Ｇ党魂

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• オレ流主義。３

  オイオイ、３つ全部負けてどうするんだ。笑ただの黒星３つで済むならいいけど、これで中日が乗っちゃったら怖いなあ。「結果的にあの札幌の３連勝が」みたいな…。中日のこの３連勝は、それだけ初戦の試合内容が良かったってことのような気がする。巨人側からすれば２．５ゲームはまだそんなに大きな差ではないし、２年目の木佐貫・病み上がりのヒサノリ・発展途上の林での３連敗ということでまだ言い訳ができる。これから暑くなって投手陣がバテてくる７・８月にはおそらく巨人は大きく貯金を稼ぐはずだから、中日はこれで勢いに乗るくらいでちょうどいいアドバンテージかもしれない。…この３連戦の中継中、９６年の９連続安打のＶＴＲがこれでもかというほど流れたけど落合のヒットだけはなんべん見ても最高。８年前は落合もまだ現役だったんだなぁ。しかも巨人の選手だった…。いま思い出しても至福の時間だったと思う。落合が巨人のユニフォームを着て打ったホームランの中で、とくに印象に残っているのは３本。　・優勝争いが熾烈だったシーズン終盤、東京ドームでヤクルト・山田から打ったホームラン。　・横浜スタジアムで行われたオールスターで、長谷川（現大リーグ）から打ったホームラン。　・阪神・久保から打った２０００本目。（ちなみに１９９９安打目もホームランで、大リーグに行く前の横浜・佐々木から打った。）遊びでもいいから、もう一度落合がバットを構える姿が見たいなあ。

  Jun 25, 2004

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• オレ流主義。２

  落合博満現中日監督について残っている自分の一番古い記憶は、いくつの時だったかハッキリと覚えていないけど中日に移籍してきた最初の年の巨人戦のテレビ中継。（調べてみると、星野監督一年目が８７年だから小学６年生のときかな？）何よりインパクトがあったのは、当時の中日のクリーンアップを打っていたゲーリーと宇野が、いわゆる「神主打法」を揃いも揃って真似していたことだ。（記憶は曖昧だけど、クリーンアップだけじゃなかったかも。）今の中日にそんな歴史を知る現役選手が何人いるかは定かでないけれど、昨日はまたテレビをつけたら先発の高橋ヒサノリはすでにいない状態。接戦だった前日の試合後、落合監督が「こんな試合ばかりだと投手がつらくなる」とコメントしてすぐ次の日に打線が爆発するなんて、ちょっとすごいんじゃない？笑復帰緒戦で打ち込まれたときも少し思ったんだけど、高橋尚成がこれで自信を失ってしまわないかがちょっと心配。周囲には、こういうときは長い目で見てあげてほしいなぁ。ヒサノリの実力は、誰もが知っていると思うだけに…。【プチ辰徳語録】・「野球少年には、スランプという言葉を使ってほしくないですね｡　『未熟』と『スランプ』を履き違えてはいけない」…素人を批判するプロ野球解説者も珍しいが、これはその通りである。逆に考えると原のような人気者でなければこういう話はできないかもしれないので、今後このようなちょっとした「素人批判」に原ならではの独自性を見いだすことができたらこれは高く評価できる。視聴者が受け入れるかどうかは別として。笑そういえば、原も札幌初戦のペタジーニのセーフティバントについて否定的だった。「これでみんなの目が覚めればいいと思った」というペタジーニの意図が紹介された際、「覚めたんですかねぇ」と冷たく一言。当日の解説だった中畑も「成功ならいいけど、失敗ならダメ」とあからさまな結果主義的意見。そういう考え方をしている選手の目は、たしかに覚めないだろうね。私個人としては、ペタジーニの意図は私なりによく理解できるし、珍しいモンを見せてくれたペタジーニに喝采を送る。

  Jun 24, 2004

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• 巨人ファンだけど、オレ流主義。

  テレビをつけて試合を見始めた５回以降はお互い防ぎ合いだったいい内容と思っていたので、そういうつもりで読売新聞のスポーツ欄を開いてみたらどうも様子が違う。「木佐貫よ！攻めを貫け」という大見出しと共に、記事にこんな締めが。　「昨年の新人王投手が、どこかになくしてしまった自信。一体、いつになったら　取り戻すことができるのだろうか」記事の主張はとどのつまり、立ち上がりは最高だったけど３回に豹変して４点取られたことに対する批判のようである。私が見た２、３イニングの限りでは、木佐貫はそれなりにいいピッチングをしていたと思う。結果的にその４点が致命傷となって敗れたわけだが、個人的にはあれなら木佐貫１人に敗戦の責任を負わせるような内容ではなかったと感じる。記事も立ち上がりについては「今季最高とも言える」と認めている。負けたことだけを責める論調がいけない。良かった面は良かったときちんと評価する記事が載れば、木佐貫の自信は帰ってくるように思えるのである。昨日は中日も巨人も、出てくる投手がみんないいピッチングをしていたと思う。かなり興奮して見てたんだけどなぁ。笑とくに、最後の岩瀬。高橋の初球（センター前ヒット）と小久保の初球（見逃しストライク）は甘い球だったけど、小久保をインコース低目のスライダーで見逃し三振に取った後は、完全にいつもの岩瀬に戻った。（小久保は不服そうだったけど、巨人ファンから見てもあれはストライク！）最後のバッター阿部のときの、札幌の巨人ファンの歓声がすごかった。「このまま終わらないでくれ！」という悲鳴にも似た声援。そこまでの試合の経過がいい内容だったから、あの歓声が生まれたんだと思う。（ちなみに阿部の２－２からの外角低目のスライダー、あれも取られても納得だった。）あんな試合を演出したのは堀内監督と、他ならぬ落合監督。素質のある選手が揃っているなら、お金なんかかけなくたって、あんなに素晴らしいゲームができるじゃないか。あれが野球だ。ペナントレースはまだ先が長いけど、昨日の中日が巨人を相手に堂々たる勝ちっぷりを見せたということの価値は、ずっと、何も変わらない。

  Jun 23, 2004

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• キレる。

  暑い。冷蔵庫から出したコチコチのクーリッシュが２分くらいで食べごろになるほど暑い。お昼ごろ友達から携帯にメールが。巷に出回っている変なメールをときどき送ってくれる人なのだが、今日はなんと「長崎佐世保事件の犯人の女の子の画像」。（真偽の責任がもてないのでＵＲＬを載せることは差し控えます。）ホントかどうかはさておき、それを見て思ったこと。「この子が人を殺したのか」と思うと背筋に冷たいものが走る。…なんてことを考えてしまうことは、もう偏見なのだろうか。たまたま表沙汰になっていないだけで、予備軍みたいな子供はきっと他にもいるに違いない。そんな子供を生み出す社会を作っているのが我々大人だということ。子供に罪はないと思う。たとえ殺人でも…（もっとも、現実に死なせてる以上は相応の責任を被るべきだけれども。）「キレた」とか「ブチ殺すぞ」とか日常会話の中で普通に耳にする。ありふれるほど意味が軽くなってきて、めぐりめぐってあるとき本当に誰かが殺しちゃった、みたいな背景が少なからずあるような気がする（大人でも）。「だから言っちゃダメなのよ」という軽率な大人の発想はただの言論統制でしかないが。言っちゃダメなのではなく、やっちゃダメなのである。キレた、といえば今の近鉄。なんだか「もうこれ以上我慢できねえよ」みたいな態度に見えるのは私だけだろうか。「キレた」という言葉を使うのも構わないし、キレた、という行動を取ることがあっても時には構わないと思う。でも「そうなる前に何か他にできることはなかったのか」ということは絶対に考えなければいけない。今まで我慢してたのは、キレることが目的だったのか？だとしたら、球団幹部って肩書き持って偉そうな顔して人の何倍も給料もらってるのにやってることはそこらへんにいる奴と何も変わらないってことじゃないか。何のための肩書きか。渡辺オーナーは１リーグ制に前向きだという。なんだか、今までさんざん我まま放題にしてきたことの償いをしたがっているように私には思えてしまう。そうだとしたら、やはり渡辺恒雄は巨人のオーナーになるべきではなかった？こんな今こそ、「アンチ巨人」「アンチナベツネ」という人たちに反対意見を述べてもらいたいと思うのだが。

  Jun 22, 2004

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• サンスポ２面から。

  「虎の通信簿」で、ダンカンは「打順を去年と同じに戻せば阪神は優勝できる」とこれまでも公言していた。今日も同じような内容を載せている。抜粋：　「勝って当然でしょう。優勝した昨年に現段階では一番近い打順に戻したんだもの」　「俺が（いや日本中の虎党が）こうしようと口が酸っぱくなるほど言ってきたことか…」…真意がどこにあるか分からないので本気でこう思ってるわけではないかもしれないけど、少なくとも紙面ではこういうキャラクターで通しているらしい。これをあえて真に受けた上で思うことだけど、打順を換えただけで試合に勝てるという発想は甘いとしか言いようがない。まして優勝できるなど、野球をなめているとさえ思う。去年と同じことをして同じ結果が出るほど簡単ではないはずだし、またプロがそんなに進歩のないことではいけない。（だいたい去年一年間我慢して自分を「殺して」きた金本に、今年も同じことをしろという発想が理解に苦しむ。）岡田監督に対して星野監督と同じことをしろというのも失礼な話だ。「日本中の虎党が」みんなダンカンと同じだと思われては、阪神ファンもさぞ迷惑に違いない。奇遇にも同じ２面に、ときどき載るのが本当に楽しみな野村監督の「ノムラの考え」が掲載されており、その中でやはり阪神の打順について触れられている。野村監督の意見には必ず根拠が示されるから実に興味深い。（内容が難しいことも多いけど…笑）その中で野村監督は打順の話に触れる前、「必要なのは守り、バッテリー教育である」としとくに捕手の役割についてこう述べている（抜粋）：　「『１－０で勝つなんて理想（にすぎない）』と一蹴されるかもしれないが、　現実をその理想に向かわせる努力の方向性こそ大切なのだ」この一文こそ、捕手の役目に限らず、何においても大事なことだと思う。近鉄の合併問題もそうだ。近鉄とオリックスが合併することが、１リーグになることが、日本のプロ野球界にとって本当に理想なのか。具体的にどんな状態が真の理想なのかという話を置き去りにしたまま、近鉄はただ自分の思い通りになることだけを望んでいるようにみえる。ゆうべの「サンデースポーツ」で星野元監督が言った「本当にあらゆる努力をしたのか」という話も、つまりはそういうことなのだと思う。

