カテゴリ:花
今日は月例の墓参。
墓参の途中にある「門前の言葉」の寺の山門と本堂は未だ工事中。 道向かいの空き地にあるザクロが呵々大笑と言うか、笑い過ぎと言うか、大きく弾けていました。 (顎がはずれたザクロかな) 妙な割れ方をしているのは鳥たちにつつかれた所為でしょうか。 柘榴の実欲しき顔なりゑくぼ持つ 水原秋櫻子 簪も櫛もなき髪笑む柘榴 中村草田男 という句があるが、割れ過ぎては「ゑくぼ」や「笑む」の段階を通り過ぎて「顎はずれたる」柘榴かな、である。 子規と放哉の俳句も記して置こう。 はちわれて實もこぼさざる柘榴哉 正岡子規 はちわれて實をこぼしたる柘榴哉 正岡子規 口あけて柘榴のたるる軒端哉 正岡子規 柘榴が口あけた たはけた恋だ 尾崎放哉 坂道をさらに上ると、銀杏の大木。 (銀杏の黄葉) 美しく色づいていました。 はらはらと散り敷く道を行くと、やがて墓地に着く。 墓参を済ませて西方向を眺めやると・・。 今日は空気も乾いて澄んでいるのか、景色が鮮明である。(墓地からの眺め) ふり返ると裏山は・・もみちたりけり、であります。 (裏山はもみちたりけり) 足元には、ヒメジョオンがまだ咲いていました。 この花はこの時期でもまだ咲いているのですな。 (ヒメジョオン) (同上) 今日は寒い一日でした。 午後2時頃に、喫茶・ペリカンの家に珈琲休憩に立ち寄ると、長らく店を休まれていた坂郎女さんが久しぶりに店のお手伝いに出て居られて、お元気な笑顔で迎えて下さいました。 そして、ももの郎女さんに頼まれて、「縁の下の蜘蛛の巣」ならぬ「店先のシマトネリコの木の上の山鳩の巣」を取り払いました。 まだ作りかけの巣で卵は見当たらず、よって強制退去並びに巣の強制撤去を執行した次第。卵を産み付けてしまうとこれを撤去するには鳥獣保護法に基づく許可を得ないといけないこととなるので厄介なのである。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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