強会好き。それがいいなぁと思って就職したのだけど、実際に入ってみると、受講するのはいいけど、開催する大変さに正直しんどさを感じていた。　先週から、同僚が医師にお願いして開催が決まった心電図勉強会がはじまった。毎週水曜日に計10回にわたって、固定メンバー8人で行われる内輪の勉強会。誘われた時、10回だとは知らずに気軽に参加するって言ったのだけど、後で知って正直ちょっと後悔した。怖ーい気分屋の医師が先生をしてくれるので、意地悪な雰囲気なのかなぁと緊張。また「よいしょの会？」とかいう陰口もあったけど、参加してみたらとても勉強になったし面白かった。外部の研修よりよっぽど実になるって思った。先生が先生な上、予習復習もしないと難しいので、最初は拷問のように思えたけど、ちょっと楽しみになってきた。　帰宅したら、母から宅配便が届いていた。宝箱みたいにお野菜やお菓子などいろいろなものが入っていた。去年私が担当した後輩が最近入寮し、お料理をおすそわけしてくれたり、夜勤が一緒になると私のお弁当まで作ってくれる話をしていたので、その子におすそわけするお野菜もわけて入れられていた。すごい心配り・・・　新聞が切り抜かれて入っており、手紙に「びびっときたので入れました」って書いてあった。何かと思ったら、学生時代の友達が載っている記事だった。よく覚えていたなぁとびっくり。そして、友達とはここ一年くらい連絡とってなかったけど、同じ職場で元気に頑張っているんだと死って刺激になった。　最近ちょっと後ろ向きだったけど、そろそろ方向転換できそうな気がしてきた。

2006/06/21

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ボランティア？

　私の職場はボランティア好き。会社あげて組合中心のボランティアチームがあり、募金活動や清掃活動や各種社会活動に取り組んでいる。それはそれで良い事だと思う。でも時々疑問になる。ボランティアのという名目で最低金額が明示された募金（支払ったら名簿に支払い済み印をいれる徹底ぶり）や、ボーナスから有無をいわさず天引きされる「ボランティア拠出金」って一体？　催し物も好き。行事の一つとして年に数回のサロンコンサートがある。行事はボランティアが行う。　来月の勤務表案ができた日、上司に話しかけられた。「今年の七夕コンサート、ボランティアお願いね。公休にしとくから。」・・・休み希望をだしていなかった上、案が出来上がったばかりなので、断りようがない。これってボランティアじゃなく仕事やん、しかも有給じゃなくて公休って事は、私の休みが削られているだけやんと心の中で思いつつ「はい」と返事。せめてもの抵抗として「ここ二連休なんですか！わ～どっか行けたのに～」と言っってしまった。すぐに「しょっちゅう行ってるでしょ。ここにも二連休あるから。」って言われたけど。　七夕コンサートは結構大変。もうじき笹がやってくるので、笹飾りや短冊を作らないといけない。患者さん達に、短冊に願い事を書いてもらうのだけど、内容がシビアなものも多いのでつらい。出席者を募った上で、当日の会場配置（ベットで来る人や車椅子で来る人がいるから）や誘導も考えないといけない。つまりコンサート前からやることがいろいろある。　これって、ボランティア？自発的にやると楽しいのだろうけど、やらされ仕事だと思うと楽しくなくなる。数々疑問もあるけど、前向きに考えようっと。　　

2006/06/16

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疲れた・・・

　夜勤でびっくりする出来事があった。なんであんなことが起こったのか・・・また、気分が悪くなった。もう限界だなって思った。こういう緊張に耐えられない。　もうじき面談。泣き言に思われたら嫌だし、何よりまだ迷っているから、「辞めたい」っていうのは我慢しようと思っている。迷っている時に言ったら、きっと流される。　私は、何に迷っているんだろう？何が惜しいんだろう？　職場環境・同僚・世間体・生活レベル・意地やプライド・・・　まだ、迷えるほど重いものなのかって思ったら、自分って欲深いなぁって思えてきた。　とにかくとっても疲れた。帰宅してから、さっきまで寝続けて、少し落ち着けた。ごちゃごちゃしてた頭を整理しようっていう気になってきた。患者さんをみてても、自分をみてても、「ヒト」って弱いけど逞しいって思う。明日から二連休。今は、月曜日に仕事に行く時に、気持ちがどう変化しているんだろうって思う。

2006/05/19

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物品係

　突然ですが、私は職場の「物品係」を拝命しています。職場では、在庫を置くのが避けられているので、針やガーゼなどの清潔材料もピンセットやはさみなどの滅菌物もぜーんぶ外部委託。セットになった材料にはカードがついていて、材料を使ったらカードを業者に渡して補充してもらいます。しかし、病院は３６５日開いていても、業者には土日もＧＷも盆暮れもある。当然物品の過不足が起こるし、カードも何故かなくなっていきます。今年はこれについて改善してって言われました。厳しい・・・　また、当然ながら職場の持ち物である物品の管理もしないといけません。これがまたしんどい。ワゴンや車椅子・点滴棒はいうに及ばず、酸素カップや流量計一つ一つにもナンバリングを振りなおさないとぐちゃぐちゃになっていました。今日仕事が終わってから、それをチェックしてたら、あまりにひどくて頭痛がしてきました。道のりは長いです。　集中力が切れるまではかなり頑張って点検していたので、普段は開かずの間になっている、倉庫の奥の空間（配管がいっぱいある真っ暗な場所）まで踏み入りました。探し物があったので、懐中電灯で照らしながら、クリスマスやお正月の飾りの残骸などをかき分けていたら、いつからのかわからない埃が舞っているのが懐中電灯でも見えました。夢中（意地とも言う）になっていたので、同僚が心配して覗きに来てくれたくらい長時間こもってしまいました。同僚が開けた扉の向こうに明かりが見えた瞬間、「アラジンと魔法のランプ」で、言いつけられて洞窟で財宝探しをしているアラジンになった気分がしました。諦めて部屋から出たのですが、それからずーっと鼻から喉にかけてむず痒いのです。同僚からは「カビでも吸い込んだんじゃない？」っていわれるものだからかなり不愉快。アレルギーみたいになったかも・・・幸か不幸か、探し物は別の場所で発見できました。　とりあえず、今日確認した分は今晩のうちに表作りをする予定です。何時までかかるかな～。もう２３時だから、ブログ書いて現実逃避してる場合ではないのですが・・・　私はもともとパソコンに疎く、初歩的なワードを使うのが精一杯でしたが、今の職場に来てエクセルを使って表を作る機会が多くなりました。我流で試行錯誤しながら作っているのでかなり適当ですが、出来上がると嬉しいし、わりと楽しいです。今年はパワーポイントを使う仕事があるので、是非マスターしようと張り切っています。どれもこれも、本来の仕事以外の仕事なのでしんどいですが、目に見えて上達できるものに関しては楽しくできるし、疲労も感じないなぁと実感します。　スタッフから最も嫌われる物品係ですが、そんな壁も乗り越えて、今年度末には達成感が得られるかしら？