  Jun 21, 2004

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• また審判。

  延長１１回の沖原と仁志の接触プレーについて。責任審判で三塁塁審の谷さんの話では「堀内監督から抗議は受けていない。『審判で協議しますから待ってください』と言っただけ」らしいが、もしこれが本当ならそれが正しい態度だ。しかしテレビを見た感じや審判の日頃の行いを考えると、どうしても「堀内監督の抗議を受けて判定を覆した」ように見えてしまう。サンスポ「ダンカン　虎の通信簿」が核心をついているように思う。抜粋：「あわてて訂正したとはいえ、場内へのアナウンスで沖原と赤星を言い間違えるような　浮足だった審判に冷静な判定がくだせるのか？」…些細なことだが、だからこそ逆にこれが事の全てを物語っているとも言える。プレーに関しては、テレビ解説の星野元監督は「仁志からぶつかってきたように見える」、ダンカンも「沖原の方が気を使ってよけようとしているのに、仁志が当たってきた」と述べているが、私も仁志がワザとああいうプレーをやったのだと思う。しかし、あれは当たり前の範囲である。逆に言えば、ああいうプレーは優れた技術と冷静な判断力を兼ね備えた本当にうまい選手にしかできない。本来は沖原の方だって「仁志に走塁妨害をとらせる走塁」をするべきなのである。（もっとも沖原がそれだけの選手なら、仁志はまた違ったプレーをしたと思うけど。）それらを理解した上で審判がジャッジを下すのが本当のプロの姿のはずだ。だから昨日のような醜態はプロの理想とはかけ離れた茶番でしかない。仁志と沖原と審判員と、日本プロ野球の頂点にいるはずの人間が６人もいてプロの根性を持っていたのは仁志１人だったということである。私見を述べれば昨日の場合はどちらの抗議も受け入れず、そのままツーアウト２塁で再開すればよかったのだと思う。仁志のプレーをきちんと理解した上で「それは卑怯だ、汚い」とあえて走塁妨害と判断する審判が一人くらいいたとしてもそれは「シャレの分からない奴だ」で済ませばいいが、そういう審判がたくさんいてはいけない。野球が自由でなくなるからだ。ダンカンは前述のコラムで「あんな野球頭とプロのずるさをそなえている仁志のような選手が阪神にもほしいなあ」と書いている。これが野球である。阪神ファンがこれを言ってくれたことに価値がある。巨人ファンとしても、仁志みたいな選手が阪神にもいてほしいと思う。その方が野球がずっと面白くなる。ただし、「仁志は『タハハ…。まんまと審判だましちゃったもんね』とうまい酒のんでると思ったら、　悔しい～！！」というダンカンのコメントは許容できない。仁志を愚弄した発言だ。ああいうダラダラとした無様な結果になったことを、仁志は決して喜んでいないはずである。審判に「もっとしっかりしてほしい」と思ってはいても…。もうひとつ、星野監督のコメント。「こういうことになったのも藤本がきちんとバントしなかったから」…思わず笑ってしまったけど、それは厳しすぎですよ。笑（あと、今日の「サンデースポーツ」で合併の話に触れるというから録画して見ようっと。）最後に、昨日は投手陣、特に上原と福原の両先発が素晴らしかった。そして勝ちがつかないのに嫌な顔ひとつ見せず、上原がヒーローインタビュー。最後には「遅くまでありがとうございました」という一言。立派。上原のこういうところを、仁志がちょっとだけ見習ってもいいな、とは思う。笑

  Jun 20, 2004

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• 川藤語録

  まったく脳を使わずただ偉そうにしゃべるだけの川藤の解説が以前は大嫌いで、ときどき見かける「川藤が最高」というタイガースファンは野球をまったく理解していないと心の底からムカツいたときもあった。でも、昨日の解説はとても良かった。・「清原みたいなアクのある人が各チーム３人くらいいてほしい」　…清原が代打で出てきて大歓声が上がった時。　　今の選手はおとなしすぎるということ。　　「出る杭は打つ」みたいな日本の悪癖が原因だと推測しているけど、川藤の意見に賛成である。・「巨人がチマチマした野球やってどうする。こういう場面でも思い切り打たせるために　　これだけの選手を取った」　…小久保が走者を進めるバッティングをするのでは、という中畑の意見に対して。　　現在の巨人の野球について、とりあえず肯定的な表現で言及することを　　川藤がしたことに価値がある。　　それがいいか悪いかについてはあえて触れなかった点を特に評価したい。・「教えてもらったらハイハイしか言えない」　…林が工藤からピッチングを教えてもらっているという話の中で。　　東尾は工藤になかなか教えなかった、教わるよりも盗むという発想のほうが大事である　　という中畑の意見に賛成だが、そこで川藤が言ったこの一言にはハッとさせられた。　　その通りである。昨日たまたま一度いいと思っただけだけど、いいものはいい。それまでがひどすぎたからただそのギャップに驚いただけかもしれない。でも、昨日みたいな内容ならまた川藤の解説を聞きたいと思う。…ところで、昨日の球審真鍋さんのジャッジはひどかった。たまたま調子が悪かったんだろうけど、ストライクゾーンがいい加減。接戦になった遠因だったとさえ思う。とくに８回裏巨人のチャンスで、小久保の打席の２つ目のストライク。これをストライクと判定されたために次の同じような球も手を出さざるを得ず、空振り三振。そして９回表のシコースキーの赤星への初球。それまでなら明らかなストライクがボールと判定され、やはり次の球が甘く入り結果センター前に運ばれた。どちらも巨人に不利な判定で、かつ得点につながりかねないシーンだったのでこういうときこそ勝ってよかったと思う。負けたら、たとえ審判に悪気がなくても審判のせいにしてしまいかねない。

  Jun 19, 2004

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• 言葉づかい

  今日のバイト中、なんだか分からないけど誉められた。それまで「いい人だけどちょっと怖いな」と思ってたオジサンと、「いい人だけど素っ気ないな」と思ってたオバサンから。誉められ慣れてないのでやや戸惑ってしまったが、あまりに嬉しい上に滅多にないことなので日記に載せてしまう。日本人はあまり誉めることをしないと思う。（外国のことは知らないけど）「ウチのアホな親に聞かしてやりたいわ」「フリーターっても頑張っとんねん」（なぜか大阪弁。）…一瞬だけそんなふうにも思ったが、一時の評価に浮かれてそれまでの行いを忘れてしまっては本末転倒であり親が自分の子を誉めないのは大事なことなのかなと初めて感じた。親が子を誉めたら子は親に甘えてしまうかもしれない。他人（親族も含めて）を信用しても、甘えてはいけない。言葉には責任が伴う。誰かが人を評価してくれたら、その評価が嘘にならぬよう自分でも祈るしかない（？）励みとプレッシャーは表裏一体である。さて、近鉄。新聞記事を読んでいると、どうも球団の態度は遠回しに「こうなったのは球界の富を独り占めにしてきた巨人にも責任があるんですよ」と言いたいように、巨人ファンにとっては取れなくもない。なんだか２球団だけは「最初から（合併という）結論ありき」で、ある種強硬に話を進めている感じがする。その他にとっては（ファンも含めて）「寝耳に水」の話のはずなのに…。そういう独りよがりな態度こそ、渡辺オーナーが一番嫌われていた部分のはずじゃなかったのか。５０年以上続いてきた１２球団２リーグ制を、近鉄とオリックスの２球団だけで勝手に改正してしまう権限がどこにあるのか、大いに疑問を感じざるをえない。渡辺オーナーには文句を言う資格はないが、巨人ファンには関係ない話である。無責任と金のあるないは別の話だ。今のままでは、阪神の野崎球団社長が言うように「合併したもの勝ちになってしまう」ように思える。

  Jun 18, 2004

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• いない理由。

  テレビをつけたら先発の高橋尚成はすでにいない展開。つーか、ヒサノリが戦線離脱したときのスポーツ新聞の一面は「今季絶望」だったような気がしていて、日ごろ選手の一軍登録の情報などを気にしないので先発だと知ったときは驚いた。昨日はメッタ打ちくらったけど、見てる側は彼がいるとずいぶん心強い。で、テレビをつけたらすでにいなかった選手が、横浜にも一人いた。４番バッターのタイロン・ウッズ。どうやら主審に暴言を吐いて退場になったらしい。私が見た限りでは、テレビではチラッと映像が流されただけで退場になりましたという事後報告しかされなかった。読売新聞の朝刊では「カウント１－０からの２球目の判定をめぐって」とあるが、やはりせっかくならテレビで見たいものである。そのための映像だ。放送に入ってすぐにやったのかもしれないけど、その後から見た人のためにもチームの４番がいないことの具体的な経緯をハイライトの中に入れたってよかったのではないだろうか。その退場騒ぎが選手の被害妄想なのか、審判の越権行為なのかを視聴者には判断する権利がある。まさかとは思うが、もし万が一「子供への悪影響を懸念したための配慮」とか少しでもそんな理由があったとしたら、「臭いものには蓋」みたいなそういった真実を覆い隠すような中途半端な大人の行為こそよほど子供には悪影響だと思う。起きたことを全てきちんと流して、それに対してアナウンサーが適切なフォローを入れてやればよいのだ。それが本当の仕事のはずである。

  Jun 17, 2004

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• 野球Ｗ杯

  昨日のスポーツ報知の一面に載っていたけど、野球のワールドカップなんて本当に開催されるのだろうか。アメリカとオーストラリアとアジアの一部でしかまともに行われていない世界的にはマイナーなスポーツなのに。盛り上がるのかな？盛り上がらなくてもやってほしいとは思うけど。野球好きとしては、これほど嬉しいことはない。去年行われたオリンピック予選では、日本人メジャーリーガーを欠きながらも日本野球の実力の片鱗は感じさせてくれた。これで松井稼頭夫やイチローが参加できるフルメンバーになったら銀メダルは間違いなしと思う。アメリカが本気出してきたらかなわないだろうなー。見たいなぁー。ただ、日本はそのアメリカとまともに張り合える唯一の相手になれるんじゃないかと思う。日本がフルメンバーで戦えるなら、現段階での韓国や台湾では相手にもならないに違いない。あちらさんのプレーを拝見すると、捕る・打つ・投げるという基礎レベルの動作が物足りないというか、なんというか頼りない。こちとら５０年以上プロやってるのだ。年季が違う。あっちはメジャーリーグ志向だという話だが、個人的にはその指針自体が間違ってると思うのでまずその間違いを自覚して方向を修正してからが本番になるのではないかと。アジア人の体格で大リーグ野球は無理でしょ。まあすぐに追いつかれるんだろうけど、そこからが勝負。それまでは見下ろして観戦することにしよう。笑野球Ｗ杯の実現を期待。

