偐万葉田舎家持歌集
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銀輪散歩で立ち寄った加納緑地、深北緑地では、今年初めて蝉の鳴き声が聞かれました。 ヤカモチ気象台は蝉が鳴き出したら梅雨明けを宣言することになっていますが、それを裏付けるように、タチアオイの花もテッペンの一輪が咲いていました。 (タチアオイ) (同上) 葵は旧仮名表記では「あふひ」で、「逢ふ日」と語呂が同じなので、もっと詠まれていてもいいと思うのだが、万葉集には下記の戯れ歌1首があるだけのようです。 梨なし棗なつめ 黍きみに粟あは嗣つぎ 延はふ田葛くずの 後のちも逢はむと 葵あふひ花咲く (万葉集巻16-3834) この「あふひ」については、フユアオイ、フタバアオイ、カンアオイ説と並んでタチアオイだという説もある。 タチアオイは下から順番に花が咲き、頭頂部に花が咲くと梅雨が明けると言われています。 我妹子が よしとふ花の 立葵 今日てっぺんに 咲きて梅雨明く (蝉家持) まあ、大阪管区気象台は、明日は雨の予報にて「梅雨明け宣言」については慎重な態度ですが、蝉の声とタチアオイの花という確かな根拠に基づくヤカモチ気象台は一足早い梅雨明け宣言という次第。 (深北緑地) 深北緑地では、アブラゼミとニイニイゼミの声。 (同上) クマゼミが鳴き出すと夏本番という感じになるが、クマゼミの声は未だ耳にしていない。 とは言え、クマゼミが鳴くのは概ね朝のうちで、午後はおとなしくしているのが普通。ヤカモチが深北緑地や加納緑地に立ち寄ったのは午後3時から4時のことであったから、朝には既に鳴いていたという可能性を否定はできないのであります。 (加納緑地) 加納緑地ではアブラゼミの声のみでした。 深北緑地で目にとまったナンキンハゼの花と実。 (ナンキンハゼ) 次は、銀輪散歩の途中で、珈琲休憩に立ち寄った喫茶・ペリカンの家の前庭に咲いていた花です。 一応、当記事は、「花」カテゴリの記事ということにしていますので、タチアオイとナンキンハゼだけではいささか物足らないかと、応援花であります(笑)。 (ボッグセージ) (同上) これは、シソ科アオギリ属の多年草。ボッグセージ。 学名は、Salvia uliginosa と言うらしい。 こいつは、まだテッペンまで花を咲かせていない。 梅雨明けとは関係がない花であります(笑)。 (同上) <参考>花関連の過去記事 花(4)・2020.4.~ 花(3)・2017~2020.3. 花(2)・2012~2016 花(1)・2007~2011
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プロフィール
けん家持
養老2年(718年)の生まれゆゑ、年令1306才(養老元年生れ説だと1307才)。銀輪歌人、偐家持(ニセヤカモチ)。若草の里の読書会に屯しています。時に「まっ黒の走子」。時に「偐定家」。時に「筆蕪蕉(不精者)」であります。また、時々は偐家持美術館のヤカモチ館長でもあります。自転車(銀輪)であちらこちらを気ままに散歩し、花を愛でたり、虫と遊んだり、万葉調の歌(と言っても大抵は戯れ歌)などを作ったりしています。
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