2006/05/16

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言葉の暴力と贈り物。

　今の職場の夜勤は二交替。１９時から９時が勤務時間になる（実際は前後とももっと長く働いているけど）。これにより、患者さんが眠られる時と起きられる時に、同じスタッフの方が安心感を持っていただけるというメリットが歌われている。　いつものことながら、今日の夜勤も疲労感が強かった。でも真夜中、喫茶店（夜はスナック）経営の方に「よく働くなぁ。こんなに働く子うちの店にもいたらなぁ。ありがとう。」と言われた。たったこれだけの言葉なのに、急にたくさんのエネルギーを補充してもらったかのように疲労感がなくなった。こんな一言で、元気になれる。まさに気力がわいてくる感じ。朝までこの気力は持続していた。　なのに・・・朝、ある患者さんにいきなりいわれのない事で怒られて、一気に心がひしゃげてしまった。最初は何のことかわからなかったけど、話を聞いてたら別のスタッフがした事（お薬配ったくせに下膳しなかった）で怒ってはるのがわかった。でも、なんで次に部屋に入った私が勘違いされて怒られるのって思ってしまった。その人は、ただ謝罪してもらいたいだけってわかっていたけど、謝罪しつつも思わず自分ではない旨を話したので、言い訳のようにとられて火に油を注いでしまった。そして「あんたは黒衣や。嫌いや。」と言われた。腹がたったら、よくスタッフにむかって言ってはる台詞だし、次に行ったら忘れているって事も知ってる。でもやっぱりかな～り傷ついて心がどんより曇ってしまった。　スタッフがした事なんだから同じスタッフとしての立場上も、また気分よくしてもらう為にも、無条件に謝罪したらいいのに。感情が理性に勝ってしまって、望まれるようには謝れませんでした。修行が足りません。そんな自分に対しても自己嫌悪でますます気分が曇っていきました。　勤務終了後、ベッドメーキングの為廊下にでている元気な方々が笑顔で、「お疲れ様」「頑張ったな」「はよ～帰りや～」などと声をかけてくださったので（一直線に落ち込んでいた気分は）救われた。　お給料をもらって仕事しているのに、言葉の贈り物をいただいているのは、とてもありがたいこと。そして患者さんからの言葉の贈り物は何物にも変えがたい宝物になっている。　言葉は同時に暴力にもなる。私も過去に言葉の暴力を発してしまった事がある。悔やんでも悔やみきれない苦い記憶。今回の事は、言葉の暴力に対しての私自身への警報だったのかもしれない。今の職場に来て４年目。変に慣れてきているので、一番注意が必要な時期なんだと改めて思った。　

2006/05/08

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なんだか・・・

　最近、会議などで仕事時間外にも職場に行くことが多い。昨日も夜勤明けなのに、一眠りして１７時半からの会議にでて、そのまま仕事してたら２２時になていた。　今日は休日なのに、朝から昨日の会議で決まった資料などを作っていたらもう夕方になりそう・・・　これって休日っていえるのかな？　パソコンという便利なものや記録媒体があるばっかりに家で仕事の延長をし続けるなんて。さっき仕上げた資料も、他の人がやることになっていたのに、わざわざ自分からスキャナーがあるからって引き受けてしまった。　　仕事のために便利だと思って購入した複合プリンター。今はちょっと後悔かも。　再就職時、福利厚生と休日の多さに惹かれて選んだ職場だった。確かに福利厚生はいいと思う。先日も新聞に新たな試みとして載っていた。でもその件についての職場アンケートで、ある同僚は「良い制度が作られても、利用できない制度では意味がありません。ないのと同じです。」ってはっきり書いていた。まさに同感。休日も前の職場より多いけど、かなり持ち帰り仕事に侵食されている。持ち帰り仕事をするなって言っても、しなかったらずっと職場にいなければいけない事になる。　やっぱり、こんなの嫌。今年は頑張るけど、来年はやりたくない。辞める気満々の同僚から「転職活動すすんでる？」って聞かれても、あんまり実感もなかったけど、今日又新たに「今年度で仕事辞めよう」と思った。　職場環境に大きな不満があるわけではないけど、このままいたら息が詰まる。また、仕事がわからなくなりかけているし、嫌いになりそう。やばいやばい。

2006/04/11

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夜勤専門

　今月は、夜勤専門を頼まれた。この時期、新人さんがくるので、夜勤のできる人数が減るから誰かがやることになる。私は初めてなので、知らなかったけど、特別な書類を書かされた。　今病棟は転倒リスクの高い人であふれている。昨日の夜勤で、床に寝こどんでいる人を発見した。外傷はなく、認知症があるのでよくわからないけど転倒だと思う。幸い怪我も異常もなかったからよかった。　事故報告書を書いて、対応策をだして・・・上司にもいろいろ指摘された。性格的な事も注意された。それは、本当にもっともなことだと思った。これから、夜勤専門をするのだから、こんなリスク場面はいっぱい可能性がある。怖いけど、向き合わないといけない壁、私の課題なんだと思う。　前に、同僚と「辞めるからこそ今年の仕事を頑張ろう」と言い合ってたけど、この課題の克服も頑張ろう。今は弱々しい気持ちだけど、そう思わないと・・・ショックを引きずっていたら明日の仕事に響いてしまから。　つらい４月の滑り出しになってしまったけど、前が向いていられますように。　　　　　

2006/04/04

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休日返上・・・

　ほんとは夜勤明けの二連休だったので、旅行に行きたかった。でもこのお休みは、仕事で潰れてしまった。　今の職場を選んだ時、休日の多さと１０連休がとれるという事が一際目をひいた。１０連休については、半分が公休で半分が有給だったというオチがついているのだけど、まぁお休みは多かった。　でも、だんだん、確実にお休みは仕事に侵食されている。いったい、いくつの役割を兼務しないといけないの？　いくつの計画書を提出してスタッフにお願いし、実行しないといけないの？いくつの勉強会や会議を開かないといけないの？　普通に業務を遂行するだけでも残業ばっかりなのに・・・　私はキャリアウーマンにはなれないと（今更だけど）心底実感した。病院のカラーっていろいろあるなぁとつくづく思った。ここは会社色。　確かに計画書を目標から月単位の行動まで書いて、実行・評価するのは良いことだと思う。でも、私の場合、個人の給料査定の分の個人評価を面接受けながら２種類作成して、その他に役割の分（看護研究・循環器チーム・カンファレンスチーム・物品）４種類作成。それぞれに会議や書類・マニュアル作り・勉強会等がついてくる。実行するのが大変！　成果主義にギリギリ締め付けられている音がする。それに、こういう事に使っている時間が疲労を招いているような気がする・・・　自分なりに今年一年間の計画表を作ってみたら頭がくらくらしてきた。　通常業務以外にやる事が多すぎる。人手不足は解消されそうもないし、皆愚痴ばっかり。私も来年は辞めようと、とうとう転職サイトを検索しはじめてしまった。でも多すぎて見るの疲れてしまった。　今日は、計画書と実際のプランをいくつか作って夕方から話し合いをした。ついでに転職話に花が咲いた。　休日が潰れたのは悔しかったけど、お天気がよかったのでお布団を干したり、掃除ができた。休日の昼間なんて滅多に家にいないからそれなりに有意義に過ごせてよかった。転んでもタダでは起きたくない！