  Jun 16, 2004

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• 篠塚と吉村。

  もう一昨日になってしまうが、巨人－広島のテレビ中継の解説が篠塚と吉村だった。これまであんまり意識したことのない組み合わせだったけどこのコンビの解説を聞いていると、２人とも本当にマジメな人なんだろうなぁと感じる。悪く言えば暗い。なんとゆーか、華がない。いいか悪いかは別として、２人とも無難で当たり障りのない物の言い方をするので言ってる事は正論なんだけども何を言ってもどこかで聞いたような内容に聞こえてしまう。篠塚の解説、吉村の解説っていうありがたみがいまいち伝わってこない。「あの篠塚が」、「あの吉村が」って感じられるものが話の内容から伝わってこないのである。くどいようだけど、これがいいか悪いかは別として。つくづくプレイヤーと解説者では求められる資質が違うんだなぁと感じる。その点に限れば、原辰徳はいかにも「あの原が」というしゃべり方をするので聞いている人も親しみやすいんじゃないかと思う。日ごろ原を腐してばかりいるから、たまには良い面もちゃんと取り上げなければ。あとは普段野球をやらない人や、やったことのない人が説得力の「ありそうな」原の解説を聞くことでしばしば聞かれる偏った野球観をそれが正しいと誤って信じ込んでしまうことが個人的な心配。

  Jun 15, 2004

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• 続・合併話。

  読売新聞夕刊の一面から要約。　「近鉄をオリックスと合併させる交渉を進めることで合意したことを明らかにした」。…「合併するかもしれない」じゃなくって、「合併する交渉をすることで合意」だった。日本語って難しいなぁ。どっちにしろ、近鉄ファンにとっては「事後承諾」をさせられてるような感じに見える。こうなる前に打つ手はなかったのかとか、少なくともファンに対して配慮に欠けると言われても仕方がないと思う。日本人の悪い癖だ。むかし「ファミリースタジアム」という野球ゲームにレイルウェイズというチームがあってこれが近鉄と阪急と南海を合わせたチームでたいそう強かったのだが、現実のプロ野球チームにはおおぜいの生身の人間が関わっているのであって一部の人間で勝手に話を進めて、ある日突然こういうことを言い出すのは上に立つ立場の者としてある意味で責任感に欠けた行為であるとも思う。（命名権売却問題とかあったから「ある日突然」でもないけど。個人的には、あの話は　なくなってよかったと思う。たとえ今こうなっていても。）親会社が変わるだけっていうのは無理なのかなぁ。かの莫山先生（７８）も「腰が抜けた。ファンの気持ちや監督、選手の立場を全く無視した話」とおっしゃているらしい。球団はお年寄りのこの意見を肝に銘じるべきである。個人的には、今日のサンスポに載っている江本孟紀の意見を支持したい。抜粋：　「（１リーグ化への流れにより）頂点が小さくなればプロへの入口が狭くなり、野球人口　という総面積も狭くなる。１リーグでは日本シリーズも消滅しファンの興味も薄れる。　経営圧迫はいずれは繰り返される。　　エモトの考えはむしろ球団の拡張。今の時代、球団を持とうとする企業はない？　だからこそ拡張するにはどうすべきかを考えるべきよ。…」…頭の固い権力者のジジイたちには、ぜひこういう発想でものを考えてもらいたいものだ。サッカーのチームはあれだけたくさんあるのになぜプロ野球は１２球団でも削られなければならないのかと思うのは、しょせん素人の疑問でしかないのだろうか。

  Jun 14, 2004

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• 合併話。

  午前中、床屋で散髪してもらいながらウトウトしていた時だった。近鉄がオリックスと合併するかもしれないという突然のニュース。いっぺんに目が覚めた。新聞の朝刊には載ってないし、監督や選手など現場の人たちにとっても寝耳に水の話だったらしい。シーズン中にそんなことを言われても…と思う向きもあるだろうけど、シーズン後ならいいという話でもないし…当事者の人たちはさぞかし不安になっているに違いない。ここでいろんな球団のファンの人たちが、近鉄をなくさないでほしい、パ・リーグが６球団のままでいてほしいと口で言うのは簡単だ。でも、ただ感情のままにそのようなことを言うのは勝手なのかもしれない。私は巨人ファンとして、今まで近鉄バッファローズに金が落ちるような買い物をしたことはほとんどない。８９年の日本シリーズで近鉄に３連敗した後４連勝したときは嬉しかったし、ブライアントがガンガンホームランを打って西武を追い上げたときも、阪神から移籍した北川が代打逆転サヨナラ満塁ホームランを打って優勝を決めたときも大石大二郎のＴシャツ１枚、水口栄二の下敷き１枚買おうとは思わなかった。２リーグ制が始まって５０余年。プロ野球にも変動の時期が来ているのだろうか。来ているとしてもそれは全然、おかしなことではない。ただ、世の中の不条理がここにもあるというだけの話である。セ・リーグには超一流選手がベンチに余るほど金のある球団もあるというのに…。でも、誰に何を言われようと近鉄バッファローズが来年も、それ以降もずっと存続できることを勝手に祈っております。

  Jun 13, 2004

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• 初物。

  広島リードで迎えた最終回、抑えに大竹という投手が登板した。記憶の限りでは初めて見る。大竹と言うと真っ先に思い浮かぶのはシティーボーイズで、そんなことはどうでもいいが選手名鑑を調べてみると「大竹　寛」は「オオタケ　ヒロシ」ではなく「オオタケ　カン」と読むらしい。プチ発見。投球練習を見ていて、永川よりはモノになりそうかなと思った。選手名鑑の写真を比べるとこの２人、なんとなく似ている。って言うか、それを言い出すとカープの選手はやたら似たような顔をした人が多い気がする。そんなこと言ったら怒られるか（汗）永川のピッチングフォームは変則だった。変則の抑えといえば元ヤクルトの高津が代表格。あとは潮崎くらいしか思い当たらないが、高津の場合はキャッチャーが古田だったからこそあそこまで大成したんじゃないかと思う。逆に言えば、古田が本当に育てた投手は高津ただ一人。あとはみんな壊すか追い出すかしてしまった（高津さえ出て行ったけど）。さて、大竹投手の東京ドーム初試合（たぶん）。　・高橋　…２球目ど真ん中の変化球をセンター前ヒット。心なしか腕が縮んでいた。　・ペタジーニ　…ショートゴロと思いきや名手シーツがエラー。　・小久保　…２－２から２つ怪しいハーフスイング。あれは三振でいいと思う。　　（テレビ中継終了）　・阿部　…サード野村のエラー、ボールを拾ったシーツが送球エラー。　・二岡三振、後藤三振、仁志内野ゴロでゲームセット。…というわけで大竹投手は１イニングでアウトを６つくらい取っているが、これだけエラーが出た中で結果的にはきちんと抑えてしまったあたりかなり評価していいのでは。２人目のペタジーニからがやや本領だったと思うけど、なかなかいい球を投げていたと思う。できたらこの土、日でもう一度見てみたいピッチャーである。

  Jun 12, 2004

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• 素人による素人へのツッコミ。

  雑誌って高いなぁと思いながら、毎号「Ｎｕｍｂｅｒ」を買っている。いや、本当は適正な価格なんだろうけど。実を言うとこの「Ｎｕｍｂｅｒ」という雑誌、あまり好きではないけど仁志が連載記事を書いているのでその第１回目分から欠かさず購入している。このためだけの５１０円。今週は５３０円だった最新号の、読者投稿欄より一部を抜粋。タイトル『もっと、イチローを。』　「私たちは、イチローがヒットを積み重ねること、そして、彼が見せる　走塁や守備のテクニックも、まるで当然のものだと感じていて、その凄さを　実感することを忘れている気がする」。　「イチローのプレーをリアルタイムで見られる喜びを、もっと感じるべきでは　ないだろうか」。…この投稿をされた方はさぞかし野球をよく知っていて、イチローの凄さを日々実感しておられるのだと思う。言ってることは正論でまったくその通りだと思う。ただ、いったい誰に向かってこれを言いたかったのか。人が十人いれば十通りの野球の見方があって当然である。百人いれば、その中にイチローは凄くないという人があったって不思議ではない。その人なりの筋の通った根拠があるなら、それは正しい理屈であるはずだ。この投稿者本人に悪気はあるまいが、これを読むとまるでイチローだけが素晴らしいプレイヤーだと言っているようにも感じる。イチローが凄くないと思っている人は、基本的にはあまりいないと思う。「これはいい選手だ」と思うことは思う人の勝手だが、少なくとも他人に対して「おまえもいい選手だと思えよ」と押し付けるものでは決してありえない。こういう内容を平気で載せるからこの雑誌があまり好きではない。

  Jun 11, 2004

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• またナイスゲーム。

  貧打戦だったけど、また接戦。でも２－１だったら中日が勝っておかないと「らしさ」が出てこない…。逆に巨人にとっては、形の上とはいえ守り勝ったのは大きいと思う。何度もリプレイされていたけど、ファールフライでタッチアップしたアレックスを刺したのは仁志のなかなか好返球。（嬉）さて、７回表ツーアウトランナーなしの場面で落合監督は川上を交代した。打者の仁志がピッチャーライナーで倒れ、打球をキャッチした川上が気迫を表にあらわした直後だっただけにやや違和感があった。解説の牛島も「エースは納得させて代えてやりたい。やや疑問の残る交代」と言っていた。その意見には賛同するけど、それとは別に　・点はこれ以上絶対に取られたくない　・ランナーも出したくない　・次はこの日３安打の清水　・清水から４人左が続くというきわめて事務的な視点で考えると、岩瀬へのスイッチは合理的な判断だと思う。テレビ放送にはこの点についてもきちんと触れてほしかった。落合監督が動くと必要以上にセンセーショナルに見えるから不思議である。

