カテゴリ:花
今日は月例の墓参。
雨が心配でしたが、スマホの天気予報では午後3時までは曇りマーク。 ということで、出かけることとしましたが、墓参を済ませての帰り道では雨が降り出し、少しばかり濡れました。 墓地への坂道を少し上った付近に浜木綿が咲いていました。 (ハマユウ) ハマユウと言えば人麻呂のこの歌。 み熊野の 浦の浜木綿 百重なす 心は思へど 直に逢はぬかも (柿本人麻呂 万葉集巻4-496) (み熊野の浦の浜木綿のように、幾重にも心に思っても、じかには逢えないでいることだ。) 人麻呂の歌は、都から遠く離れた熊野の地に居て、都に居る妻をいくら恋しく思っても、直接には逢えないでいることを嘆いている歌であるが、墓参というのも、じかには逢うことのできない故人を心に思い浮かべ、これを偲ぶ行為であるから、墓参の道の辺の花としては、この花も似合いかもしれない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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