2006/03/27

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面談

　今日は、お給料査定の面談をうけた。上司は、私の自己評価表に対して、評価があげられるようにプラスの言葉をいっぱいくれた。でも、実際の結果がでていないから、自己評価をあげることはできなかった。お給料は確実に下がると思う。だけど、「よく頑張っていたと思う。もっと達成感をもったらいのに。」っていう言葉は複雑だけど嬉しかった。私は達成感をもつことが苦手。達成した途端に次の目標が現れるので、常に追い立てられている感じがする。それではしんどいでしょう？と言われても、そうなってしまう。はい、しんどいですよ。でも、どうしたら楽になれるんでしょうか？　昨日にひき続き、今日も同期と仕事上がりに食事に行った。いろんな思いが沸いてきて、最近は仕事帰りにすっと帰宅できない。　今月、私の担当する方が立て続けに３人亡くなられた。しかも３人とも私の夜勤で状態が悪くなって・・・というパターン。その中の一人に、延命処置はしない！と経口摂取以外の栄養を頑なに拒否されたご家族がおられた。かといって退院されるでもなく、方向性の見えないまま・・・　ご本人は意思疎通の図れる方ではなく、ご主人が一日一回そーっと見に来られるだけの日々の繰り返し・・・　同期が最期をお見送りしてくれたらしく、話をしてくれた。そして、ご主人が私によろしくって言ってた事、感謝してくれてた事を伝えてくれた。どんな関わりをしたのか聞かれたけど、当初困惑していた事しか思い出せなかった。辛うじていくつかそれらしき断片を思い出したけど、逆に申し訳ない気持ちになってきた。　わざわざ名指しでいってもらえるのは有り難い事なのに、受け取れないのは、自分がした事が不満だから。　達成感を感じられないのも、評価や感謝が受け取れないのも、きっと根は同じ。上司にも言われたけど、今年の課題の一つになる。　

2006/02/24

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ヤマアラシみたい

　今日は忙しくて、心までささくれていた。そしてイライラトゲトゲ・・・それが自分でもわかっているから、また自己嫌悪の繰り返し。　チーム会の書記だったけど、仕事が終わらなくて遅刻。あっというまに自分が担当するチーム活動を発表する番でしどろもどろ・・・　今月のチーム会のテーマは一年の総括。目標が達成できないことを再認識し痛かった。来年度に向けての抱負が語られる中、どんどん暗い気持ちに拍車がかかった。　その後に残務処理をはじめたのだけど、全く終わらない。仕事が終わった同期が手伝ってくれるって言っているのに、いじけているのか断る。やけっぱちになって、八つ当たりして、態度の悪い私なんかほおっておけばいいのに、同期はそっと仕事を手伝って帰っていった。感謝と、自分の情けない態度に涙がでそうだった。　その後、別の同期も手伝ってくれて、なんとか終わった。でも、私が泣きそうな顔をしていたので、晩御飯に付き合ってくれた。そして話を聞いてくれて、一緒にどうやったら自分の気持ちがコントロールできるのか考えてくれた。　私が八つ当たりしてしまうのは、甘えから。なんだか、いろんなバランスが崩れてきてて、距離もうまく計れなくなってしまった。　私って、ヤマアラシみたい。トゲトゲしてて丸まってて。寂しいなぁと甘えようとして相手を傷つけてしまう。　　そんな事を話しながら、「糸が切れそう」とか言われて、もう切れてしまおうかと思っていたら、ちょっと落ち着いてきた。もう駄目だと思っていたけど、ちょっと越えられるような気がしてきた。気持ちも明るくなってきて、笑えるようになった。　私は本当に恵まれていると思う。こんななのに、そっと手伝ってくれたり、気遣ってくれたり、終電まで付き合ってくれる８つも年下の同期達に感謝。育てようとしてくれる上司に感謝。好きなようにさせてくれる両親に感謝。ブログにコメントを寄せてくれたり、メールくれたり、相談にのってくれたり遊んでくれる友達に感謝。　

2006/02/03

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救急外来

　３連休明けの今日は、救急外来デビューだった。連休明けでなまっている上に、慣れない場所だったのでかなり戸惑った。　当直からの引継ぎ後、電話の嵐がやってきた。看護師は２人しかいなくて、ＰＨＳは事務当直を通した診察依頼電話に２台とも対応中なのに、事務当直は外来の卓上電話にまでかけてくる。でられるわけないやんって思ってしまう。午前中はとにかくずーっと電話が鳴り続けていた。まぁ、事務は事務で忙しいのだろうけど・・・　巷でも話題になっているとおり、小児救急の依頼がかなり多かった。小児科の医師は出勤日でないけど、でてきてくれて診察してくれてた。ありがたい。　今日は特に忙しかったらしく、「ついている人？」って聞かれた。私はもともとそうでないのだけど、最近病棟でも夜勤をすると言われるので、ちょっとショック。　いろいろ思うこともあったけど、病棟にいたらわからなかった救急外来のさまざまな苦労が垣間見えて、なかなか勉強になった。これからは、救急外来からの電話に少し思いやりをもてるような気がする。　

2006/01/28

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面談

　お昼休みに、上司から今日面談するよって告げられた。１２月から言われてたのをいつもの先送りで棚上げしていたので、ちょっと慌てて資料に目を通した。　内容は、今年一年の（上司から期待された課題に対する）到達度について。　本当にごめんなさい。無理でした。面談では何もかも正直に答えてしまった。呆れられたかな？でもたぶん見ててもわかったことだろうけど・・・　反省点を一通り挙げてみたけど、上司はあと二ヶ月をどう過ごすのかという事に重点をうつされた。反省点は挙げられるけど、具体策が挙げられない。しどろもどろしてたら、一週間単位でいいから小さな目標を挙げて、評価して、休んでってやってみたらっていう案をだされた。　現状のままでいるのは良くないってわかっているけど、居心地が良いから、手放したくない。だから、具体策が搾り出せない。出す気がないんだと思う。今の役割でいっぱいいっぱいだから、それ以上かぶりたくないし、しんどい事は嫌。会社という仕組みに所属しているんだから、それでは通らない事はわかってるんだけど・・・　これから年度末にかけて、こういう評価やお給料の査定などの面談や資料作成が次々とやってくる。きついなぁ。でもそろそろちゃんと見ないといけないんだろうな。　帰りに、三月退職予定の同期と食事に行った。退職後の予定を聞いてると欲が無いなぁって思った。そして、自分の退職の時のことを思い出した。改めて原点が浮かんできた。きっとこれって転機なんだろうな。どうするかは自分次第だけど・・・