  Jun 10, 2004

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• ナイスゲーム。

  ７回表にローズのホームランと小久保のタイムリーでリードを２点から４点に広げた直後、７回裏の先頭打者谷繁があまりにも淡白に凡退したのを見てこのまま今日も巨人が勝ちそうだなと思った。これがホームランの力なのかー。と。ところがどうして、どうして。これが野球。ムードだけなら巨人ペースだったけど、実質的な点差は４点しかなかった。木佐貫は別に悪くない。５点以上取れなかった打線の責任でもない。５点以上は点をやらなかった、ドミンゴの功績だと思う。先週の巨人－中日３連戦は巨人が逆転して３連勝したことばかりが騒がれていた印象があるが、それは裏を返せば途中まではすべて中日がリードしていたということ。試合内容に見るべきものはちゃんとあった。そして、ここで結果になって表れたことは大きな意味があるんじゃないだろうか。私は巨人ファンだから、中日の勝利を喜ぶわけではないけど。読売新聞のスポーツ欄を読むと「巨人は混戦を抜け出すチャンスをフイにした」とある。仮に昨日巨人が勝ったとしてそれのどこが「混戦から抜け出した」と断言できる１勝になるかというのが甚だ疑問だが、それ以上にこんな早い時期から巨人が独走を始めてセ・リーグに一体どんなメリットがあるというのか。巨人が圧倒的にブッちぎって優勝しても、例えば巨人ファンが引いてしまっては誰もフォローのしようがないと思う。

  Jun 9, 2004

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• オールスター。

  オールスターファン投票の中間発表を見て思ったこと。セ・リーグはサードの小久保を除いて、１１のうち１０個の枠がぜ～んぶ阪神の選手で埋め尽くされている。　アリアス　＞　清原はまだ分かるにしても、　矢野　＞　阿部はおかしいだろ。笑まあ組織票自体はなくならないだろうし、ファンの絶対数が多い巨人の場合は意図しなくても結果的に組織票みたいになってしまうからこういう現象を巨人ファンがとやかく言う資格はないかも。とは思う。ただそれはそれとして、やはり現状はより多くの人が納得するような結果が出るシステムとは言い難い。現中日監督の落合が現役時代に書いた著書の中で、オールスターについての考えを述べている。そのまま抜粋すると　「一番人気のある選手を、両リーグからひとりずつファン投票で選出、あとはすべて　監督推薦としたらどうだろうか。こうすれば、本物のプロ選手の参加が増えて形が整うと　思うのだが…」…現状と比べるとかなり極端な方法だけど、アイディア自体はいいものだと思う。ポジション別をやめて獲得票数の上位３人とか５人とかにすればよいのでは。もうひとつ、選手の疲労も考慮してオールスターは年に１試合にしてはどうかとも落合は書いている。１試合なら選出する選手の絶対数も少なくて済む。２試合も３試合もやっていてはありがたみが薄れる。木村拓也なんかスターじゃねえよ、と強く思っていた私個人はこれも大賛成だ（星野監督に推薦された本人は泣いて喜んだらしいが）。量を削って質を最高まで高める。こっちの方がずっと理想のオールスターに近くなると思うのだけど…。（要は「アメリカの真似をしろ」ってことと同じになっちゃうけど。笑）

  Jun 8, 2004

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• 野球と関係ないけど

  「言っていいことと悪いことがある」と言われると、黙って何も反論できなくなってしまう人をときどき見かける。人として言ってはいけないことなど、そうやたらにはないと思うのだが。この言葉を軽率に使う人間は汚いとさえ思う。「言ってはいけない」ことなど、基本的にはない。理由は二つ。一つめは「言論の自由」。憲法が保障しているから。そしてこちらの方が大事なのだが、二つめは「言っていいことと悪いこと」というその基準を決めているのは誰かということ。これは他でもない「言っていいことと悪いことがある」と主張するその人自身が決めているのである。そんなことはそいつ以外の他人が知ったことではない。「言っていいことと悪いことがある」という言葉は、何かを言われた側にとってそこに都合の悪い内容が含まれる場合に限り、必ずその後から出てくるものだ。つまり後出しジャンケンと同じ理屈である。それだけでも十分に卑怯なのだが、何より汚いのはこの言葉を使うと使った側の方が正しいかのように見えてしまいがちなことだ。言われて都合の悪いことなど誰にでもあるだろうが、それに対して見て見ぬフリをするか、きちんと正面から受け止めるかは大違いだ。「言っていいことと悪いことがある」などとごまかして自分の問題から逃げ回るような人間がこれを正当化しようとする行為ほど曲がったことはない。…日曜に野球がないとつまらないからこんなことを考えてしまう。笑

  Jun 7, 2004

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• 巨人でなくとも

  清原への応援がすさまじい。あの人たちは巨人ファンなのだろうか。ただの清原ファンだろうか。それとも両方か？いろんな人がいると思うけど、とりあえず巨人ファンとしては心強い限りである。巨人という球団の現状を考えたとき、頑張って勝てと素直に応援するのはなかなか声に出しづらいというのも巨人ファンの本音だと思う。球団の体質には賛同しないけど、巨人は応援したい。そんな心情が清原個人への応援に転化されて、記録達成に加えてますます拍車がかかっているようにも思える。その清原当人は、巨人での起用法に多少なりとも不満を持っている。清原ほどの選手が、故障がちとはいえポジション争いを強いられている。（これはペタジーニも同じだ。）一部報道によると移籍の可能性もあったと伝えられる。「巨人でやるのが一番やけど、出るときは堂々と胸を張って出たる。球団が引き留めるような　成績を残して（引き留めを）振り切って出たる」（東スポより）。仮にこの話が現実になったとしたら、今の巨人ファンの人たちには清原を快く送り出してあげてもらいたいと思う。それが本当に清原のためになるならば…。【安田記念】　◎ローエングリン

  Jun 6, 2004

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• 危険球。

  ５回裏、工藤が古田の頭部近くにストレートを投げ込んだ。古田が一瞬驚いてよけるようなコースだった。その直後の６回表、今度はベバリンが二岡のヘルメットにぶつける死球。これが危険球とみなされてベバリンは退場となり、警告試合となった。その日のベバリンの調子が良かったことと、ヤクルトがリードしていたことから解説の大矢は「報復とは思えない」とフォローしていた。ただしこれは大矢らしい「テレビ的な」フォローだと思うし故意かどうかの真実は投げたベバリン以外の誰にも分かりはしない。しかしあのタイミングで起これば見ている側は報復と受け取って当然であり、そう受け取られても仕方がない（だから退場になった）。たとえ本人が本心からぶつけるつもりはなかったとしても、ぶつけた「結果」を重視する。報復行為そのものは悪いとは思わない。やられる側にも責任があるからである。ただし、昨日のベバリンのケースは違う。工藤のビーンボールは「駆け引きの範囲のボール」だからである。何よりの証拠に、工藤は古田にぶつけてはいない。ところがこれに過剰反応したベバリンは二岡を「狙った」。これは決して報復ではなく、言い換えれば暴力である。個人的な感情で暴力を働くのに、野球を利用したのである。スポーツマンシップに反した行為とはまさにこのこと。たとえ外国人選手であろうと、こういう選手にこそ重い罰を与えるべきだ。…逆に本心からぶつける気がなかったとして、じゃあベバリンは自分に工藤と同じほどのコントロールがあると考えていたのだろうか。だとするとそれは途方もない錯覚であり、野球を知らないか、工藤を誤解しているか、野球をナメているかのどれかに間違いない。

  Jun 5, 2004

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• 失態。

  夕方の６時から９時２０分くらいまでの間、ちょ～ど野球をやってる時間帯にウッカリ眠ってしまった(T T)よりによって中日戦で寝てしまうとは…。起きてラジオをつけてみたらヒーローインタビューで清原がしゃべっていて、あーまた巨人勝ったのか、また清原が打ったのかと分かった。仕方ないので普段はあまり見ることのない深夜のスポーツニュースで映像を確認。勢いあまって「北野タレント名鑑」を楽しむ。大城美和ばんざーい。…ああ、原辰徳の解説聞きたかったのになぁ。とりあえず今回の巨人－中日３連戦は巨人の３連勝で終わった。成金の勝利。しかしこのカードはまだまだ対戦が残っているし、巨人はちょうど勢いに乗っているタイミングだった。巨人に待ったをかけてセ・リーグを面白くできるのは、私は中日だけだと思っている。私は巨人ファンだから巨人に負けろとは言わないが、野球は金で支配できないというドラマがもし存在するとしてそれを現実に目の当たりにできたら嬉しいと思うのも偽らざる本音である。その主人公は中日以外には演じられない。巨人の強さを再認識した落合竜が、今後どのような戦い方を仕掛けてくるかに注目したい。…２０００本安打なんてどこだっていいじゃないか。使うことの方がはるかに大事だと思う。そんなことより、達成後は巨人ファンの応援熱が急に冷めちゃうってことはないだろうな。笑

  Jun 4, 2004

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• 言われる前に

  ７回裏に仁志が勝ち越しタイムリーを打って巨人が逆転した後、中日落合監督はそこまで引っ張ってきたエース川上を交代した。このとき、解説者原辰徳の言葉がふと頭に浮かんだ。「打たれて代えるのは愚策である」。おそらく試合を観戦していれば、原は昨日も同じことを思ったのではないだろうか。１ヶ月以上前に中日戦をやったとき、彼はこの言葉を呪文のように繰り返していた。「打たれて代えるのは愚策」。どこの誰が言い出したのかも分からず一種のセオリーにすぎないこの言葉を、彼が盲目的に信じて疑わない根拠は一体何か。この言葉がなぜ正しいかという原自身の見解はまったく聞かれない。落合監督は投手を代えるとき、必ずマウンドまで足を運び何かしらのねぎらいの言葉をかけるという。昨日のケースも、あそこまで投げさせてもらった上での交代なら川上自身も十分に納得できたのではないだろうか。投手を大事にし、そのプライドを尊重するのが落合の采配なのだ。その方が、長い目で見れば投手にとってもプラスになると考えるから…。「オレ流」とは個性を、個人を大切にする考え方なのである。そのような落合の気遣いに触れることなく、ただうわべだけを見て一プロ野球チームの監督の采配を頭ごなしに「愚策」と決め付ける無神経が本当に許されていいのだろうか。監督の采配が遠まわしに（直接に？）「愚策」呼ばわりされているのだ。これは少なくとも解説者の仕事ではないと思う。

