今日は妙な天気。晴れていたかと思うと、いつの間にやら雲が空を覆い、パラパラと雨が降ったりも。「しぐれ」と「もみぢ」で思い浮かぶ歌と言えばこれであるが、これは大和川の支流の石川に二上山の方から流れ込んでいる河内の飛鳥川での歌である。
大坂を わが越え来れば 二上に もみぢ葉流る 時雨ふりつつ
(柿本人麻呂歌集 万葉集巻10-2185)
河内飛鳥川を遡って二上山へ、というのも、怪しげなお天気とあって、躊躇われ、近くを午後から少し銀輪散歩。
先ず、小生お気に入りの紅葉スポットに向かう。
二上の 道はた遠み もみぢ葉の 近つ山辺の 路をぞとはな
(偐家持)
小生が「もみぢスポット」と名付けて毎年この頃になると訪れている場所は、生駒山麓の西裾の高みにある。(下記参考1.参照)
銀輪散歩と名乗る手前、MTB(マウンテンバイク)で坂道を上るのであるが、途中からはもう押して上るしかない急坂となる。今日も喘ぎ喘ぎ上るが、やがて限界。ハーハー言いながら行く(笑)。
しかし、残念。その「もみぢスポット」は、未だ十分に色づいては居らず、少し早過ぎたようでした。
桜の花ほどではないにしても、年ごとにその時期がずれるので、紅葉の見頃というものもなかなかにタイミングを見定めるのが難しいようです。
<参考>1.銀輪もみぢ散歩 2011.12.5.
2.秋の葉の匂へる時に、いざ行かな 2012.11.23.
(カエデ)
上のような状態で、はつかに色付き始めた、という感じ。
まあ、これはこれで美しいのではあるが。
(黄葉)
こちらは別の場所の黄葉。
下は、花園中央公園のハナミズキの紅葉です。
今年は、去年や一昨年に比べて、紅葉がもひとつのような気が致しますな。まあ、もう少し日が経てば感じが違ってくるのかも知れませんが。
(ハナミズキの紅葉)
(同上)
それで、という訳でもありませんが、地面に落ちているハナミズキの実を拾い集めて一箇所にまとめて置いてみました。葉の赤さの足らざるを実の赤さで補おうという次第。
(ハナミズキの実)
何だか美味しそうですね。
しかし、この実を齧ってはいけません。猛烈に苦い。それに有毒です。以前、ヤカモチは齧ったことがあります。その時は有毒だとは知らなかったのです。まあ、猛毒ではないようで、特にどうということもなかったのは幸いでありました(笑)。
さて、これは「もみぢ」とは無関係ですが、見慣れない木の花が咲いていました。何という名の木でしょうね。
(この木何の木)
(同上)
<追記>この木はシロダモという木だそうです。
ブロ友のビッグジョンさんが調べて下さり、下記コメント欄にて
シロダモと判明したことをお知らせ下さいました。
感謝、感謝です。(シロダモ・Wikipedia)