2006/01/22

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怒り始め？

　そろそろと正月外泊から患者さんが帰ってこられる。皆さん、楽しそうに自宅でのエピソードを話して下さるので嬉しくなった。　でも、残念な事に今日は怒り始めでもあった・・・昨年から手を焼いてる一年目さんにびっくりさせられる事ばかり。だんだん声のトーンが上がっていく自分を感じ、冷静に冷静にと心に念じるけれど、実際はヒートアップしていきました。頭はもうちょっとで沸騰しそうでした（きっとお湯もわかせたはず）。　・・・正月三が日から怒りたくはなかったけど、無理でした。新しい新人さんが来る四月までに、少しでも成長がみられたら嬉しいけど、期待薄。　帰宅したら、母から写メールが数回来ました。自宅に届いた年賀状を写メールにして送ってくれているのです。ありがたいし、じーんときました。　母はいろんな親心アイデア（裏技？）を探し出して使ってくれます。料理のできない私を見越して、食生活に対する心配りはすごいです。あきないように、具が５種類・味噌が３種類で１５パターンに組み合わせられる即席味噌汁や、種々のスープ類（今回もらった、牛乳を混ぜるだけのかぼちゃのスープポーションはなかなか美味しかった）。皮むいたりと下準備した野菜とおでんの素やサラダの素などをセットにして郵送してくれたり。はたまた、具沢山の豚汁を鍋に入れ、それを発砲スチロールにいれて抱えながら、父の運転する車で持ってきてくれたり・・・　頭が下がります。　今日の怒りもさすがにひいてきました。誰にも愚痴らず冷静になれて良かったです。今年は、心のコントロールができるように頑張りたいです。

2006/01/03

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仕事始め

　今年は二日が仕事始めになった。でも、誰とも新年の挨拶を交わすことなく過ぎた一日でした（周囲でもしている様子は全くなかった）。そのおかげか一気に日常に引き戻されました。　月曜日からなのかやたらと検査も多く、レントゲン室に順々に６人も連れて行ったり検体出しに行ったりと、ただでさえ勤務者少ない上、助手さんもクラークさんもいないのでおおわらわ。かなりへばってしまいました。でも元旦は急変があったりと、もっともっと忙しかったらしい。　昼ご飯は、忙しさと疲れからか食欲旺盛で、２人前位食べてしまい、同僚に驚かれた。だって本当にお腹すいていたのです。　初日から早速一時間半もサービス残業してしまった。でもやりたいケアは全てできたので満足。　帰路、スーパーに寄り道したら見切り品が売られていた。買い物始めは、それらの食品になった。でも定価でレジを打たれたので、しっかり「見切り品のはずです」と胸をはって言ってしまった。夕ご飯を前にして、疲労に負けてはいなかったみたい。　　帰宅したら、今日普通に仕事で会ってた同僚から年賀状が届いていました。挨拶どころかお礼も言えてない。しかも知らないこととはいえ、昼ごはん時、「職場の人には年賀状書かないの」って言い切ってた。まずい。フォローを・・・　二日って集配してなかったはずでは？　子供の頃は、出してなかった分は、（後だしがばれないように）元旦に自分で配達してた記憶があるんだけどな。いつから変わったのかな？　パソコンは年末に直してもらって、元旦からすっかり快適になり、本日やっと落ち着いて使えるようになりました。よかったー。　このブログを読んでくださっている皆様、今年もよろしくお願いいたします。　

2006/01/02

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停電

　とても寒い朝だった。出勤時からちらついていた雪は、みるみる本降りになっていった。今日は外来応援。この雪なら来る人少ないだろうなぁと思いながら朝の申し送りをのんびり聞いていた。　診察介助だったので、部屋の準備をして待っていたら、突然電気が消えた。次の瞬間、いつもの半分くらいの電気がつき、防災センターから「停電です。関西電力からの電気の供給が途絶えました。自家発電に切り替えています」という放送が流れた。　オーダリングシステムもなんだかおかしいので、診察だけして、待ってもらう状態が続く。しばらくして、２０分後に復旧を目指しますとの放送があった。薬局が麻痺しているらしく、オーダリングを使うなという放送が流れる。また、院外処方箋は手書きでするようにと通達がまわってきた。手書きは久々らしく、医師も「昔はこういうの研修医が書いていたのに・・・診察しながら処方箋まで書くなんて」とぶつぶつ・・・交換から診察場に、患者さんからのキャンセルや問い合わせの電話をつなげてこられるし、院外処方箋の書き方や字の判別でも問い合わせがくるし、電話が鳴ること鳴る事。よくわからない事ばかりなのでさんざん振り回された。　３０分くらいして復旧した。前の職場はオーダリングシステムではなかったので、全部手書き伝票だった。でも、こちらにきてオーダリングに慣れてしまったので、その便利さが当たり前になっていた。病棟はもっとてんてこ舞いだったはず。無停電の電源は限られた病室にしか備わっていない。自家発電のコンセントは全病室にあるけど、４０分くらいしかもたないらしい（今回もぎりぎり）。それを超えたら、バッテリーのもたないものから全て手動になっていく。恐ろしい・・・　応援をおえて病棟にもどったら、てんやわんやだった。当日退院後に同じ人数の入院が入り続け、指示がつまれていた。何から手をつけたらいいのだろう？という状態。とにかく、頼まれた事をしてから、司会だったので詰所会議に行った。　師長から、年末年始は３人夜勤で組んでいるけど、この時期この病床数（満床）では４人夜勤になるかもしれないとの話が出る。私の正月（大晦日と元旦のお休み）はやばいかもしれない。勤務表は変更されるだろな。　会議の後、仕事を続行。２１時半頃おわって帰路へ。１９時頃のメールで休みの同期が晩御飯誘ってくれていたみたい。電話してみたら、もう食べ終わったらしい。忙しく遅い事に驚かれた。別の同期とご飯食べに行ったのだけど、この四日間の疲労は相当だったみたいで、途中で（５分だけ・・・とか言いながら）眠ってしまった。起こさず付き合ってくれた同期に感謝。　いろいろあった今週だけど、乗り越えられて良かった。来週は平和でありますように・・・