  Jun 3, 2004

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• 昨日の続き。

  今日も東スポを買ったら、また中村ノリの記事が載っていた。飯塚球審に暴言を吐いて退場になった件で球団から注意を受けたとのこと。曰く藤瀬管理部長「球界を代表する選手が退場になるような暴言を口にしてはいけない！」梨田監督「退場はいけない。ファンはプレーを見に来ているのだから」。球団幹部「チームの顔なんだからもっと考えてもらいたい」。　　　　「中村を特別扱いはしない」。…これらはすべてがまったくの正論であるが、肝心の「なぜ中村ノリが暴言を吐くことになったのか」という点については、球団はまったく無視であるらしい。中村ノリが怒ったのはジャッジに不満があったからである。その不満の根底にあるのは、審判がいつまでたってもジャッジがうまくならないこと、またうまくなろうと努力する姿勢すら見せないことに対するいらだちであろうと推測される。そしてこれは中村ノリが正しいと思う。中村の態度が悪いことと日本の審判がヘタクソなこととは何の関係もない。巨人ファンに詳しい事情は分からないが中村が天狗になったのは近鉄球団の過剰な特別待遇も一因と考えられるし、ほかでもない球団がその事実から目を背けて反省することもなく逆に今度は審判を持ち出して彼を押さえつける方向に動くのは筋違いもはなはだしい。記事がすべて事実であるなら中村ノリは退場させられた上に説教をくらって罰金まで払わされている。さんざん顔に泥を塗られた挙句、何も得ていないのである。中村自身はどんな心境なのだろうか。近鉄が真剣に中村紀洋を球団の顔であり、宝であると大事に思っているならこんな扱いではいけないと思う。

  Jun 2, 2004

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• 審判。

  ６月１日付東京スポーツより抜粋。「ノリ　『仏』から武闘派転向や」　中村ノリ「誰が見てもボールでしょ｣　飯塚球審「ナニ、コラ」　中村ノリ「コラとは何や｡ヘタクソ！」…この会話が本当にこの通り行われたと仮定して話を進める。試合中の審判の人には、何が起ころうと常に紳士であってほしいと思う。見た目の怖い中村紀洋にクレームをつけられて「ここでヒルんではいかん」と頑張って強がってみたのであろうことは想像に難くないが、「ナニ、コラ」という返事の仕方はあまりに傲慢である。しかも主審。それにこれではかえってジャッジに自信がないのかと邪推されるし、されても仕方がない。イザという肝心なときほど堂々としたジャッジを下せないのが日本の審判なのだから、こういった細かい判定が元で退場騒ぎにまで発展することが多いのも無理はないことと言える。「審判の判定に従え！」と審判が言うことがあってもたまにはいいが、しかしそれは立派なジャッジで堂々と試合を切り盛りできる審判だからこそ許されるのであって、誤審を怖れるだけの事なかれ主義審判が言えば「ふざけるな」と反論されて当たり前である。「これからもチンタラ判定したらいきまっせ」。ガラは悪いがノリが正しい。

  Jun 1, 2004

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• 派手な試合の裏で

  先頭打者ホームランを含む、仁志２本。嬉しい♪ヒーローインタビューで仁志自身も言っていたけど｢ペナントレースはまだまだ先が長い｣からこれから不調で、打てない時期もきっとあると思う。でも、それもこんな日のための我慢なんだと思って応援し続けるのだ。まるごと信用して期待をかけていれば、必ず打ってくれる選手なのである。清原のホームランもすごかった。横浜にとっては相手が悪かったとしか言いようがないが、今の横浜は本当にいい選手がたくさん揃っているし、チームの士気も高い。このような若いチームが巨人のメンバーを見ることによって少しでもそのモチベーションが下がってしまうことがあるとすればそれは絶対にもったいないし、あってはならないこととさえ思う。お互い全力で戦った結果の勝敗にこそ価値があるのだ。球団経営の指針みたいなものがあればいいのだろうか。…さて同じ日、ナゴヤドームでは稀にしか見られないであろう渋い試合が行われていたらしい。１－０と中日が阪神にサヨナラ勝ち。何が珍しいかって、中日は１安打しか打ってない。しかもそのヒットは得点には関係なく、決勝点は　四球→エラー→サヨナラ犠飛ということで、これはまた東京ドームの試合とは違った意味で野球の醍醐味を味わえたに違いない。下柳とウィリアムスには気の毒というほかない。野球を知り尽くした指揮官の率いる中日ドラゴンズ対金の力で（見せかけの？）強さを手に入れた巨人。どんなゲームが見られるのか、心から楽しみである。

  May 31, 2004

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• 今季初

  今シーズン初めて、試合が見れなかった(T T)バイト先の社員さんの送別会で、夜遅くまで飲んでました。次の日まで頭が痛くなるほど飲んだのは久しぶりだ。だからダービー外れたんだなきっと。（言い訳。）というわけで今日は試合のネタがないため、サンスポの記事から気になったことを挙げてみます。『ダンカン　虎の通信簿』より。　誰かが悪者になって尋ねなければいけないのなら、あえて俺が　好きな阪神のためにその役を買って出よう。　３－２と追い上げた八回裏、なお無死二塁の場面からの采配に対し、　岡田監督に３つの質問をしたいのだ。　　（中略）　阪神ベンチは遅い五月病でボ～ッとしていたのではないだろうか！？…監督の采配を批判するプロ野球ファンは非常に多い。ダンカンの連載も、阪神が負けたときはしょっちゅうこんな内容になってる印象がある。じゃあアンタが言う通りにしてれば阪神は勝てたのか。と言えば、これは何の保証もなく、机上の空論でしかない。やってることが「悪者」であるという自覚がある分まだ救いがあるが、ではなぜそこまで分かってて「あえて」やる必要があるのか。悪いと分かっててあえて悪いことをする理由は一体何か。岡田監督には岡田監督の考えがあって采配をしているはずである。中に失敗があるのは当然だ。完璧な人間などいないのだから。重要なのは、岡田監督がなぜその采配をしたのか、その考え方を理解してあげることではないだろうか。疑問を感じたダンカン自身が自分の頭でその理由を考え岡田監督が野球に対してどういう姿勢で取り組んでいるのかを分かろうとすることだと思う。そうすれば軽率で安っぽい非難などやたらに起こらないはずである。江夏の球を受けたことがあるのはすごく羨ましいけど、ダンカンは「野球が好き」なんじゃなくて「阪神が好きなだけ」というクチのファンだな、きっと。

  May 30, 2004

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• 辰徳語録vol.５

  ８回裏、巨人が逆転してなおもチャンスで打席にローズ。３球目の低目のボールを強引に引っ張ってタイムリー２塁打を放った。そのときの解説２人のコメント。江川「球が低いんですよね…」原「いや、勢いでしょう」。この２通りの解説はどちらも正しい。江川のはローズがローボールヒッターであるという認識からくる理論的な解釈である。また、このときの巨人打線には勢いがついており、その流れに乗った結果のタイムリーであったという原の解釈にも納得がいく。問題なのは、原が江川のコメントを否定していることである。意識無意識に関わらず「いや、」と言った後に自分の考えを述べている。すなわち表面上は｢低めにいったことじゃなくて、勢いが生んだヒットですよ｣と限定してしまっているのだ。見方の角度が違うとはいえ、江川の解釈も正しいはずである。何の権限があって原は江川の意見を否定したのであろうか。もし本当に低めに投げられたことを問題視していないなら、原は多様な物の見方ができない野球解説者ということになる。原辰徳がそんな偏屈な人間であること自体は別に構わないが、巨人ファンのひとりとして私はそんな人物に二度と巨人の監督をやってもらいたくない。もちろん、原自身が進歩することを拒まなくなるなら話は別だが。…ちなみに、原が言ったその｢勢い｣を生んだのは仁志である。仁志がタイムリーを打った後、清水は初球（一ゴロ）、ローズは３球目（タイムリー２塁打）、高橋初球（タイムリー）、清原も初球から打ちにいった（空振り）。放送はこの事実に触れなかったが、巨人打線のこの積極性を呼び込んだのが他ならぬ仁志のタイムリーだったのである。これこそが堀内監督が｢１番・仁志｣にこだわってきた理由であり、仁志敏久というプレイヤーの数字では表せない｢価値｣なのだ。【日本ダービー】　◎コスモバルク　○ハイアーゲーム

  May 29, 2004

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• クリーンアップの打順

  昨日のお立ち台に立った桑田と小久保は血液型が同じ。ＡＢ型のコンビだった。（ただそれだけ）巨人のクリーンアップの打順について、掛布が言っていたこと。今のところ、３番ローズには結果が出ているが４番高橋には結果が出ていない。自分がバースの後ろを打っていたのでよく分かることだが強打者の後ろを打っていると、球場がその打者の雰囲気のまま自分の打席を迎えることが多くなる。ところが高橋は仕掛けの早いバッターなので、雰囲気が前の打者のまま自分の打席を終えてしまうことも多い。それが不調の波からなかなか抜け出せない一因なのではないか。だから、どうしても高橋の４番にこだわるのであればローズを５番に置いてはどうか。という提案だった。いちおう理にかなってはいるけど、そこまでするほどかなぁ。むしろこだわるべきはローズの３番じゃないかとさえ思う。相手チームはローズが３番にいた方が嫌がると思うから…。それなら４番と５番を入れ替えれば済む話だと思うし日替わり４番を嫌がるようなレベルの打線じゃないだろうに。どちらもダメなら現状維持がベストというところか。どうしても生え抜きの４番と高橋への配慮を同時にこだわるのであれば、二岡を４番に置くことは決して奇策ではないと個人的には思う。（生え抜き４番にこだわる意味は分からないけど）高橋をどうしても５番に置いてほしい。笑

