辞任っスか
今さら、そんな理由で辞めるはずがない。しかも計ったように、アテネ五輪開幕の日に…。巨人・渡辺オーナー突然の辞任。単にバッシングされることに疲れただけなんじゃないの。今さら渡辺恒雄が一人辞めたくらいで現在の様々な問題が解決するわけじゃないし、だいたい肩書きが取れて表舞台から見えなくなっただけで裏で実権は握ってます、みたいなことだったとしたらかえってタチが悪いのだが。辞めるはずがないという思い込みで私は辞めてほしいと願ったが、球界再編問題を中途で投げるというようなタイミングで辞めるのは無責任でもある。もっとも今の今までオーナーをやってたことの方がまずおかしいのだが、辞めれば責任が取れると考えることが最大の無責任だと思う。・渡辺恒雄・前オーナーのコメントより:「プロ野球の真髄がフェアなスポーツマンシップに依拠していることを巨人軍は十分承知して おり、自ら公表して襟を正すこととしました。今回の事態を深く反省し、野球ファンの皆様の ご理解を得たうえで、新たな決意をもって真摯に野球の発展に力を注いでいく所存です。」…これが本当に彼の脳味噌で考えた言葉だとしたら「たかが選手」という軽口は叩けないはずだ。なぜこういう姿勢でリーグ再編問題に関われなかったのだろうか。・王監督のコメント:「読売だけ良ければいいという考えは、絶対に持っていない。世間で誤解されている部分が あるが、違うと言いたい。残念です」…誰だってそれを望む。でも、こうなった。結果が大事だってのは、王さんだってよく分かってるはずだけどね。「本当はいい人」。だから傲慢でも許されるのか。それは甘えだ。さんざん自由奔放に振舞ってきた(ように見える)渡辺恒雄なんかより、日本プロ野球界の将来の方が私にとってははるかに重要である。