2005/12/22

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手荒れ

　仕事がら、やたらしょっちゅう手洗いをします。「一処置一手洗い」が掛け声だけに、もう一日中手洗いばっかり。手洗いして消毒して、手袋つけて処置して、手袋ぬいで手洗いして・・・の繰り返し。　これを続けるものだから、特に冬場は手荒れがすごいことになります。夜勤なんかしたらもうぼろぼろ・・・　今朝帰宅してハンドクリームをもう５回くらい（塗りすぎ？）塗りなおしているけど、かさかさがさがさしててあかぎれみたいになっています。明日も夜勤なので、ますますひどくなることが予想されます。　昔は、家事いっさいしないのを知っている友人に「何もしていないきれいな手だねぇ」と嫌味をいわれるくらいだったのになぁ。まぁ、労働者の手になったという事ですね（年齢の事もあるけど、良い方向で考えておきます）。　昨日仕事に行くと、ボーナスで化粧品を買う話で盛り上がってはりました。そこにかける知識と情報量と熱意がすごいなぁと感心。私としては、この手をなんとかする方法を考えようかな。この冬を越した頃には、再生できないくらいに破壊されてしまうような不安に襲われるので・・・何か良い方法があったら教えてください。

2005/12/14

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ボーナス

　先日お給料明細をもらったばかりなのに、またなんか配ったはると思ったらボーナスだった。　開けてびっくり。なんでこんなに差し引かれているんだろう？私の計算が間違っていなければ、税金や保険や寄付をあわせて1.2割くらいなくなっている・・・ボーナスって私が初就職した頃は、全額懐に入っていた気がするのは幻？　サラリーマンは給料から天引きだから、文句言わないだろうとか思われているんじゃないかと勘繰ってしまう。　それにしても、印刷された紙を見ただけでは、あんまり感慨にひたれない。ボーナスは現金でもらったら、嬉しさ倍増だと思う。一体何年くらい前まで現金支給だったんだろう？　再就職前にパートしてた職場は、ボーナス時期にはパートに「寸志」をくれていた。勤務日数に応じて計算されていたみたいだけど、計算式は謎。そして、ここの寸志は現金で配られていた。　　パートといっても、試験月などは月に三回位しか働かない事も普通にあったので、バイトよりひどい勤務状況だったと思う。やりたい時だけやればいいといった雰囲気だったのが、こちら側からすればやりやすかった。だから当然寸志の額も推して図るべし。でも、現金は確実に心を弾ませてくれた。とっても嬉しかったし、こみ上げてくるものがあった（ちょっとオーバー？）。　　皆は「ボーナスで何買う？」とかいいあっているけど、私は特別何も浮かんでこない。今までで、ボーナスで購入したという思い出があるのは、スイスのリュージュ社製のオルゴールくらい。これは本当に素晴らしい音色を聞かせてくれるので良い買い物だった（宝物）。これ以外に大きな買い物をした記憶がない。ある意味寂しい。　皆は一体何に使っているんだろう？　

2005/12/02

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決めた！

　今年度末、職場の教育プログラムの一環でレポートを作成しないといけない。今月末までにテーマを決めないといけないのだけど・・・それもあって、実家に戻り、昔の教科書やレジメを探してみた。　　再就職し、一人暮らしをはじめてもう２年と８ヶ月。実家は、衣替えと京都の友人と遊ぶ為に帰省する事が主目的で、大概１泊2日の便利な宿になっている。これに甘んじていていいのかな・・・　　レポート作成の為、自分の現地点と今後の目標を再確認する作業が必要。正直、あまり見たくない内容。今の私は、毎日目先の事にとらわれて、その日一日のルチーンをこなす事でいっぱいいっぱいになっているから。こんなやり方では、仕事が楽しく思えないのは当然だと思う。一体いつまでこういう生活を続けるつもりなんだろう？と自問自答してみた。　再就職前には（建前でも）明確な目標があった。それを書いたノートを見て悲しくなってきた。毎日頑張って働いているけど、それでいっぱいになって、目の前に見なくてもいいように横に置いてきた。再確認して現状を認めたくないから、目標を語り合った友人とは距離まで感じるようになった。　今年が終わるまで、まだ、あと一ヶ月ある。来年の３月退職はもう締め切られて無理だけど、再来年の３月退職を目標にして、新たな仕事を考えよう。もう急性期で仕事するのは、ここが最後。後悔のないように働こう。そして次の仕事に繋げよう。今の職場で働けてよかったと強く思えるように。　まずは、自分が何をしたいのか、それを考える意味でも、遠ざかっていた友人と会おう。そして視野を広げ、いろんな視点を捉えたり意見をもらえるように、人と話そう。

2005/11/28

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組合って・・・

　組合活動って本当は大事なんだろうなぁ～とは思う。でも、私は参加していないにも関わらず負担を感じる。　急にこんな事を書き出したのは、組合からの書類があまりに多いから。やたら新聞が配られるし（個人に配らなくても職場単位にあればいいのに、紙と会費の無駄っていつも思う）、アンケートが多い。実は今も記入中で、嫌になって休憩している所です。職場の人間関係・上司・会社・評価・給料・残業についてなど事細かに書かされる。一体何回書いてるんだろう、この手のアンケート。そして、これって反映されるの？　　　組合大会などは、白熱してるらしい。でも、何も変わっていない。変われないのはわかるもの。こういう諦めって駄目なんだろうな。でも、もういいよって思ってしまう。　あと、やたら寄付が多い。毎月初日に、あらゆる出入り口に募金箱を手にした人が立つ。世界で地震などの自然災害があれば、最低金額を示され職場単位で徴収（払ったら名簿にサインするので任意ではなく義務）。多い時は、二種類の寄付が平行に徴収される位頻回にある。ある同僚は「これって新手のカツアゲやな」って言ってた。同感かも。ボーナスからは災害拠出金が自動的に徴収。そして全てが会社として寄付されていく。　確かに、寄付をケチりたい気持ちがあるのは否定できないけど、ああいう義務的な徴収は嫌な気分になる。何でもそうだけど、自分から積極的に行う事って気持ちいいけど、やらされ感があると・・・　　組合は、ボランティア活動とかもやっている。こういうのが、社外イメージアップ戦略にしか見えない自分も寂しい。　組合費自体も高い上、絶対入らないといけない仕組みになっているのも負担。今は、組合の係りではないけど、まわってきたらもっと思うことが増えるんどろうな・・・　昔の高度成長期には組合活動って華々しかったんだろうけど、今って微妙な気がする。　どこの組合もこんなのなのかな？　前の職場では、一年に一回食事会に行くぐらいしか活動してなかった気がするのだけど・・・

