偐万葉田舎家持歌集
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昨日は、去る2月15日にご逝去された故智麻呂氏の納骨式でした。 納骨式は、日本基督教団小阪教会のイースター祭墓前礼拝に併せて執り行われる。墓前礼拝は午後3時から、小阪教会の教会墓地がある「はびきの中央霊園」で行われる。牧師さんや小阪教会関係者の皆さんは午後3時のそれに間に合う時刻に、小阪教会墓地の前に集合されるのだろうが、我々若草読書会のメンバーで、納骨式に参列する者は、コロナの所為でながらく読書会も中断していることから、午後1時を目途に同霊園に集まり、プレミーティングを行おうということになった。 <参考>はびきの中央霊園 ヤカモチと智麻呂夫人の恒郎女さんは、ひろみの郎女さんの車に同乗させていただいて、途中、近鉄・河内国分駅前で、東京から来阪のリチ女さんを拾い、霊園に向かうこととする。凡鬼さん、景郎女さん、槇麻呂さんは同国分駅から霊園のシャトルバスで向かわれ、小万知さんはご自宅からお嬢さんの車で向かわれるとのこと。また、智麻呂・恒郎女ご夫妻のお嬢さんたちは、それぞれの車で霊園に向かわれるらしい。 ということで、智麻呂邸(今は恒郎女邸と呼ぶべきかもしれないが)を午前11時に出発することに決める。 ヤカモチは自転車で恒郎女邸に向かう。10時20分頃に到着。若草ホールにて、談笑しながら、ひろみの郎女さんの到着を待つ。 珈琲でも淹れましょうか、という恒郎女さん。 いいですね、とヤカモチ。 ところが、その用意をし出したところで、ひろみの郎女さんが到着。 珈琲は中止とし、出発することとする。残念(笑)。 ヤカモチが乗って来た自転車(CB)は、恒郎女邸の軒先に駐輪させていただいたままである。 国分駅西口でリチ女さんと合流。 4人で、先ず昼食をと、近くの「うどん山川」でお昼を済ませる。 昼食後、はびきの中央霊園へ。12時半頃同霊園管理事務所前に到着。 (はびきの中央霊園からの眺望) (同上) はびきの中央霊園は、鉢伏山の山頂から続く丘陵の高みにあり、眺望は頗るよい。 待つほどもなく、凡鬼さんたちバス組も数分後に到着。 女性4人はひろみの郎女さんの車で、少し離れた第1区画の休憩所へ。 凡鬼さん、槇麻呂さんとヤカモチの男3人は、管理事務所前の古墳を見たり、高みからの眺望を楽しんだりしてから、徒歩にてブラブラと休憩所に向かう。 (同上) (鉢伏山西峰古墳)<参考>鉢伏山西峰古墳・Wikipedia (同上・説明碑) 休憩所に到着。 小万知さんがお嬢さんの車で休憩所前に到着されたところでした。 恒郎女さんのお嬢さんたちも続いて到着。 (同上・休憩所) プレミーティングと銘打って、ミニ読書会みたいな展開を想定していたが、特段のシナリオを考えていた訳でもなく、久々の集合ということもあって、皆めいめいに勝手に雑談。ミーティングとは程遠いものになりました(笑)。 ヤカモチも写真撮影に気を取られて、ウロチョロ。 休憩所のベランダからの眺めは、更にも素晴らしい。 (はびきの中央霊園からの眺め) (同上・山側の眺め 中央の峰が鉢伏山) (同上・小阪教会墓地) (同上) (同上) (同上・東側<奥>から) 教会の人たちがやって来る前に、読書会メンバーだけで小阪教会墓地の前で集合写真を撮ろうということになる。 (若草読書会のメンバーとお嬢さんお二人) 午後3時近くなって、N牧師や敦郎女さんほかの小阪教会関係の人たちも到着。 (墓前礼拝・開始前) 墓前礼拝はN牧師の司式。 概要は、式次第の通りです。 (同上・式次第) (同上) 最後に、智麻呂氏のご遺骨の納骨式である。 そして、献花。 (同上・献花) 一輪の 花を手向けて 黙祷の 背後に立ちし やさしその影 鉢伏の 峰にたゆたふ 白雲は 笑まひの君の 影と見えける 千の風を 歌ひつ君は 今はもや 青葉の風と 吹き渡りゆく 納骨の 式は終りぬ 今よりは 鉢伏山を 君としのはな すべて滞りなく終了。後片付けをして解散。 ところで、少し話が変わるが、霊園の周辺は、一面のブドウ畑である。 (はびきの中央霊園周辺のブドウ畑) 丘の名も通称グレープヒルと呼ばれ、道もグレープヒル・ロードと命名されているようだ。ブドウの直売所建物(今はシーズンオフにて閉じられていたが)から霊園へと上って行く道は、ヤカモチには何やら見覚えがある景色。 で、ブログの過去記事を調べてみると、霊園の少し下にある、グレープヒルスポーツ公園に8年前に銀輪散歩で来ているのでした。 今回は、国分駅から車でのアクセスでしたが、その時は、反対方向の駒ヶ谷駅方向からのアクセスでした。 (霊園への進入道路とブドウ直売所 2014年7月26日撮影・再掲載) 今回は、ひろみの郎女さんの車に同乗で、楽々と上りましたが、8年前は、この先の坂道をフーフー言いながら自転車で上ったのでありました。 上の写真は、その時のブログ記事に掲載したものであります。 駒ヶ谷方面からだと、この直売所建物に来るまでに、かなりの坂道を上って来ることになるので、更に上るというのは、かなりきついことなのである。 <参考>グレープヒルスポーツ公園・大谷古墳群公園 2014.7.26. この時は、古墳を目当てに上って来たかと思うが、霊園の休憩所から眺めていて、段々と記憶が甦って、眼下に見える古墳らしき丘がその大谷古墳群だと気が付いたのでありました。 (はびきの中央霊園から大谷古墳群を眼下に見る。) <参考>大谷古墳群公園 上の写真の、霊園の植え込みの隙間に僅かに見えているのがグレープヒルスポーツ公園のグラウンドで、その先に見える裾がきれいに刈り込まれた墳丘が大谷古墳群である。 小阪教会墓地は、2017年11月に建立されたものであるから、ヤカモチがこの近くまでやって来た2014年7月には、未だ教会墓地は存在していなかったことになる。 その時の記事を読み返すと、「更に上へと坂道は続いていましたが、これは羽曳野中央霊園への道。まだその時期ではないので、霊園の方はご遠慮申し上げることと致しました。」と書いている。 勿論、これは自身が「骨」となって霊園のお世話になることを「まだその時期ではない」と言っているのであるが、8年後に智麻呂さんのご遺骨が此処に納められることになるなどとは、思いもよらぬことにて、不思議な因縁を感じています。 帰途は、他のメンバーと一緒に霊園のバスで国分駅に出て、この日の内に東京へ帰るというリチ女さんは外れて、恒郎女さんとヤカモチの二人がひろみの郎女さんの車で、若草ホールまで一緒に。 若草ホールで、朝に飲み損ねた珈琲で一息を入れる休憩と歓談。 20~30分も過ごしただろうか。おいとますることとする。 恒郎女さんに見送られて、ひろみの郎女さんは車で、ヤカモチは駐輪させていただいていた自転車でそれぞれの自宅へ。 自宅に帰ってから、ひろみの郎女さんからメール。 マンホールカードを受け取るのを忘れていました、というメール。 ヤカモチも、そのメールを受け取るまで、マンホールカードのことはすっかり忘れていて、失敗に気が付く。 岬麻呂氏が送って下さった新潟県関係の20枚ものマンホールカードであるが、往路の車の中でもマンホールカードのことを話題にしたりもしていたのに、受け渡しのタイミングを逸してしまったか、皆と会って楽しくお喋りしたりしているうちに、二人ともそのことを忘れてしまたよう。 そんなことで、明日19日に、喫茶・ペリカンの家で受け渡しをすることに再調整しました。これも年齢の所為であるか(笑)。
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プロフィール
けん家持
養老2年(718年)の生まれゆゑ、年令1306才(養老元年生れ説だと1307才)。銀輪歌人、偐家持(ニセヤカモチ)。若草の里の読書会に屯しています。時に「まっ黒の走子」。時に「偐定家」。時に「筆蕪蕉(不精者)」であります。また、時々は偐家持美術館のヤカモチ館長でもあります。自転車(銀輪)であちらこちらを気ままに散歩し、花を愛でたり、虫と遊んだり、万葉調の歌(と言っても大抵は戯れ歌)などを作ったりしています。
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