カテゴリ:花
先日の銀輪散歩で、花園中央公園の池に黄色い花が群れ咲いているのに気がつきました。
花そのものは美しく可憐でもあるが、これは外来種で、その旺盛すぎる繁殖力から、在来種に悪影響を及ぼすなど、生態系を乱す環境脅威となっているらしい。 <参考>オオバナミズキンバイ・Wikipedia (オオバナミズキンバイ1<池の東側部分>) (同上2) アップで撮ると、こんな可愛らしい花であるが、先日の墓参の記事で取り上げたオオキンケイギクと同じで、「特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律」によって、栽培、販売、保管、運搬等が禁止されている有害植物である。 (同上3) アップで撮ると、ミツバチの姿も写っていました。 蜂には法律が適用されないから、ミツバチがこの花の花粉を運び、その繁殖を手助けしたとしても、お咎めなしである。 (同上4) 以前、池のこの部分にはホテイアオイが繁茂していて、それをブログ記事にアップしたことがある。 その写真がこれ。 (2020年9月7日記事掲載の写真・再掲載) (2020年9月9日記事掲載の写真・再掲載) これらのホテイアオイは、その後すべて駆除されて姿を消したのであるが、それに代わって一気に勢力を伸ばしたのが、このオオバナミズキンバイである。 この池は中央に遊歩道の橋が架かっていて、池を東西に分けている。 池の東部分では釣り糸を垂れる人の姿がよく見られるのであるが、この日も一人釣りをしている人の姿がありました。多い時には10名前後の釣り人の姿を目にすることもある。 さて、その橋の上から、池の西側部分を眺めると、その繁茂状況は一層顕著である。 (池の西側部分のオオバナミズキンバイ5 後方は花園ラグビー場) ほとんど水面を覆い尽くさんばかりになっている。 奥に見えている背の高い植物はキショウブという外来のアヤメ科の植物であるが、この花も、特定外来生物には指定されていないものの、「生態系被害防止外来種」に指定されている要注意植物である。 ホテイアオイといい、キショウブといい、このオオバナミズキンバイといい、花園中央公園の池は、要注意外来植物の宝庫でありますな(笑)。 (同上6) ホテイアオイと同様に、何れ近い時期に駆除されるのだろうから、このような眺めも今だけのことかもしれない。 (同上7) (同上8) オオバナミズキンバイに似た花でミズキンバイというのがある。 ミズキンバイは、稲作伝来とともに我が国に入って来たと考えられている有史前帰化植物であるが、こちらは千葉、神奈川、高知、宮崎の4県のみでその生育が確認されているに過ぎない絶滅危惧種で、その保全活動が行われていたりするから皮肉なことです。 ミズキンバイとオオバナミズキンバイの違いは、その名の通り花の大きさや草丈にあるが、サイズの違いというのは、素人には両者を並べてみて区別できるに過ぎないから、一番の見分け方は毛の有無である。 オオバナミズキンバイは下掲の写真のように有毛であるのに対してミズキンバイは無毛であるとのこと。 <参考>ミズキンバイ・Wikipedia (同上9) <参考>花関連の過去記事 花(5)・2022~ 花(4)・2020.4.~2021 花(3)・2017~2020.3. 花(2)・2012~2016 花(1)・2007~2011 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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