2005/11/11

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研修

　今日は一日かけてリーダーシップについて、看護観についてがテーマの院内研修があった。同期が６人おり、全員研修に出た為、その間の病棟はかなり人数的に厳しく、申し訳なかった。研修が終了し、上司報告後には雑用がいろいろ・・・　研修で初めてディベートを経験した。テーマは「ナースキャップは必要か」「全室個室にすべきか」「癌告知はすべきか」の３つ。私は、個室にすべきだという肯定派に振り分けられた。根拠・理論づけて説明するのって難しいー。しかも時間制限があり、あわわあわわしているうちに・・・でも面白かった。　グループワークをすると、自分が、自分の枠組みや思い込みの中で行動している事に気づかされる。そして、いろんな意見がある事に刺激を受ける。　また、自分がグループの中でどういう立場をとるかという事に思い当たる。たぶん、その集団によって変わるんだと思う。今回、自分がどういう役割を演じようと考え、実行しているのかがリアルに見えた。ちょっとしんどい・・・　同期が全員集合したので、そのまま食事に行った。来月一人異動になる。１２月もきっと異動があるだろうし、３月もきっと・・・３月はそして退職者もでる。あと何回、このメンバーでこんな空間が作れるのかな？と感傷的になってしまった。　

2005/09/29

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メロン

　過酷勤務中。特に今日は最高潮！　今日は、除細動による治療があった。私はこの治療についた事がなかったので、三日も前から予習＆聞きまくり、先輩に「しつこい」と退かれていた。　治療は午後からの予定だったので、午前中のうちに、いつもの私に比べたら驚くような仕事量をこなし、我ながら「成せば成るもんだ」と実感。　諸々で、私の予定は多少狂ったものの、なんとか準備万端で臨めた。治療は上手くいって、患者さんも問題なく元気。状況のあまりの速さにちょっと戸惑ったけど、本当に良かった。主治医が研修医に説明しているのを聞きながら、介助についていただけなのに何故か大仕事をした気になった。　そして、夜勤帯に引き継ぐまでの間リーダー交替するので、申し送りをもらう。今日はなかなか順調だよと自分に言い聞かせながら。かつ、メンバーさんが新人さんなのでフルに働いている自分に「よくやっているよ」と自画自賛。　ここまでは良かったのだけどね・・・夜勤帯に引き継いだ後に、明日の検査説明を日勤がやり忘れていた事に気づく。他にも些細な事に気づいてしまって、仕事が増えていく。気づけて良かったんだけど、メンバーさんはまだ一人でできないし、自分しかやる人間がいない事にショックを受ける。そして、格好つけなので新人さんには「先に帰っていいよ」などと言いながら、心の中では入力くらい手伝ってほしいなーとささやいていたりする。このギャップがいけないんだろうな。　時間をかければ自分で出来ることだし、後輩には「手伝って」の言葉が言えない意地っ張り。だけど手伝ってもらえる事を密かに期待してる。自分で自分にストレス作っている。反対に先輩にはどんどん甘えてしまって・・・先輩にはいろいろ頼んでしまった。　それでも貪欲に、「もっと手伝ってほしいよー」って思っているもんだから、期待がはずれると惨めになったりする。今日もそうだった。そして心なしかそれはオーラのように態度にでているんだろうな。自分の言葉尻がきつい気がするもの。　帰り道、いろいろ考えてたら涙がでそうになった。　帰宅して、実家から送られてきたメロンを半分に切って、スプーンですくって食べる。勿体無くてなかなか食べずに置いていたものだから、良い感じに熟れて、甘くて美味しかった。なんとな～く、ちょっと心が晴れやかになった。もう半分食べちゃえ。結局一人でまるまる一個メロンを食べた。やけ食いなんだろうか？　でも気分はすっきりした。まぁ、いいや。今日はもう終わり。明日は明日で頑張ろう。ささくれた心はメロンに救われた。　　

2005/06/09

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波乱ぶくみの6月

　勤務表見てたら忙しすぎて頭痛がしてくる。今日も恐ろしくいろ～んな事があって、ほんとに大変だった。仕事終わったら焼肉を食べに行く約束だったのに、終わらず・・・お店に入ったのは22時すぎだった。月初日から勤怠表に残業をつけた。もうもたない！同期とストレス発散、発散。ちょっとすっきりしたかな。　早々とお店が閉店となったので、同期の家に移動する。いっぱい自宅に仕事残しててやる事あるから行ってる場合ではないのだけどな。

2005/06/01

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成果主義のお給料

　個人評価シートによる成果主義に基づいた給料明細をもらった。絶対下がると思っていたら、意外にも上がっていた。嬉しかったけど、上司に釘をさされたので手放しでは喜べない。　ここでの経験年数は浅いから仕事グループが低い。仕事グループ内でのゾーンは高くても、いつまでもここにいたら、年々下がるらしい。仕事グループ自体をあげなくてはいけないらしい。仕事内容調査票が仕事グループを決める資料だけど、今年提出したものではグループに変化はなかった。たぶん今年も変わらないと思われる。　やっぱり延々と、馬車馬みたいな生活を続ける事になるんだと思った。

2005/05/25

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本来の仕事以外の仕事

　今日は日曜日だというのにスタッフの人数が多くて、じっくり仕事ができた。髪の毛からヒゲから爪から足先まで、気がついたら一人に１時間近くかけてケアができ、ゆっくり話も聞けた。やりたかった事、特に清潔ケアができるとその日の自己満足度は高くなり、体力的に疲れてても疲労感はない。いっつもこんなんだといいのになぁ・・・　勿論自己満足で仕事してちゃいけないのだけど。　何より、１７時には日勤の仕事が終わって、記録や入力までできていたなんて。できていても残業日だから１９時半まで仕事時間だったけど、食事介助も点滴も順調で、１９時には終わってた。こんな事は再就職してから初めて。　実際には１９時半に仕事が終わっても、それから別の仕事があったんだけど・・・今月末には新人さん対象の救急勉強会の資料を作る予定。でもなかなか進まない。今日は、あらまし・下書きまで終えた。先はまだまだ。　これ以外にも５月中にしあげないといけない資料作りや作成物が数点ある。もうすぐ５月は終わるのに。純粋な仕事以外の仕事の負担が大きすぎる。お休みの日にも集まって、仕事終わってから残業もつかないのに集まって・・・年々増えていく。しーんーどーいー。まあ達成感もあるんだけど。何やってんのかなぁとも思ってしまう。　

2005/05/22

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久々のプリセプター

　かれこれ一週間ぶりだろうか？私の担当の新人さんと仕事をした。　目標・目的があげられるようになってて、ちょっと成長ぶりがうかがえ嬉しかった。それらは、実際の仕事にはあんまり繋がっていなかったけど、まぁ少しづつできるようになればいいんだと思おう。　表情もちょっと柔らかくなったみたいだし。　二年目さんが、「今年は甘い」とか「自分達はここまでしてもらってなかった」とか言ってるみたいだけど、これについては年々そうなんだよ～～と言いたくなる。競ってみても仕方ないけど。あんまり深く考えないようにしよう。　新人の頃は、つらかったししんどかったけど、根性もついたからな。それから逆に、今の新人さんの方がつらい面もまたあるんだと思う。　