  May 28, 2004

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• 辰徳語録vol.４

  ３－１と広島リードの８回裏、ノーアウト１、３塁で二岡の打席。この場面でのベンチの作戦として、解説の江川は「送りバントでもよい」とコメントした。これに対し、原は「１点差ならバントでもよい。２点差ならバントはない」との考えを述べた。江川の意見は筋が通っている。単純に２点差だから、走者を得点圏に２人置いてクリーンアップの得点を待とうというものだ。打者が誰かは関係なく、「とりあえず同点」という考え方である。対して原の意見はその理由までは説明されなかったが、想像すると簡単に言えば「二岡なら打たせたほうがベター」ということだと思う。堅実さと確率を重視する江川の野球観と、打席にいるのが「二岡である」ことを重視する、言ってみれば「魅せる」ことも頭の片隅に置かれている原の野球観という違いだろうか。どちらが正しいということはないが、結果は二岡に打たせてタイムリーになり、その後４点を取って逆転劇につながった。この場面に限って結果だけを見れば原の意見が正しかったのだが、できればきちんと原の口から「二岡に打たせる理由」を聞きたかった。それを言葉で説明することが本当の「解説の仕事」だからである。原の解説はほぼ例外なくこの「理由の説明」が行われない。・２点ビハインドで迎えた８回裏の攻撃前。「なんとかしなきゃならないですねえ」・巨人の中継ぎ陣が結果を出せるようになるための解決策について「個人個人が力を高めて相手を牛耳ることですね」…これのどこが解説なのか。きちんと「仕事」をしている江川の隣でよくその正体がバレないものだと毎回感心する。原辰徳のような人気者が野球の魅力をきちんと理解し、自身の言葉でファンに対して分かり易く語れるようになるとすればそれこそプロ野球界に対する絶大な貢献になると思うのだが。

  May 27, 2004

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• 内海初登板。

  ルーキー内海哲也投手が初登板した。３失点でゲーム壊しちゃったけど、どのみち昨日の黒田から１イニングで５点差をひっくり返すのは無理だっただろうからそれ自体は気にしなくてよいと思う。「自信のあるボール」であるはずのカーブはほとんどスッポ抜けで、ストレートも投げるほど高目に浮いていた。しかしストレートもカーブも、球そのものはプロで十分通用するレベルにあると感じた。ピッチングフォームもきれいだった。表情にこそ出さなかったがそうとう緊張していたに違いない。間違いなくあんなピッチャーではないはずである。とりあえずは精神面。ていうか、ただ「慣れ」の問題。しかしそれも、昨日の最初の相手打者と最後の相手打者とでストレートの球速が３、４キロほど上がってたので時間の問題だと思う。今日先発してないかな。笑ふと、去年巨人戦で初登板したヤクルトの高井雄平投手を思い出した。投手としての器の大きさでは比較にならないけど…。高井のストレートは、古田が２球ほどファンブルして捕球し損なったほど速かった。常時あの力が出せるようになってほしいなぁ。内海には、昔いた中日の今中みたいな投手を目標にしてやってほしい。と、個人的な願い。

  May 26, 2004

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• ライバル（？）

  なんか中日戦から遠ざかってるなぁーと思ってちょっと調べてみたら、最新の中日戦は４月１４日の東京ドームだからもう１ヶ月以上も空いている。じゃあ、そろそろ今週かと思うとそうでもなくて、今日からの広島３連戦（宮崎）の次は横浜３連戦（東京ドーム）。落合が見たいよぉ。（次の中日戦は６月１日から東京ドーム。）…何気なく昨日までの順位表を見ると、いつのまにか中日が２位の位置にいる。まあ６チーム全部が３ゲーム差以内に入るダンゴだから現段階での順位そのものにたいした意味はないんだけど（ちなみにパ・リーグは１週間分ゲーム数が多いとはいえ、首位西武と２位ダイエーの差が２．５）、ちょっと前に中日がいっとき最下位になった時のスポーツ新聞の一面の大見出しは忘れない。『オレ竜最下位』。しかも東京中日スポーツ。なんだそりゃ。悪い時ばかり大騒ぎして、実は勝ってほしくないのか。それに、負け試合で落合監督が「今日の収穫は井端のゲッツーかな。君たちには分からなくて結構」と言ったときにやっぱり「謎のコメント」と書き立てて騒いでいた。次の日井端が打ったからいいようなものの、打てなかったらどんな記事にするつもりだったのだろうか。自分が分からないからって「謎のコメント」とか言って適当にごまかして、本気で知りたいと思ったら少しは自分の頭で考えればいいじゃないか。新聞記者もさぞかし忙しいんだろうけど、だからといってそれで野球番記者が野球について学ばなくていいという理由にはならない。野球を知らない人間が記事を書いて、読み手に野球の魅力が伝わるわけがない。落合が嫌いなのは嫌いなやつの勝手だ。しかもこれでもし中日が優勝でもしようものなら手のひら返して祭り上げるんだろうなと思うと、その浅はかさに今から腹が立つのである。

  May 25, 2004

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• また

  負けてしまったけど、なかなかないゲームだった。テレビ中継は途中で終わってしまったのでそのあとはラジオだったけど。２－１とリードされて迎えた９回表、二死１塁。打者小久保のカウントはツースリー。直前に打ったファールもあんまりタイミング合ってないように見えたから、ほぼ間違いなくこのまま終わるだろうと思った。ところが、逆転２ラン。あーまたアンチ巨人がうるさそうな展開だなと思いつつも、試合を引っくり返したこと自体に巨人ファンの心は踊る。裏は河原を投入して逃げ切りだーと思ったらシコースキーそのまま登板。今岡に同点打を打たれる。でも同点で踏ん張ったところは評価する。とりあえずそのまま負けてしまわなかったところは偉い。そして延長に入ってすぐ元木が勝ち越しホームラン。第２号って開幕戦以来じゃん。よっしゃ、今度こそ勝った。そして、満を持しての河原投入｡でもでも…アレアレ…まるで筋書きがあるかのような展開。別にシコースキーも河原も責めようとは思わない。これが野球だから…ペナントレース全体を見たって、このダンゴ状態ができるだけ長く続いたほうが面白い。ただ、あれじゃ小久保と元木がかわいそうだよ。

  May 24, 2004

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• 負けたけど

  今年の阪神－巨人戦は面白いゲームが多いなぁ。まあ、巨人というチームは金をかけて強くしている以上負けたらバカにされがちだし、勝ってもそれが当たり前と思われる。当たり前の勝利など存在しないことは、長年野球見てる人なら分かるはずなんですけどねぇ。ともかくそういう意味で、昨今の巨人ファンは肩身が狭い。勝っても負けても満足が得られないなら、普通の人は当然球場へ行く足も遠くなりますわな。だから甲子園は「９割が阪神ファン」（星野監督）という状態なのだろう。でも巨人ファンが１割いるのはとても嬉しい。本当は「勝っても負けてもつまらない」という時点で勝ち負けにしか興味がないと暴露してしまってるので巨人ファンには「野球の内容を見たい」という大義名分で球場に見に行ってほしいんだけど、関西地方じゃなかなかそこまでの巨人ファンがいないのも仕方ない。だからその「１割」の人々はすごい。とりあえず、阪神ファンの人たちにはできるだけ今の勢いを続けてもらいたいです。野球人気のためにも。それでこそ、巨人ファンとしても阪神に勝ったときは嬉しいというもの。【オークス】　◎ダンスインザムード　○アズマサンダース　▲ヤマニンシュクル　△ギミーシェルター

  May 23, 2004

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• ４０歳。

  関係ないけど昨日のフジテレビの野球中継で実況を務めていたアナウンサーが好きである。馬場鉄志。競馬の実況がうまい。この人もかなりの競馬好きのように思えるけど、野球も好きなのかなぁ？昨日はちょっと声が変だったように感じたけど。（カゼかな？）個人的にはもっと野球中継にも出てきてほしい。いやはや、工藤のピッチングは見てるだけで楽しい。昨日は７点差ついたところで九回は交代かな、と思ったけど続投。堀内監督は先発投手をかなり引っ張って使ってるけど、もしかしたらこのことがいい方に出てるのではないか。「そろそろかな」ってとこでも投げさせて、頑張らせることによって野手の心理にも責任感を生じさせる。「ピッチャーがあれだけ頑張ってるんだから」みたいな。これによって、新顔の多い野手と投手の間に信頼関係が芽生えてきているように思える。そんで、本格的な夏を迎えたら小刻みな投手リレーで先発のスタミナを温存。それまでに中継ぎの役割分担を明確にしておく時間は十分にある。これが軌道に乗ったら堀内監督の功績。（乗らなくても評価するべきところだけど）原監督じゃ逆さに振っても出てこない発想だな、きっと。桑田とか上原は嫌がりそうだけど、今の巨人にはこういうやり方がいちばん合ってると思う。それにしても工藤はすごいな。ランディ・ジョンソンもすごいけど、日本には工藤がいる。それだけでも幸せである。

  May 22, 2004

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• 視聴率低迷。

  巨人戦の客の入りが悪かったりテレビ視聴率が低迷しているのは巨人がいい選手を独り占めしていることによるファン離れが原因だと思うが、視聴率アップのための「日本テレビの対策」というものが「日本テレビ関係者」の話として今日発売の東スポに載っている。その「関係者」という人によると、・清原のスタメンを強く要望する・ヒーローインタビューは日本テレビの意向が最優先・「堀内監督の怒った顔を映すな」という苦情の電話やメールがあるので、　ベンチの堀内監督を映さないことを検討するこれじゃ誰のための野球なんだか分かりゃしない。何が情けないかって、視聴率低迷とただ騒ぐだけで問題の真の原因について追及しようとしないメディアの姿勢がだ。記事の内容が本当だろうと嘘だろうと、この記事が東スポに載っていることは事実である。こんな話をいくら載せたって問題は解決しない。どうせ具体的な解決策を載せる度胸も知識も野球に対する情熱もないんだったら、・清原を左で打たせることを強く要望・ヒーローインタビューのインタビュアーにはモーニング娘を起用・堀内監督に流行の最先端をいく口紅を塗ってもらうくらいの記事にしといたって、くだらなさのレベルなら同じくらいなのに。

