偐万葉田舎家持歌集
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ヤカモチの銀輪散歩の起点としている花園中央公園。 最近、このような新しいエリアが完成しました。 入口には「桃の花園」という石標があり、中に進むと「桃の小道」という石標もあるから、桃の木が植えられているエリアなんだろう。桜の広場の北側に隣接したブロックである。来春には桃の花が楽しめるかもしれない。
(花園中央公園・桃の小道) さて、先ずはこの花園中央公園で見かけた花を紹介します。 (ヒメコバンソウの霧の中に咲く花) 点々とヒメコバンソウが霧のように穂を散りばめる中に咲いているのは、オルレア(白い花)とヤグルマギク(青い花)とヒルザキツキミソウ(ピンクの花)。 ヒメコバンソウが自然に生えた結果の眺めなのか、意図してこのような眺めを現出するためにその種子を蒔いた結果の眺めなのか。 後者なら、なかなか粋でお洒落な演出である。 (ヒメコバンソウ)<参考>ヒメコバンソウ・Wikipedia ヒメコバンソウを接写してみましたが、風に揺れるのでピンボケの写真になってしまいました。以前の記事に掲載した写真の方がもう少しましかもと思うので、その記事のリンクを貼って置きます。 <参考>墓参・立夏、花散歩 2018.5.9. 次は、ヒルザキツキミソウ。 (ヒルザキツキミソウ)<参考>ヒルザキツキミソウ・Wikipedia 北米原産の帰化植物らしいが、最近は野生化して道端などでもよく見かける花となっている。 そして、ヤグルマギク。 (ヤグルマギク)<参考>ヤグルマギク・Wikipedia 我妹子が 好きとふ花の 矢車菊 近頃余り 見なくあるかも (偐家持) この花、近ごろは余り目にしなくなった気がするが、気の所為か。 ヨーロッパ原産の雑草が園芸用に改良された花で、ドイツやフランスなどの国花にもされている花。日本に入って来たのは明治期。 この植物はかつてはヤグルマソウとも呼ばれていたそうで、ヤカモチもヤグルマソウと呼んだり、ヤグルマギクと呼んだりしていたのだが、ユキノシタ科のヤグルマソウという植物が別に存在することから、これとの混同を避けるため、現在はヤグルマギクという名で統一されているとのこと。 ヤカモチも今後は、ヤグルマギクに統一することにします。 次は、ムギセンノウ。 (ムギセンノウ)<参考>ムギセンノウ・Wikipedia この花を初めて見た時の第一印象は、ムラサキカタバミのお化けというものでありましたが、それは、調べてみると7年前のことでありました。 <参考>墓参・花散歩・ムギセンノウでありましたか 2017.6.10. (イモカタバミとネモフィラ) <参考>イモカタバミ・Wikipedia ネモフィラ・Wikipedia イモカタバミは、かつてはフシネハナカタバミの亜種とされていたが、現在は両者ひっくるめてフシネハナカタバミという名に一本化されていて、イモカタバミというのは園芸上の呼称だとのこと。 ネモフィラは、ムラサキ科ネモフィラ属の植物の総称で北米大陸に11種が分布しているとのこと。 園芸上ネモフィラと呼ばれる品種(英名five spotまたはbaby blue eyes)の和名はルリカラクサ。 次は、シャクヤク。 「立てば芍薬、坐れば牡丹、歩く姿は百合の花」のシャクヤク。 この言葉は美しい女性の姿の比喩として語られることもあるが、実際は婦人の生薬の用い方を示す漢方の言葉だとする説もある。即ち、イラ立ちやすい女性には芍薬の根を、坐りがちの女性には牡丹の根の皮をフラフラ歩く女性には百合の根を用いるとよいという意味なのである。 (シャクヤク)<参考>シャクヤク・Wikipedia このシャクヤクはすっくと立って居らず、横に延びたり、傾いたりしている上、背丈も低いから「坐っているのに芍薬」の口であるか。 美人の比喩ともされるシャクヤクとは正反対のニワホコリという草。 カゼクサかと思ったが、随分と小型なのでニワホコリだろうというのがヤカモチの見解。 (ニワホコリ?)<参考>ニワホコリ・Wikipedia そして、コメツブツメクサです。 (コメツブツメクサ)<参考>コメツブツメクサ・Wikipedia コメツブウマゴヤシ・Wikipedia 往々にしてコメツブツメクサはコメツブウマゴヤシと間違えられるというから、ひょっとするとコメツブウマゴヤシであるかもしれない。 両者の違いは、コメツブウマゴヤシの方がコメツブツメクサより一回りサイズが大きいとのことだが、単独で観察している段にはサイズ感だけでは区別が難しい。 (同上) 次は、シロバナマンテマ。 (シロバナマンテマ)<参考>マンテマ・Wikipedia マンテマの花を初めて見たのは、富山を銀輪散歩していた時のこと。 <参考>魚津から富山へ銀輪万葉(その2) 2011.5.23. この時は、花の名を知らなかったのですが、友人の小万知さんからマンテマだと教えていただいたのでした。その後、何度かこの花を記事に取り上げている。 <参考>銀輪花散歩・水無き月の空の下にも 2017.6.1. 銀輪花散歩・白赤黄色 2019.5.27. 銀輪花散歩・クローバーやマンテマなど 2020.5.21. (同上) (同上) 最後は、ヘラオオバコ。 (ヘラオオバコ)<参考>ヘラオオバコ・Wikipedia (同上) ヘラオオバコはヨーロッパ原産の帰化植物。江戸時代に日本に侵入。 河原や海岸べりなどでよく目にするが、最近は公園などでもよく見かけるようになった。 (同上) もう少し、銀輪花散歩を続けますが、本日はここまでとします。 (つづく) <参考>花関連の過去記事は下記の通り。 花(5)・2022~ 花(4)・2020.4.~2021 花(3)・2017~2020.3. 花(2)・2012~2016 花(1)・2007~2011
墓参・壱師の花の咲く道を 2024.10.04 コメント(6)
墓参・チョウセンアサガオなど 2024.09.07 コメント(6)
墓参・トンボとカンナetc 2024.08.02 コメント(6)
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プロフィール
けん家持
養老2年(718年)の生まれゆゑ、年令1306才(養老元年生れ説だと1307才)。銀輪歌人、偐家持(ニセヤカモチ)。若草の里の読書会に屯しています。時に「まっ黒の走子」。時に「偐定家」。時に「筆蕪蕉(不精者)」であります。また、時々は偐家持美術館のヤカモチ館長でもあります。自転車(銀輪)であちらこちらを気ままに散歩し、花を愛でたり、虫と遊んだり、万葉調の歌(と言っても大抵は戯れ歌)などを作ったりしています。
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