2005/05/16

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頭を冷やす

　昨日は久しぶりに祖父母に会った。家に行ったのも、ゆっくりと車窓から田んぼばかりの景色を眺めたのも良かったと思う。ちょっと頭の整理になった。　今日はお天気。夕方から予定があるので、今日はそれまで家の用事をすることにした。朝から洗濯して、布団を干して、冬物を片付けているところ。一息ついたので、明日からのためにも気持ちを整理しよう。　私は結局、自分の思いを押し付けてたのかもしれない。「こうなってほしい」「もう、ここまではできているべきだ」などなど。ちっとも彼女の現地点の状況を見ようとしてなかったんだと思う。私のいない時に他の人が指導してくれていた事を彼女は消化できていると思ってた（できていなかったけど）。彼女なりのペースを見ようとはしてなかった。　彼女には「自分ばかりみてる、もっと患者さんをみて」と言ったけど、私だって彼女をみてなかった。だから余計にひっかかったのかな。ひっかかるという事が自分の鏡になっている証拠だったのかもしれない。　師長さんは、プリセプターとプリセプティーを考える時、新人さんと担当者の性格などを考えて組み合わせてはる。私の相手が彼女という事は師長さんの意図するところがあったから。これから一年、まだまだ先は長い。　「仕事を怖がらないで」という前にどうして彼女が怖がってるのか、すくんでいるのかを一緒に考えていく必要があるんだなと改めて感じた。　今、昨日彼女を担当してくれた先輩からメールがきた。落ち着いて頑張ってた事、指導に神経質にならないように、ぼちぼちできる事を増やしていったらいいという事、でも考え方ややり方は叩き込む事、そして一番の味方・理解者でいてあげてという内容だった。ありがたかった。　言い訳かもしれないけど、厳しく怒られながら（他の先輩から、あれはいじめやで。毎年ターゲットがいて、今年はあなたみたいとまで言われながら）の新人時代だったから、どう接したらいいのかわからないところはある。加えて、厳しくされた事で根性がついて、今ではわりと感謝もしているくらいだから余計かな。プリセプ制度もなかったし、途中で組み合わないように配慮もしてくれてたみたいだし、それに同期にも恵まれていたし・・・　とにかく、もうじき面接される今年の自己目標の中に、新人さんと自分の成長についての項目を大きく盛り込んでおこう。きっとアドバイスももらえるはず。「もう嫌、おりたい」って思ってたけど、ちょっと落ち着けた気がする。そして、自分の為にも彼女の為にもコーチングの勉強がんばろうっと。　

2005/05/05

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自己嫌悪

　今日は久しぶりに担当の新人さんと一緒に働いた。　一週間以上前に（さすがにクリアしてとはいわずに）挑戦してねと頼んでいた技術は何一つ挑戦してくれてさえいない。先週に同僚から「こういう指導をした」と聞いていた内容は今日も変わらず・・・　　朝一番に聞いた行動計画に対しては、これで一日過ごすつもり？学生じゃなくて仕事やで？先週なんて言われたの？と聞きたくなる気持ちを抑える。　一番患者さんの目線に立てるのに。「嫌われる」とか「怖い」とかそんな視点で自分ばっかり見てないで、患者さんを見て。私自身、雑用に振り回されてしまって、イライラしてたから余計にきつくなってしまったんだと思う。でも彼女の顔がお昼休憩にはくらーくなっている。「しまった、言い過ぎた！」と思ったけど、自分のテンションは下げられなかった。前回まではついてまわって見学してもらうだけだったので、注意する必要もなかった。きつく言ったのは今日が初めて。担当者の私が言ったから余計につらくなったのかもしれない。　お昼からは努めて注意しないように、良い所を見つけて褒めるようにと接したけど・・・　リーダーへの申し送り時に大事なところが抜けているのでちょっと悲しくなった。朝から大事と言ってたし、一緒に患者さんのところでわざわざ確認までしたのに。勿論彼女一人に看てもらってはいない。今日は私が一緒に看てるし、いつも誰か担当についてフォローしてくれてる。でももうちょっとしっかりしてよ。　気がついたら、「どうしてこれを報告しなかったの？」とまた詰問口調になっていた。また、微熱があることを知っているのに熱が測れてなかったので聞くと、「しんどそうだったので測りませんでした」との返事。もし高熱でしんどかったらどうするのよと心の中で思いながらふと、血圧は測っている事に気がつく。体温計は腋の下さむだけ、血圧測るほうが患者さんしんどいと思うよと思い、問い詰めてしまう。　私は仕事が終わってたのに一時間以上も彼女の終わるのを待って、記録を見ようと思ってた。でも、彼女は仕事が終わって上司が先に帰る折、泣き出してしまった。きっと私がきつかったからだと思うけど、彼女曰く「自分の出来なさ具合に泣けてきた」らしい。でも同じ事かな。彼女にそう思わせたのは私。　上司は私に記録を書くように言って、彼女にはもう記録はいいから早く帰るように言った。私の方をみて、労いの言葉をかけてくれたけど、そんな上司に向かって私は「心が寒いです」と言ってしまった。情けなかった。　私は「小さな器にたくさんのお水をいれようとしても入らない。そういう事を学んで」と上司に言われていた。まさに今の状況。　とりあえず、記録を終わらせて帰ろうとしたら、話がしたいと言われる。それから二時間くらい、ファーストフードで話をする。　彼女が悩んでいる事、勉強の仕方、仕事に対しての思いなどを聞く。　私も自分の言い方を詫び、上司から言われている事、自分も指導しているのではなく学んでいるという事、今思っている事を話す。　彼女もそんな私にヨイショというかフォローをしてくれたけど、私はその言葉を受け取れなかった。というより受け取らなかったのかな？　「聞いてもらってすっきりした」と帰っていったけど、本当かな？　私はすっきりどころかもやもやしているんだけど・・・などと思いながら帰宅した。　　　彼女も私も大丈夫かな・・・