  May 21, 2004

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• 阿部と村田

  阿部ももう入団して４年目になるんだなぁ。すっかり巨人に不可欠な要となってしまった。阿部が入団する前は村田善則が正捕手候補一番手で、村田を一人前のレギュラーに育てようと工藤の球を受けさせたりしていた。今となってはすっかり過去の話だが、悪いけど村田善則には「不動の控え一番手」という今のポジションがピッタリ合ってるように思える。村田善則はいいキャッチャーだと思う。たまにしか試合に出ない割にはいいリードをしてると思うし、バッティングも数字ほど下手ではなさそうに思う。しかし、良さが長続きしないのがネックなのである。打たないときは徹底的に打たないし、リードの誤魔化しが効くのはだいたい３連戦一巡り。村田レギュラーで一シーズン戦うなんて想像するのも恐ろしい。でも、阿部の代わりで試合に出たときはその存在がひときわ輝く。点差が開いたり、阿部がちょっと怪我したりしたときの代わりで村田以上に頼りになるキャッチャーは、今の巨人にはいない。押しは弱いけど才能はある。こんなキャッチャーが控えてるからこそ、阿部も安心して思い切ったプレーができているような気がする。こないだの、阪神戦でのブロックのような…。球界ナンバーワン捕手は経験の差でまだ谷繁だと思っているけど（個人的に）、メインとサブで合わせて考えたら阿部と村田のコンビが１２球団一だと思っている。…巨人ファンだからそう思うだけかな？笑

  May 20, 2004

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• 岡島とナベツネ

  きのう岡島が登板したとき、フジテレビのアナウンサーが「岡島といえば、渡辺オーナーの厳しい発言がありました」とあの場面に必要だったのかどうかわからないけど触れていた。その渡辺オーナーの発言。たぶんこれのことだと思うので抜粋。５月１３日付の東スポ「巨人ベンチ前に人間が降ってきた」の記事の中から。渡「岡島がブレーキだ。戦犯は岡島だよ」渡「必ず点を取られるのにどうして使うのか。統計学的に決まってんだろ。　監督に統計学から研究してもらわんと」野球を統計学で語ろうとするあたりに、渡辺オーナーがどれほど「実は野球に興味がないか」が表れている。この人にとって野球とは単なる「金儲けの手段」でしかなく、ローズや小久保やペタジーニを拾い集めるのもさらなる増収を呼び込むための「投資」なのだと考えれば納得がいく。それはそれで仕方ないし構わないけどそれに対する何より重要な「結果」が昨日の横浜－巨人の、上に行くほど無人だった内野席なのだとしたらその責任はどうやって取ってくれるのだろうか。「巨人」は私物化できても、野球までは思い通りにならないってことで｡…ちなみに同じ記事の中の、堀内監督のコメント。「人間が降ってきた。ダメだ、ああいうのは」。クールすぎてウケる。笑

  May 19, 2004

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• 個性。

  おとといの巨人－ヤクルト戦。１４－３と勝負はついていた８回裏。ツーアウト１、２塁で仁志の６打席目。この日の仁志はそれまで３打数２安打、２四球といい結果が出ていた。このときアナウンサーと、解説の篠塚、水野の３人でこの打席の仁志がどんなバッティングをするかという話になった。もう大量点差がついてるのだから好きなように打って構わない。あるいは、今日の良かった内容をそのまま継続して、同じように慎重に選んでいった方がよい。その中で水野がポツリと言った一言。「たまに４番に帰るんですよね。　僕はそれが好きなんですけど…」…まったく同じ気持ちです。ありがとう、さすが水野雄仁(T T)頭の固い人はすぐ批判するから（←小声）、なかなか言えないよ。テレビで。結果は、この日３つめのフォアボール。ウンウンと頷いたという篠塚。「こういうふうにしてほしかった」。それが元打撃コーチの本音だろう。それはそれでよい。それが筋の通った理屈である。どうしたいかは打席に立っている仁志が決めること。どうか自由に野球を、仁志のやりたいようにやってもらいたい。こっちは何より、それが見たいのだから。

  May 18, 2004

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• 暑い。

  イライラする。汗をかくのが嫌いなので、今日みたいな湿度が高くて無風の日はもうダメである。サンスポを買うためだけにコンビニに寄り、５３０円を用意してさっさと買って帰ろうとレジを向いたらガキ連れのオバハンに素早く入り込まれた。別に待ってればよいのだけど、ジュース２本にしては会計が長い。１人しかレジにいない店員（こっちは４０代くらいのオバハン）も財布から金が出てくるのをただ黙ってジッと眺めているだけである。会計が済んでもそこをどかないオバハンの後ろからサンスポを提示して５３０円を手渡す。開けておけばよいレジをわざわざ一度閉めて「新聞」→「１３０円」→５３０円手打ちの処理を施し客を不必要に待たせる上に新聞ひとつでレシートまで（←拒絶）渡そうとする店員。些細なことである。些細なことの積み重ねである。些細なことの積み重ねが「使えない奴ばかりだ」という感想を生む。ちょっとくらい待ってろよ。というのは待つ側が仕方なく許容してやるために思うことであり、待たせる側が思うのは待つ人間に対する甘えでしかない。そんな些細なことでいちいち怒るとは小さい人間だな。と言うこと（思うこと）が目的でわざわざ人を待たせるのであればこれは使えないと評価されても仕方がない。不要に人の邪魔をする上に相手を見下したがる人間よりは小さいだけの人間の方がまだマシである。日本は国土が狭くて人口密度が高いんだから、近い人どうしお互い気を遣い合うことはなかば強制に近い義務だ。それが日本人の良さであると思う。…こういう面倒臭いことを考えていると、ますます暑くなる。

  May 17, 2004

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• 辰徳語録vol.３

  前田がリリーフで登板したとき。「前田は原監督のときによく働いてくれましたね」という問いかけに対し、「ん～でも１点リードしている場面では…」と言葉を濁した。自分が酷使するほど頼ってきたピッチャーに対してねぎらいの言葉も、感謝の言葉もなく期待を裏切られたときのことだけを語る原辰徳。こんなコメントをされたら「お前の使い方のせいだろ」と言いたくもなる。選手も感情を持った一人の人間であるという認識が原辰徳の言葉からはまったく伝わってこない。その選手に何ができるか、原自身がどう思っているか（それも一方的な決めつけにすぎない）というただそれだけしか考えていない。自分独自の意見を持つことはとても大切なことだ。しかしそれは選手にとっても同じこと。選手の意見（個性）を無視して監督の偏った感性を頭ごなしに押しつける原の野球観はただのわがままでしかない。「でもこういう場面（４点ビハインド）ではいいピッチングをしてくれますね」とフォローしてたが、そんなのフォローになるか。前田幸長は、他人にないものを持ったプロのピッチャーだ。お前が知らないだけだ。

  May 16, 2004

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• 高橋のコメント

  ヤクルト戦、調子いいなあ。古田ひとりにやられていた去年までが嘘みたいだ。なんかヤクルトは古田任せにしてきたツケが回ってきてるようにも見えるんだけど、巨人戦しか見ないからそう見えるだけかな。さて今日は、おとといの阪神戦の中で気になったことについて｡ローズが敬遠された直後タイムリーを打った高橋。次の打席で「自分としてはいつもと変わらない気持ちで打席に入った」とのコメントが伝えられた。これを聞いたアナウンサーは「口ではそう言っていますが、気持ちの中ではそんなことはないでしょう」。解説の中畑も「その通りです。それでは４番は務まりません」とこれに同調。自分のコメントを頭ごなしに否定され、勝手に決め付けられてる高橋の心境ってどんなもんだろうか。オーバーに言えば、嘘つき呼ばわりされているのと同じだ。本当はただ中畑とこのアナウンサーの２人がそう思いたい、あるいはそう思っててほしいというだけの話じゃないのか。あのメンバーの中で高橋より４番にふさわしい選手がいるという意見もあるし、実際高橋自身もそう思ってるようなことを言う。「いつもと変わらない気持ちだった」というのは、案外本心だったんじゃないだろうか。このような報道をするマスコミの真意など知る由もないが、誰もがもっと選手自身の意思を尊重するべきだと思う。そのためにもまず、こういう細かい決めつけとか思い込みをやめてもらいたい。

  May 15, 2004

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• 仁志がブレーキだ。

  仁志に１本出ていれば…という場面が近頃けっこうあった。（昔からそうだけど）昨日も７回裏ノーアウト１塁で、追い込まれたあと併殺打に倒れた。接戦の終盤で大事な場面。解説の中畑は「送った方がいい」と盛んに言っていた。大の仁志ファンである私自身でさえ、バントという作戦でも構わないと思っていた。しかし、併殺打という最悪の結果に。なぜ送らないのかと怒った巨人ファンもいただろう。それ見ろ、やっぱり仁志は使えないとほくそえんだ解説者もいたんじゃないだろうか。いろんな意見があって良い。しかし、バントばかりが作戦じゃないよという姿勢を見せたことだけは重要なことだ。堀内監督は就任直後から仁志がキーマンであると名指ししてきた。その信念は変わらないよ、という意味での強硬だったのではないだろうか。結果は結果である。大事な場面なのは重々承知の上だ。だからこその強硬なのだ。あの場面、結果はさておき、私は満足なのである。仁志を信用して使ってくれる監督がいる。それが何より幸せである。あとは、結果だ。応援するしかできないけど…

  May 14, 2004

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• スーパーブロック！

  これぞプロのプレーだ！２－１、巨人のリードで迎えた７回の裏。ツーアウトランナー一塁に矢野。打者は井川。ここでピッチャーの木佐貫は、井川に左中間を真っ二つに割られる長打を打たれた。矢野は三塁を回ってホームへ。中堅ローズから元木をつないで返ってきたボールは、やや一塁方向へ逸れていた。間違いなくセーフのタイミング。同点か…と思った瞬間。ボールだけを見てるフリをしてすっとぼけていたキャッチャー阿部が、逸れたボールをキャッチしたと同時にスッと左足を突っ張り出してホームをブロック。矢野はホームに触れられず、タッチアウト。チェンジになってしまった。ブロックをするならああいう方法以外にはなかったと思う。それをとっさの機転をきかせて、なおかつ成功させた阿部。解説の吉村が評したように、まさに「プロのブロック」だった。結果的にもあれから巨人のペースになった。試合を決めたのはあのブロックだったと思う。阿部、最高。一方、もし私が阪神ファンだったら、そうとう矢野にブチ切れている。阪神からすれば虎の子の１点である。しかも投手井川が打った、棚ボタの１点だ。死に物狂いで奪いに行かなければならない点である。それなのに、まっすぐ普通にスライディングしてどうする。しかも矢野はキャッチャーなんだから、ブロックのことを考えないはずがないのだ。引っ掛かった矢野に野球センスが足りないと言わざるをえない。しかもその直後に勝負を決めるホームランを打ってしまう阿部。『人類最速２０号』日刊スポーツの見出しがいちばん良かったな。打ち方も芸術的で、後の清水とローズのホームランも見事だったけどそれがオマケに見えてしまうほどだった。打撃の方はしばらく不調になると思ってたんだけどなあ。あのモチベーションの高さはどこからくるんだろう…。巨人ファンは幸せだ。阿部という天才の全力のプレーを、毎日テレビで見られるのだから…。大リーグ行きたいって言う日は来るのかなぁ…。