2005/05/03

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残業続き・・・

　連日の残業。とある病棟は少しでもしたら残業つけているみたい。うちもつけていいらしいけど、あまりにも毎日すぎて、当たり前すぎて、つけるのが面倒くさいって感じ。どうでもいいっていう投げやりな気分もあったりする。　最近、疲れすぎてて仕事後にまっすぐ帰宅する気にならない。今日も同期と外食する。何を話すわけでもないけど、お互い労い合う。同期は今日はリーダーで、上司にしかられまくっていた。でも、私も自分の仕事で手一杯で全然手伝えなかった。遅出で出勤して普通に入院とって、検温・ケア業務しながら、新人さんの技術チェックして、指導して、説明して・・・　自分の事だけでも精一杯なのに、まだまだ学生さん気分の新人さんに気を使いながらはかなーりしんどい。　それとも新人さんを学生さん扱いしているのは私なのかな？　ともあれ、技術チェックはたいへん。今日は患者さんを怒らせてしまった。新人さん同士でも練習してもらった上で、行く前に確認して、患者さんの採血にいった。かなりの緊張がうかがえる。患者さんは私の方に向きながらウインクしてたけど、新人さんの様子をみながら「失敗しないで」等等本音をばんばんおっしゃっていた。プレッシャーだろうなぁと思いながらも、たいへんにわかりやすい血管の為失敗する事はないだろうと思い、声かけして、実施。失敗。「もうしない！」と怒られた。新人さんを下がらせて謝ったら、新人は連れてくるなとは言われたけど、採血自体はさせてくれた。　自分の新人の時はどうだったろう？　でも患者さんはわりと皆親切で、「どんどん練習さしてあげるから、思い切って失敗していいよ」とか励ましてもらった記憶があるなぁ。患者さんにも、新人さんにも申し訳なかった。もうちょっとフォローできたら、プレッシャーも低かったのかな？　でも、プレッシャーなんてしょっちゅう。それにめげてもいられないのだけど。　こういう事をいつまで続けるんだろう？神経がすりへりそう。早くひとり立ちしてほしいな。もう二週間になるというのに、病棟研修をしている感じ。部屋もちとかせず、ついてまわるだけだからいけないのじゃない？って思う。だから、患者さんとのコミュニケーションをとれないままに行く事になる。カルテばっかりみてないで、もっと積極的に部屋にいって、ケアとか話とかすればいいのに。時間があるのだから。自分の時間がどんどん削られていくから、余計に思ってしまう。　疲れているから余裕がないんだな。次の休日はゆっくり休んで、新たに新人さんと接しられますように。

2005/04/18

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どんどん増える・・・

　今日は夜勤あけでＡチーム会（病棟はＡ・Ｂ二つの固定チームで動いており、私はＡチーム）に出席した。そこで、（Ａチームの中の）ケアチームのリーダーになった事を知った。あぁ、またやる事が増えていく。　Ａチーム会終了後、ケアチーム会を開催し、今年度の方向性と活動計画を練る。勉強会を２つ設けることになった。すでに循環器と新人研修の為に２つの担当があるのに。勉強会だけでなくマニュアル作りと、方法の見直しなどが数点加わった。休日や自宅での作業がどんどん確実に加算されていくこの状況。　再就職前は、業務時間内だけの仕事では何もかわらないし、向上できないって思っていたけど、これだけどんどん膨れ上がっていくとややっぱり恐ろしいし、しんどい。もっと人員を増やして～～～これを特に切に願う。

2005/04/15

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残業

　今日は前もって強烈に忙しいとわかっていた日。私と二年目になったばかりの二人で２７人の患者さんをみないといけない。しかも重症な方ばかり・・・泣きそうだった。　案の定ナースコールは鳴り続け、掃除すらすすまない。１１時半になりご飯もきてるというのに、朝の点滴をやっているという状況。皆お昼休憩が１時間ずつずれてしまった。その間にも呼吸が出来なくなられたり、意識が落ちていかれる方がおられたり、血圧が下がらなかったり心拍がおかしかったり・・・盛りだくさん。　てんやわんやだった。気合をいれて、７時３０分に出社して、終わったのは２３時半だった。その間休憩は昼ごはんを食べたたったの１５分程度。１６時間も働いてたの？私。今日は１２０パーセント働いたと思う。皆も。　病棟のあまりの慌しさに、医師達もいつになく遠慮がちだった。「休日なのに指示いっぱいだしてごめんな」「ややこしくてすみません」「一人でやっときます」などなど。医師だって今日は休みなのに、患者さんの状態が悪いから出勤してきてる。なのにいっぱい用事頼んでしまった。ありがとう、そしてごめんなさい。　　いつまでこんな生活が続くんだろう？明日は新人さんが私についてくるらしい。説明しながら仕事しないといけない。注射のオリエンテーションもある。果たしてこなせるだろうか？はなはだ疑問。でもひとまず今日がおわってよかった。

2005/04/10

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もう春なのに・・・

　今日は外来応援。診察についたのだけど、予約外の患者さんの多さにてんてこ舞い。予約の患者さんも一時間待ちとかでイライラ・・・先生もうちょっと急ごうよとせかすけど、私もヌケたことして足をひっぱる事あり。処置室も殺伐としている。春なのに呼吸器疾患の入院予定患者さん盛りだくさん。そしてインフルエンザ陽性さんまで・・・　でも我呼吸器内科病棟は満床。誰も退院できない状態。無理です、こんなの。一般病棟とはとても思えない重症度でまわっています。　外来終わって病棟に戻ったら手伝い仕事がわんさか・・・っていうか先生夕方に指示出しすぎ。でも先生も外来がいっぱいいっぱいだからだせないんだろうけど・・・　今日は午後から新人さんが病棟見学にまわってきはった。月曜日から病棟オリエンテーションの予定。無理です。この忙しさの中に余裕はこれっぽっちもありません。月曜日は遅出。でも、新人さん一人付き添いして、注射のオリエンテーションに４５分もかけてたら、私の患者さんに対応できる時間なんてほとんど捻出できない。検温しかできなさそう。そういや先生達もお昼から研修医さんに外来で注射のオリエンテーションやってたなぁ。ばたばたしてる中であそこだけ別世界だった。なんか今って手取り足取り。恵まれているのかいないのか・・・　仕事していると、春って受難の季節なのかな。

2005/04/08

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朝帰り

　昨晩は食べ散らかして、そのまま一番に居眠ってしまったらしい。深夜一時ごろまでは起きていた記憶がある。起きたら一回目が覚めた時は他の二人が寝ているのに気がついて、次に目が覚めたら９時で家主と私だけだった。一人は深夜三時、もう一人は朝８時に帰宅したらしい。テーブルの上には昨日の残りのケーキやらピザやらが散乱。腹ごしらえにそれを食べて自宅に帰ってきた。　宅配ピザといえば、前の職場を思い出す。スタッフと仲の良い医師が当直の時などは、よく奢ってくれた。好きなものを注文さしてくれるので楽しみだった。当直医師は食堂に晩御飯が用意されているし必要ないのだけど、当時は若く怖いもの知らずだったので、よく自分からも「今日は頼まないんですか？〇〇が食べたい。」などどリクエストしてた覚えがある。おかげで彼が他病院に異動の時、「一番貢いだよ」といわれた。独身や家庭に問題のある医師は他にもたまに奢ってくれたけど、ちゃんとした家庭をもっている医師はしっかり請求してくれた。当時は「ケチ」だと思っていた自分の頭は麻痺していたんだと今はわかる。　今日は夕方から用事がある。それまでに評価表とレジメつくりにとりかかろうと思いながら、現在に至る。ここで決意表明したから、今からやるぞ！

2005/03/31

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