  May 13, 2004

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• 辰徳語録vol.２

  解説者・原辰徳の揚げ足を取るコーナー。待ってました原の解説。なお、私は原が嫌いなわけではありません。念のため。１．　高校生クイズの番宣ついでに出された問題について。　「『六甲おろし』と『闘魂こめて』の作曲者は同じである。　　○か×か」　これに対する原の答えは「×」。その後の一言。　「あってはならないでしょ」。…あってはならないって何が？いったい何を根拠に、「六甲おろし」と「闘魂こめて」の作曲者が同じであってはならないと言うのか。阪神の球団歌と巨人の球団歌の作曲者が同じであることでどんな重大な不都合があるのか。原辰徳にはその具体的な例が示せるのか。そんなに厳しく言い切るほど球団歌って重要なのか？そんなになんでもかんでも全てにおいて完全に阪神と巨人は差別化されてなければいけないのか。そしたら次にお前が監督になったときは巨人をＪリーグに入れてサッカーでもやれよ。正解は「○」。作曲者は同じ。原は「よっぽど野球が好きだったんですねー」と（自分で）フォロー。一応「失礼しました」と非は認めた。しかし思慮深くものを考えることをせず、軽はずみな言動が目立つのは昔から相変わらず。何も考えず野球をやって大学でスターになり、巨人に入団し、引退試合でホームランを打ち、ＮＨＫの解説を務め、巨人の監督を経て、日テレで解説をしている。原辰徳は何も変わっていない。悪く言えばちっとも進歩がない。「あってはならないでしょ」。些細な言語表現だが、些細なことだからこそ逆に致命傷にもなりうる。人気があれば何を言っても許される、と原自身が思っていたらそれは絶対に許さん。無意識であろうとなかろうと、悪気があろうとなかろうとである。テレビでしゃべる以上は責任があるからだ。球団歌にダメ出しをする前に、原には考えるべきことが山ほどある。２．　「キャッチャーは洞察力、観察力が優れてないとできない　　ポジションですからね」…監督もね。

  May 12, 2004

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• 東スポの一面。

  「清原　巨人出る覚悟できた」まあ東スポの記事で、ありがちな話だけど。でももし清原が巨人を出たら、あの熱心な清原ファンの人たちはどうするのかなあ。移籍先球団のファンになってしまうんだろうか。笑別にどうでもいいけど。でも、仲間（巨人ファン）が減ってしまうと思ったら寂しいなあ。「清原信者」はいても「ペタジーニ信者」は出ないだろうし。あんなに闘志むき出しでやる気満々の選手を使わないなんてもったいない。ああ、ケガが多いからか…。そもそもペタジーニを取ったのがおかしいんだ、と思ったらあの時は清原に使えるメドが立たないから取ったんだっけかな？清原がＦＡで巨人に入ってきた直後は全然打てなくて、オーナーに「邪魔するな」くらいに言われてたな。レギュラーが約束されてるうちはイマイチで、ライバル（ペタジーニ）が入ってきたからやる気を出すんじゃ扱いにくいと言われても仕方がない。でも、今の清原がやる気満々なのは間違いない。ペタジーニは安定して高い数字を残す。清原は不安定で確実性はかなり劣る。より「勝つ野球」ができるのはペタジーニの方だ。でも、清原の方が見たい。

  May 11, 2004

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• 間違えました

  きのう阿部は６番って言っちゃったけど、７番じゃないか…。＿|￣|○元木の前を打ってるせいかウッカリ勘違いしてしまった。もし鵜呑みにしてしまった方がいらっしゃいましたらごめんなさい。阿部選手は７番打ってます。ちゃんと新聞見て確認しなくては。（汗）・サンケイスポーツより　１点を追う九回無死一塁、一度もバットを振らずに　見逃し三振に倒れた巨人・小久保　「どの球を打ってもゲッツーになりそうだったから…」佐々岡がそれくらいキレのいい球を投げてたってことだろうし実際その通りだったと思うけど、巨人に来るとそんなにも弱気になっちゃうものなのか。江藤にしろ。狙いが全球裏目にきましたってんならまだ我慢するけど、見逃し三振がそんな理由なのはちょっと寂しい。だったらまだバットを振ってもらって、ゲッツーになった方がマシだったとさえ思う。大砲を並べることの弊害がこういう形で出るんだとしたら、やっぱり４番集めはいけない。思い出せ、お前は小久保だろ。とでも言いたくなってしまう。

  May 10, 2004

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• ６番・阿部

  阿部の神通力にもついに陰りが…解説の中畑も言ってたけど、ボール球に手を出すようになった。まあ、ちょっと疲れてきたんだろうなぁ。長いシーズンの間に好不調の波があるのは当たり前。焦らずマイペースでやってほしいと思う。守りの要としての今の存在価値を思えば、打つほうなど別に２割６分の１０本だって構いやしない。しかし、キャッチャーの打順を６番に置くのってどうだろう。原監督のときに阿部を３番に置いて成功し、以後調子に乗ってしばらく３番で使い続けたことがあったけどあれもあくまで「応急処置」として扱うべきだったと思う。３番って初回からまわってくるし、キャッチャーは毎回防具の付け外しをしなければならない。「キャッチャーで３番」って、やってる本人がどれだけ大変か使う側が気を遣うべきである。古田や谷繁も５番を打ったりするし、もちろんチームの事情が最優先ではある。でも、阿部は今６番でもちょっときついかな…いいバッターはそれこそゴロゴロしてるわけだし。６番と７番ってやってる側はかなり気分が違うと思うので…頑張れ阿部。目指せ３０本。…昨日は試合が長引いて、楽しみにしていた仁志のヒーローインタビューが途中で切られてしまった。そんなこともあろうかと念のためラジオのニッポン放送をつけて同時に聞いてたんだけど、テレビが終わった後、それも途中で切られてしまった。どうゆうこっちゃ！！(￣□￣;)!!くそ～テレビもラジオも揃って俺の楽しみを奪いやがって。許せん。笑【ＮＨＫマイルＣ】　◎コスモサンビーム　○メイショウボーラー　▲キングカメハメハ

  May 9, 2004

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• 前田vs.工藤

  なんか昨日まではあんまり意識してなかったけど、前田対工藤ってスゴイ対戦だ。昨日の前田の３打席目でそれを思った。初球低目のストレートをファールした後の２球目、工藤はストレートを、ぶつかるスレスレのインハイに投げてきた。前田が驚いたようによけたほどのコース。でもお互い目を合わせず、平然とした表情をしていた。必要だから投げている。それが暗黙の了解であるように見えて二人にプロフェッショナルを感じた。並の対決ならインハイは１球。ところがそこは前田対工藤。３球目もほとんど同じスレスレのコース。いや、さらにボール１個分くらい厳しかったか。今度は前田は、ひっくり返った。それでも表情を変えない二人。目線も合わせない。結果だけ見ればここで勝負がついていたか、４球目はまっすぐ高目の吊り球を空振り。５球目はインコースのまっすぐをファール。６球目はインサイド寄り高めのまっすぐを、前田がやや強引に打ちにいってライトのファールフライになった。ただ最後のライトフライは、ちょっと間違っていたらホームランになっていたかもしれない。いくら工藤のコントロールがいいのが分かっているとはいえ、あれだけ攻められても向かってこれるのがやはり前田。もし、ほんの少し工藤の手元が狂っていたら…マウンドを降りていく工藤があのとき何を思っていたのか、とても興味があった。工藤が前田に投げた６球は、すべてストレート。前回の３連戦で林が前田にぶつけたとき、前田がえらい形相で林を睨みつけていたのを思い出した。超一流の対決も野球の醍醐味のひとつ。勝ち負け抜きで楽しめる対戦の、今後が楽しみだ。

  May 8, 2004

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• お気に入り。

  本当は開幕前に選手名鑑を購入してやろうと思ってたんだけど、結局それを入手したのはつい最近。１２球団で個人的に好きで注目している選手を紹介します。パ・リーグは見る機会が少ないので少なめかな？　選手名　　　　　コメント[ダイエー]松中　信彦　　全日本で注目。プロ入り直後のバットの懸念も今は昔。柴原　洋　　　アマ時代は松中以上に好きだった。もっと頑張って。[西武]西口　文也　　カッコイイっす。豊田　清　　　怖いっす。高木　大成　　頼むよ！[大阪近鉄]高村　祐　　　ボール１個１個は素晴らしいんだけどなぁ、という　　　　　　　落合のコメントが忘れられない。磯部　公一　　川口よりこっちのが好きっす。[千葉ロッテ]初芝　清　　　監督に｢まだいたのか！｣とか思われてないだろうなぁ。笑福浦　和也　　タメ年は元首位打者。[日本ハム]小笠原　道大　なんでこういう選手がもっと出てこないのか。坪井　智哉　　新庄より年俸高いんだ。そりゃそうか。[オリックス]いない…[阪神]藪　恵一　　　なんで勝てないのかなぁ？福原　忍　　　野村監督が大事そうに使ってた印象がある。今岡　誠　　　天才的な感じがよい。片岡　篤史　　日ハムに戻ってくれ。（？）桧山　進次郎　出番減っちゃったなぁ。[中日]岩瀬　仁紀　　セ・リーグ一のコントロール？谷繁　元信　　球界ナンバーワンキャッチャーだ。井端　弘和　　素晴らしい。福留　孝介　　ありゃ、全部長嶋さんが選んだ選手か？[巨人]仁志　敏久　　彼を見るために野球を見ている。工藤　公康　　これぞピッチャー。元木　大介　　もっと使って！高橋　由伸　　でも３億はもらいすぎでは…[ヤクルト]岩村　明憲　　いいねぇ。宮本　慎也　　いつの間にか打てる選手になってた。守備が最高。[広島]沢崎　俊和　　もう３０なのか…高橋　建　　　周りがもっとほめてあげたらもっと勝てる気がする。前田　智徳　　コメント不要（？）[横浜]佐伯　貴弘　　まだまだ頑張って。多村　仁　　　すぐ怪我するって聞いたけど本当ですね｡古木　克明　　応援する。

  May 7, 2004

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